タックマンモデル
英語:Tuckman's stages of group development、The Forming, Storming, Norming, Performing model、Forming, Norming, Storming, Performing and Adjourning model
ブルース・タックマン(Bruce Tuckman)が提唱した、チームビルディング(組織づくり)における発展段階のモデル。集団・組織が形成されてから成果を挙げるようになるまでを4段階に、あるいは、さらに解散に至るまでの5段階に区分する。
タックマンモデルにおける組織の発展段階は次のように区分される。
formingは、組織が結成された最初の段階であり、メンバーが初めて集まり、組織の在り方や目標などを模索している段階である。
stormingは、組織の在り方や目標などを巡って混乱や意見の対立などが生じる段階である。ちなみに「storm」は嵐が吹き荒れるといった意味である。
normingは、チームとしての見解が共有されて関係性が安定する段階である。役割分担や協調が生まれ、行動様式の規範(norm)が確立する。
performingは、チームが成熟して十分に機能し、成果を挙げることができる段階である。
adjourningは、目標達成を経てチームを解散する段階である。これはタックマンが提唱したタックマンモデル自体には含まれていなかった段階であるが、今日では解散までの5段階を一セットとして参照されることが多い。
タックマンモデル
・B.W. Tuckman
・「タックマンモデル」とは、チームビルディング(組織進化)モデルの5段階を指す。心理学者のタックマンが唱えたモデルである。
・チームは形成されただけで機能し始めることはない。チームを形成していくプロセスには5段階あり、チームは形成後、混乱を経て、期待通り機能するようになる。
・意見の対立を避けて各メンバーが自由に意見を発している状態であれば、チームは統一されず、機能しない。チーム作りに重要なことは、混乱期を避けずに如何に早く通過し、統一していくかである。
①Forming 形成:メンバーはお互いのことを知らない。また共通の目的等も分からず模索している状態。
②Storming 混乱:目的、各自の役割と責任等について意見を発するようになり対立が生まれる。
③Norming 統一:行動規範が確立。他人の考え方を受容し、目的、役割期待等が一致しチーム内の関係性が安定する。
④Performing;機能:チームに結束力と一体感が生まれ、チームの力が目標達成に向けられる。
⑤Adjourning 散会:時間的な制約、事態の急変、目的の達成等の理由によりメンバー間の相互関係を終結させる。
・原典のタックマンモデルでは、チーム形成の段階を4段階としているが、現在では「⑤Adjourning 散会」を加え、5段階とされている。
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