独立行政法人国立環境研究所
国立環境研究所
(National Institute for Environmental Studies から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/21 15:21 UTC 版)
| 国立研究開発法人国立環境研究所 | |
|---|---|
| |
|
| |
|
| 正式名称 | 国立研究開発法人国立環境研究所 |
| 英語名称 | National Institute for Environmental Studies |
| 略称 | 国環研、NIES |
| 所在地 | 〒305-8506 茨城県つくば市小野川16番地2 |
| 法人番号 | 6050005005208 |
| 理事長 | 木本昌秀(2021年4月1日から4年間) |
| 設立年月日 | 1990年7月 |
| 前身 | 国立公害研究所 |
| 上位組織 | 環境省 |
| 公式サイト | www |
国立研究開発法人国立環境研究所(こくりつかんきょうけんきゅうしょ、英語: National Institute for Environmental Studies)は、茨城県つくば市小野川に存在する日本の国立研究開発法人の一つで環境問題に関する公的研究機関。略称は国環研、NIES。建物設計は大谷幸夫(大谷研究室[1])。
概要
つくば市小野川16番地2に所在する、環境問題に関する公的研究機関である。建物は5つの建築群から構成されており、それぞれが固有の空間構成と形態を取っていながら、コンクリートと構造部材を統一的な造形要素とすることにより施設全体の統合感を保っている[2]。「環境」を意識した作りとなっており、施設内にアカマツを残しているほか、排水を所内の池で調整する等自然の保全に努められた施設となっている[2]。
沿革
- 1974年3月、環境庁[注 1] の研究所として発足(当時は国立公害研究所)。
- 1990年7月、直接的な公害被害への対応から地球環境問題など環境保全への対応が課題となるのに伴い、組織を全面改組するとともに国立環境研究所と改称。
- 2001年1月、省庁再編により環境省発足。4月、環境省所管の独立行政法人国立環境研究所となる[3]。
- 2015年4月、国立研究開発法人国立環境研究所に改称[3]。
- 2016年4月、福島支部を開設[4]。
- 2017年4月、琵琶湖分室を滋賀県琵琶湖環境科学研究センター内に設置[5]。
ミッション
2021年度から2025年度までの5年間の中長期計画には「重点的に取り組むべき課題への統合的な研究の推進」の項目に以下のプログラムが列挙されている[6] 。
- 気候変動・大気質研究プログラム
- 物質フロー革新研究プログラム
- 包括環境リスク研究プログラム
- 自然共生研究プログラム
- 脱炭素・持続社会研究プログラム
- 持続可能地域共創研究プログラム
- 災害環境研究プログラム
- 気候変動適応研究プログラム
この他、中長期計画期間を超えて実施する事業として以下の2つがある。
- 衛星観測に関する事業
- エコチル調査に関する事業
2024年、同研究所が関与した人工衛星いぶきによる観測から、全大気平均二酸化炭素濃度の年増加量が2011年以降の14年間で最大となる3.5 ppm/年を記録し、全大気平均濃度が421 ppmを超えたことが報告された。これは地球温暖化の進行が加速していることを示す重要な知見であった[7]。
陣容は研究職を中心とする常勤職員約270名の他、約600人の外来研究者を受け入れている。
環境情報・環境教育に関する取組
EICネットなど環境情報を公開し共有することにより、国民の環境に対する意識を高め、さらに実効ある効果を上げている。
IPCCへの協力
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)に協力しており、IPCC第4次評価報告書には79論文が採択された。また、IPCCのノーベル平和賞受賞後に当研究所出身の14人の研究員に対してIPCCから感謝状が贈られた[8]。
国立環境研究所のウェブサイトでは、科学的な知見を共有するために、IPCCの評価報告書に関する動画解説や解説ウェブサイトを公開している[9]。
組織
- 企画部[10]
- 総務部
- 環境情報部
- 気候変動適応センター
- 地球環境研究センター
- 資源循環・廃棄物研究センター
- 環境リスク・健康研究センター
- 地域環境研究センター
- 生物・生態系環境研究センター
- 社会環境システム研究センター
- 環境計測研究センター
- 福島支部
- 琵琶湖分室
歴代所長・理事長
- 所長
- 理事長
不祥事
2014年3月31日、国立環境研究所の女性研究者が筆頭著者の論文に改竄が見つかり、女性研究者の不正責任が公式認定された[11][12]。女性研究者は国立環境研究所を雇い止め(事実上の解雇)となり、大学の調査に応じなかった[11]。この事件で女性研究者の他に不正責任が公式認定された筑波大学の男性教授、女性講師は辞職後にそれぞれ停職6月相当、諭旨解雇相当の処分を受けたが、国立環境研究所は女性研究者を何も処分しなかった[12]。
脚注
注釈
- ^ 同庁は公害問題に関する社会的関心の高まりに対応し、1971年7月に設立。
出典
- ^ “建物でめぐる国立環境研究所”. 国環研 View DEEP (2025年8月25日). 2025年10月13日閲覧。
- ^ a b 知的な田園都市の生活マガジン つくばスタイル(枻出版社)
- ^ a b “研究所概要 沿革”. 国立環境研究所. 2015年4月1日閲覧。
- ^ “福島支部について-沿革|国立環境研究所 福島支部”. www.nies.go.jp. 国立環境研究所. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “琵琶湖分室 - 分室長挨拶”. www.nies.go.jp. 国立環境研究所. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “国立研究開発法人国立環境研究所中長期計画(令和3年度~令和7年度)” (PDF). 国立研究開発法人国立環境研究所. 2025年10月13日閲覧。
- ^ “地球全体の二酸化炭素濃度の年増加量が過去14年間で最大に 〜いぶき(GOSAT)による2024年の観測速報〜”. 国立環境研究所 (2025年2月6日). 2025年8月3日閲覧。
- ^ 2007年度ノーベル平和賞(IPCC)に対する国立環境研究所の貢献について
- ^ “IPCC第6次評価報告書 解説動画の紹介|2022年度|国立環境研究所”. 国立環境研究所. 2024年6月30日閲覧。
- ^ “組織紹介|国立環境研究所について”. 国立環境研究所. 国立環境研究所. 2020年4月24日閲覧。
- ^ a b 「本学元教員の研究不正に関する処分の検討結果について 」 (PDF) 筑波大学 2014年7月22日
- ^ a b 「本学生命環境系教授及び元講師論文に関する調査報告書」 (PDF) 筑波大学 2014年3月31日
関連項目
外部リンク
「National Institute for Environmental Studies」の例文・使い方・用例・文例
- 5 月15 日の午前8 時30 分から午後3 時まで、Oceanview公園で開催される、毎年恒例のWalk for Petsについてのお知らせです。
- イベントによる収益金の半分は、捨てられたペットのための保護施設であるHome for Petsに使われ、残りはさまざまな動物福祉団体に分配されます。
- 年次監査を行うために、Bradford and Partnersの会計士たちが10 月10 日の午前10 時に当社を訪ねてくる予定です。
- Bradfordの新人会計士2 名が今年の監査を担当すると連絡がありました。
- こんにちは、Bradfordさん。
- 昨日Bradfordさんが受け取られたデスクランプについてお電話を差し上げています。
- 取り違えてしまって申し訳ありませんが、あのランプは別のお客様に送られるはずのもので、誤ってBradfordさんに配送されました。
- Bradfordさんが受け取るはずだった商品は、Anne Keeganさんからの贈り物のご注文でした。
- タックマンモデルとは、チームビルディングにおける5段階、すなわち形成(Forming)、混乱(Storming)、統一(Norming)、機能(Performing)、散会(Adjourning)を示すモデルである。
- 着手する; 〔…の〕端緒を開く 〔for〕.
- 紺 《Oxford 大学およびその選手の色標》.
- 〔音楽会などへの〕優待券, 招待券 〔to, for〕.
- 等位接続詞 《and, but, or, for など; ⇔subordinate conjunction》.
- 【文法】 相関語 《either と or, the former と the latter など》.
- [for a] holiday to [in] France last year. 昨年は休暇をとってフランスへ旅行した.
- (最も奥の), foremost (真っ先の).
- 新大学, 1960 年以降に創設された大学, 板ガラス大学 《Oxford, Cambridge のような石造りの ancient universities, 19 世紀に創設された London 大学のような赤れんが造りの redbrick universities に対して言う; 建築様式がふんだんに plate glass を使ってモダンなことから》.
- コンセプション岬 《California 州にある》.
- être for this policy? この政策はどんな存在理由があるのか.
- から Oxford へ通ずる)オックスフォード街道.
- National Institute for Environmental Studiesのページへのリンク
