terror ismとは? わかりやすく解説

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terrorism

別表記:テロリズム

「terrorism」の意味・「terrorism」とは

「terrorism」は、政治的宗教的、あるいはイデオロギー的な目的達成するために、無差別に暴力恐怖用い行為を指す言葉である。一般的には無辜人々対象とした爆弾攻撃銃撃事件などがこれに該当する。しかし、その定義は国や組織により異な場合がある。

「terrorism」の発音・読み方

「terrorism」の発音は、IPA表記では /ˈtɛrəˌrɪzəm/ となる。IPAカタカナ読みでは「テラリズム」となる。日本人発音するカタカナ英語では「テロリズム」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「terrorism」の定義を英語で解説

「terrorism」は英語で"The use of violence and threats to intimidate or coerce, especially for political purposes."と定義される。これは、「特に政治的な目的のために、暴力脅迫用いて恐怖引き起こす行為」という意味になる。

「terrorism」の類語

「terrorism」の類語としては、「extremism」、「militancy」、「insurgency」などがある。これらはいずれも、特定の目的達成するために、暴力脅迫用い行為を指す言葉である。

「terrorism」に関連する用語・表現

「terrorism」に関連する用語としては、「terrorist」、「bombing」、「hijacking」、「suicide attack」などがある。これらは全てテロ行為関連する具体的な行為その実行者を指す言葉である。

「terrorism」の例文

1. Terrorism is a threat to world peace.(テロリズム世界平和に対す脅威である。)
2. The government has taken measures to combat terrorism.(政府テロリズムと戦うための措置講じている。)
3. The act of terrorism has left the city in fear.(テロ行為により、都市恐怖包まれている。)
4. The group has been accused of terrorism.(その集団テロリズムの罪で告発されている。)
5. The international community must unite against terrorism.(国際社会テロリズムに対して結束しなければならない。)
6. Terrorism cannot be justified under any circumstances.(テロリズムいかなる状況下でも正当化できない。)
7. The rise of terrorism is a serious concern.(テロリズム増加深刻な懸念事項である。)
8. The victims of terrorism deserve justice.(テロリズム犠牲者正義を得るべきである。)
9. Terrorism disrupts the stability of society.(テロリズム社会安定を乱す。)
10. The fight against terrorism is a global effort.(テロリズムとの戦い全世界努力である。)

テロリズム【terrorism】

読み方:てろりずむ

政治的目的達成するために、暗殺暴行粛清破壊活動など直接的な暴力やその脅威訴え主義テロ


【テロリズム】(てろりずむ)

Terrorism
暴力による恫喝粛清紛争によって政治的主張通そうとする思想。およびその実践。
日本語では思想のみを指し具体的な行為計画は「暴動」「テロ行為」などと略して表記する

言葉の定義厳密に解釈するのなら、紛争当事者全てテロリストである。
ただし、一般的には以下のような条件いくつか満たしたものだけをテロリズムと呼ぶ事が多い。

ちなみに自爆テロ大量虐殺などはそれ自体ではテロリズムの特徴ではない。
テロリスト行動はしばし非理性的に見えるが、実際にマスコミが言うほど衝動的ではない。
紛争を行う根本的な動機を別とすれば実際テロリストが行作戦理性的である。
任務のために命を捨てるのも、大量人間殺害するのも、軍事的に理性的決断範疇に収まる。
テロリスト理解するのは困難だが、誰にとって理解不能なのかはよくよく吟味する必要がある

関連9.11事件 地下鉄サリン事件 ロンドン同時多発テロ よど号事件 シーシェパード 三菱重工爆破事件

テロリズムの背景

人々、特に暴力行使命じる事が可能な有力者権力者がテロリズムに傾倒する理由は主に3つある。

白色テロ

国家体制そのものが行使するテロリズム、通称白色テロ」は歴史上もっともよく見られるテロリズムである。
これは端的に言えば選挙過半数獲得できないので、投票者数を削減して過半数獲得する」という方策である。
もちろん有権者殺戮して回るのは非効率であるから対立候補擁立する集票能力持った有力者主な標的となる。
民主政治でない政体であってもクーデター反政府テロ抑止するためにしばしば白色テロ実行される

こうした白色テロ思想は、政府組織不健全である事を示す何より証拠である。これは異論余地がない
しかし現実問題として、政府組織健全に保つためには多大な人的資源教育機関、そして国民を養う財源が必要である。
それらを高いレベル維持するのは困難であり、特に紛争問題抱えた国家にとっては並大抵事業ではない。
およそどのような国家でも完全に健全な政府を持つ事はできず、結局は程度問題に過ぎないのが実情である。
民族対立貧困植民地支配などに由来する深刻な社会問題に対しては、白色テロ以外に選択余地がない場合少なくない

また、政府が健全であるか否かは、民衆有力者政府支持するかどうか、という問題とは全く関係がない。
究極的に言って政府支持されたければ国民便宜を図るしかないからだ。
健全な国は社会保障医療福祉与え発達した産業維持する。あるいは賄賂利権誘導用いるかもしれない
そして、そのいずれも不満足な国家止むを得ず射殺絞首刑免れる権利」を条件付き配り回るようになるのである

白色テロに最も適す体制独裁であり、必然的に独裁者テロリスト代表として後世悪名を残す事が多い。
ただし、白色テロのほとんどはそうした独裁者心根邪悪さによって行われるものではない。
人権対する罪はさておき白色テロ必要だから実行され、その決断適した人物であるから独裁者になるのである

反政府テロ

これは民兵もしくは非合法戦闘員による武装集合によって行われるテロリズムである。
基本的に白色テロ対す抑止力存在意義とし、政府との交渉、または新政府樹立目的とする。
ほとんどの反政府テロ別の目標から始まるが、紛争という性格上、敵の打倒、つまり政府転覆目標せざるを得ない

こうした反政府テロ組織は、国家政府白色テロ十分に行わない事によって出現する
白色テロを必要としない恵まれた少数国家さておき反政府テロを防ぐ最も一般的な手段弾圧である。
テロリスト収容所刑務所以外の場所で長期生存する事が不可能な情勢であれば反政府テロ起きない
反政府テロ弾圧から逃れた有力者再起図り反撃に出る事が可能な情勢でのみ発生する

従って、ほとんどの反政府テロ組織紛争直後暴政によって治安悪化した国家集中する
首都近郊支持基盤集中する政府に対して地方自治体支持基盤となって反政府テロ組織結成する事例が最も多い。
こうしたテロ組織活動理念が正当かどうか個々事例によるが、国際社会基本的に反政府テロ正当性認めない
それを認めてしまったら、自国内の反政府分子弾圧する白色テロ政治的正当性失われるからだ。

逆にこうした政府テロリスト対立構造代理戦争として利用され事例も多い。
反政府テロ組織そのもの他国スパイによる支援受けていた事例さえそう珍しいものではない。

例外的に弾圧され状況からでもテロリズムを否定し非暴力的な抵抗によって国際世論訴えかける場合もある。
こうした主張他国にとってもテロリスト対す物理的心理的弾圧効果があり、支援得られる見込みはある。
とはいえそうした方法何年も、あるいは何十年もかかる迂遠な方法であり、しかも自分達の生存期し難い。
また、そもそも政府クーデターなど明白に許し難い汚点有してなければ成立しない
しかも、多く反政府テロ組織穏当な外交戦略行えるほどの人道的正当性備えていない。
いったん武装してテロリストになってしまった組織武装放棄できないし、平和主義唱える事もほぼ不可能である。
うなってしまえば、そんな組織主張など誰も聞き入れず国内外から激し攻撃晒される為、武装し続けしかない
また、反政府テロ組織はしばし国境越えて国際化する
国内弾圧受けた有力者国外逃亡を図るのは珍しい事ではなく、むしろ国内留まるより望ましい。
テロリストは必ず兵器を必要とするので、国外逃亡者は兵站資金海外から提供する事で自己正当化する
もちろん滞在先の国家反政府テロリスト弾圧するのだが、それでも主戦場付近経済活動を行うよりは安全である。

犯罪組織・利権団体・市民団体

多く反政府テロ組織短命である。
ある組織事前の準備段階当局察知され、あるいは軍や警察との圧倒的戦力差に抗し得ず壊滅する
何らかの理由勝利をつかんでも、それはより大規模な紛争引き起こし、勝ち続けなければ存続できない状況に至る。
あるいはクーデターなどで新たな政府となり、新たな白色テロ主導し新たな反政府テロ組織作る引き金となる。

だが稀にそうした結末免れ政府組織停戦し(あるいは政府組織侵食し)、奇妙な共存関係を築くものがある。
そうしたテロ組織代表例マフィア市民運動新興宗教などに見られる
それらの組織テロリストとしての実働戦力こそ弱体であるが、社会与え影響極めて多大である。

共通するのは、「政府そのもの転覆狙っていないし、狙った事もない」という点にある。
それらの組織自活可能なだけの利権確保しており、ただその利権確保拡大のみを目的とする営利集団である。
ただ、その利権一般的な良識鑑みて弾圧されても仕方ないようなものであるだけだ。
それは例え麻薬などの禁制品であったり、詐欺的暴力的な手法であったり、贈収賄であったりする。
また、こうした利権はしばし他国反政府テロ組織スパイ組織結びつく

そしてもう一つ共通の特性として、根絶するのが事実上不可能に近いという点が挙げられる
多く根絶させられるのを防ぐために広い地域少しずつ活動基盤作り多少摘発覚悟の上活動する
暴力団一つ壊滅して人員補充は容易である。宗教詐欺団体解散させても、誰かが新しい手法考え出す
政府側がこうした組織壊滅させた所で利権回収できないし、そうした利権構造破壊するのもかなり困難である。

これらの特性によって、政府犯罪集団との間に何らかの癒着関係が成立する余地がある。
テロ組織捜査実績のための生贄賄賂などを提供できるし、政府組織はそうしたテロ組織黙認する事ができる。
こうした癒着関係は組織犯罪世間明るみ出れば破綻免れ得ないため、マスコミ癒着する事も多い。
もちろん隠蔽工作にも暗黙の了解にも実行可能な限度があり、癒着関係はしばし破綻する
しかし、白色テロに対して正面から立ち向かうよりはずっと長く存続し政府組織長らく共存共栄できるのである

無論そうした組織存続する事によってそれ以外誰かが経済的人的な被害被っているのだが。


テロリズム

(terror ism から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/15 04:57 UTC 版)

テロリズム英語: terrorism)とは、政治的な目的を達成するために暴力および暴力による脅迫を用いることを言う。「テロ」と略される[1]






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