2作両方に登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:25 UTC 版)
「メダロット (アニメ)」の記事における「2作両方に登場」の解説
天領イッキ(てんりょう イッキ) 声 - 山崎みちる 本作の主人公。チョンマゲに似た髪型が特徴の少年で小学3年生。お調子者な熱血漢であり、ロボトルとたこ焼きをこよなく愛する(本人曰く、たこ焼きは「地球」)。学校の成績は最悪だが(ただし、『魂』にて一度カンニングを画策したもののギンカイの改心に心打たれ、その後、真面目にテストを受けた際には80点を取っているため基礎学習能力はそれなりにある)、ロボトルになるとメダロットの特性を活かして、優れた作戦を思いつく。 メダロット好きだが、「自分のお小遣いで買うように」と両親に命じられた為、メダロットを手に入れられずにいたが、レトルトが落としたカブトメダルを拾い、レトルトの正体であるヒカルが勧めた旧式のメダロット・メタビーを購入。以降、メタビーとの凸凹コンビで様々なロボトルに挑んでいく。その甲斐あって、1年足らずで全国ロボトルランキング3位になる。 結構なアイドル好きという一面もあり、写真集は見る用・保存用・使う用と大人買いをしていた。 メタビー 声 - 竹内順子 KBT型「メタルビートル」のパーツを装備した、イッキの愛機。数々の修羅場をイッキと一緒に乗り越えてきた。我の強い性格で喧嘩も絶えないが、徐々に絆を深めていく。 メダルはイッキが河原に落ちているのを見つけたもので(その前日、逃げていた謎の男からメダルを奪ったロボロボ団からさらに奪った快盗レトルトが誤って落としてしまったものである)、メダフォースを発動することのできる数少ないレアメダルだった。 『メダロット』最終回では巨大メダロット「ジャイアントメタビー」に乗り込みジャイアントプリミティーベビーとの死闘を繰り広げた。 『魂』ではKBT型「サイカチス」のパーツを装備し、変形能力(レクリスモード / クラフティモード)を得た。 甘酒アリカ(あまさか アリカ) 声 - 仙台エリ イッキの幼なじみの強気な少女。ジャーナリストになるのが夢で学校では新聞部(部員は彼女一人だけ)。イッキの良き理解者であると同時に彼をひきずりまわす悪友的な面を持つ。ピアノを習っている。 『魂』でも継続して登場し、こちらでも彼女主役のエピソードがある。また、前作と比べるとイッキに好意的な描写が目立つ。 ブラス 声 - 鈴木真仁 アリカの愛機。常にアリカと一緒に行動している。アリカが現場で報道する時はカメラマン役をやったりもする。正式名称は「セーラーマルチ」。なお、アニメ化に伴いセーラーマルチはデザインが大幅に変更されているため、ゲーム版よりも可憐なイメージとなっている。 『魂』では語尾に「かも」とつけて話す。 キクヒメ 声 - 鈴木真仁 悪ガキグループ・スクリューズのリーダー。愛機はペッパーキャット。イワノイ・カガミヤマたちからは「おやびん」と呼ばれている。ランキングは87位で100位以内をキープする凄腕メダロッター。ランキング上昇のためイワノイを無理矢理連戦させてボコボコにしたことも(ランキング不正防止の為、同じ相手と戦ってもポイントは入らずに無効となった)。よく小悪党的な行動も取るが、根っこのところでは義理人情に厚い姉御肌。勝気ですぐに手が出る乱暴者だが美形には弱い。実はちょっといい所のお嬢様で、バレエを習っていたり、母親(声のみ登場)のことを「ママ」と呼んでいたりする。イッキや他のメンバー共々勉強の成績は悪い。主人公のライバルポジションの一人だが、彼女主役のエピソードも存在する。 『魂』にも引き続き登場。劇中ではイッキとメタビーに何かある度に、それを口実にコクリュウに付け入り、その代わりとしてデスメダロットのパーツで愛機であるペッパーキャットを強化しようとする。また、ギンカイに気のあるそぶりを見せていた。 ペッパーキャット 声 - 石橋美佳 キクヒメの愛機。キクヒメを「おやびん」と呼んでいる。すばやい動きと電撃で多くの勝利をあげてきた。キクヒメが幼少の頃からの付き合いで絆は深い。が、一方で男用のパーツを無理矢理装着させられたり、体中にサインを書き込まれるなどの目にもあっている。 『魂』では語尾に「ニャ」と付けている。デスメダロットのパーツで強化されそうだったが、パーツの互換性から何度か失敗している。終盤ではアークビートルダッシュに特訓してもらい、量産型のユニトリスとエクサイズを相手に2対1の不利な戦いにもかかわらず、善戦して勝利を収めた。 イワノイ 声 - 山崎樹範 スクリューズの一員。口は達者だが後述のメダル相性問題や本人の指示と判断力も稚拙であるためロボトルは非常に弱く、一時期ランキング最下位だったことも(メダロッターの競技人口は300万人)。リーダーのキクヒメに2度スクリューズを追放されるが、どちらも本人の誠意が認められて結局スクリューズに戻った。キクヒメのとばっちりを受けたり、たまたまアークビートルと鉢合わせた時に落雷に遭うなど何かと運が悪い。 世界大会の時もあまり自信が無かったようで、スタジアムに爆破予告をして大会を中止させようとしていた(結局失敗に終わっている)。試合中も当初は多少足を引っ張ることもあったが、最終的には自分の役目を見つけ、ブルースドッグに命がけでスミロドナッドを守らせた。ブルースドッグはあたまパーツを損傷し戦闘不能になったものの、敵機であるテケテケマミーラ2体を道連れにしている。 愛機は番組前半ではシアンドッグ。後にブルースドッグのパーツに換装する。この機体はメダルとパーツの愛称が最悪であり(後述)、イッキから格闘型のパーツに換装するよう促されたが「オイラもシアンドッグもずっとこのスタイルで闘ってきたのだから、今更変えたくない」と頑なに拒否し、最後まで射撃系パーツで戦い続けた。また、メダロットに専用の部屋(犬小屋)を作ったり、新品のパーツを買いそろえたり、毎日綿密な整備をしていることも明かしており、メダロットへの愛情深さはちゃんと持っているようである。結果的に熟練度向上により射撃の腕も安定し、魂では十分な実力を持つメダロッターになっており、キクヒメからも成長を認められている。なお、彼もキクヒメ同様に『無印』『魂』の双方で主役級のエピソードが与えられている。 シアンドッグ→ブルースドッグ 声 - 立石弘一(無印) / 三浦淳一(魂) イワノイの愛機。シアンドッグから、後継機のブルースドッグへと換装した。射撃攻撃を得意とするこのボディに、イワノイは格闘が得意なサルメダルを装備していた(犬猿の仲、というわけである)。パーツの相性を考慮し、1度だけ格闘パーツ「デコイクラブ」を装備し、格闘戦を挑んだが結果は振るわなかった。 ロボトルで勝てないのは自分に原因があるとしてイワノイの元を去り、「ベンジー」と名乗って不良メダロッター、ロッカーズの弟子になったことがある。世界大会でもメタビーから「足引っ張んなよ」と苦言を漏らされたが、最後はスミロドナッドの危機を救うため決死の特攻をかけ、テケテケマミーラ2体を道連れにするという獅子奮迅の活躍を見せ、『魂』では頭部への一点集中攻撃でユニトリスを機能停止にするなど土壇場で高い能力を見せる。最終的にはメダルの熟練度も向上し、キクヒメからも強くなったと評価されている。 カガミヤマ 声 - 井関佳子 スクリューズの一員。一人称は「おれ」。スクリューズの3人の中では一番口数が少なく、目立たない存在だが、キクヒメから離れた時はいつも一緒にいたイワノイにも意外な能力を発揮し、存在感を示した。番組後半では出番が増え、世界大会編では2回出場している。1回目のメキシコ代表戦時では家庭の事情で欠場したキクヒメの代役を買って出場、大成功を収めた。だが実は、キクヒメのスケジュール管理をしたにも関わらず試合日が一緒なのに気づかなかったという、どこか抜けている面を見せた。2回目ではスウェーデン代表戦に出場したものの、対戦相手のチャーミング娘にメロメロになってしまっており、この時はキクヒメから本気で失望され、クビを宣告された。 『魂』にも登場し、主役級のエピソードが用意された。 キースタートル 声 - 不明(無印) / 堀田勝(魂) カガミヤマの愛機。両腕のレーザーが武器。世界大会編では動きの遅さからチームの足を引っ張り気味だったが、最後は敵の懐に飛び込んで「ギガントレーザー」で敵3体をまとめて倒すという活躍を見せた。 『魂』ではイワノイにまさかの3連敗を喫したことに責任を感じ、マスターであるカガミヤマの元を離れようとしたという主役級のエピソードがある。 天領 ジョウゾウ(てんりょう ジョウゾウ) 声 - 冨田昌則 イッキの父。メタビーからは「父上」と呼ばれる。一見冴えないサラリーマンという風貌だが、その正体はセレクト隊の隊長を務めるほどの人物であり、我が子イッキの意志をよく尊重するよき父、妻チドリを愛するよき夫である。世界大会編終盤にヘベレケ博士がスタジアムを要塞化して乗っ取った際には戦闘機に乗って出撃した(この際、スタジアム要塞を見て、弱気になり撤退を提案する部下を叱咤激励する隊長らしい姿を見せた)が、対空ビーム砲に撃墜され、死亡したかに見えたが顔に絆創膏を張った姿で最終回に登場した。『魂』で登場した際にはセレクト隊が登場しないこともあって、普通のサラリーマンになっていると思われる描写で登場したことがある。 ゲーム版とは全く性格が変更されていない。 天領 チドリ(てんりょう チドリ) 声 - 鈴木真仁 イッキの母。メタビーからは「母上」と呼ばれる。ほんわかとした色白の美人で、そのマイペースとお人よしぶりは恐ろしく、見知らぬおじさんを家に寝泊りさせたり、自身を誘拐したロボロボ団全員を虜にしてしまったことも。それでも、第一に夫ジョウゾウと息子イッキ、そして「メタビーちゃん」を想い愛する、良き母にして良き妻である。 ゲーム版とは性格の違いがかなり激しいキャラクターとなっており、『3』では外見こそアニメ準拠になったが、内面は『2』の厳しい母親像を継続。『4』では外見も内面もアニメに合した天然気質なキャラクターとなる。 メダロット博士 声 - 大谷亮介 メダロット界の権威。本名は秋葉原(あきはばら)(最終回で判明)。メダルの培養理論を確立した節原教授の弟子で、メダロット社を設立してメダロットの実用化と普及を成し遂げた人物である。メダロッターとしても一流で、初登場時、スペックで大幅に劣るイワノイのシアンドッグを使ってイッキ・メタビー組に完勝した。レアメダルの秘密を知っており、レトルトを使ってメダルの保護と研究をしていた。 『メダロット』最終回のプリミティベビー戦では、極秘に建造していた巨大メダロット「ジャイアントメタビー」をメタビーとイッキに託した。また、このジャイアントメタビーにはロケットパンチが付いているが、本来KBT型メダロットの武器ではない物が付いていると子供たちが突っ込むと、「ロケットパンチは巨大ロボットの魂だ!」と力説する子供っぽさを持つ。 『魂』ではイッキたちをもてなすなど、人当たりの良い一面を見せた。なお、ファーストメダルに関しても全貌を知っており、一般販売する際にメダフォースを危険な機能と判断して使用できなくした経緯を語っているが、マイヅル博士がファーストメダルの量産を主張し、こじれた結果、彼がデスメダロット社へ走るきっかけを作ってしまった。 カリンの親戚である。 なみしまりんたろう 声 - 樋口智恵子 メタビーと同系統のKBTタイプ2020(同タイプの最新型)カンタロスが愛機。イッキたちより1学年上。「だぜ」が口癖の熱血漢で、イッキたちと比べて恐ろしく子供っぽい。またその熱血っぷりが進みすぎて暴走に変わることもしばしばで、そのことでイッキとメタビーにとんでもない濡れ衣を被せたこともある(キクヒメのペッパーキャットをはじめとするメダロット達がカンタロスの無差別攻撃を受け、メタビーとカンタロスが同系統だったためにイッキとメタビーがその被害者達に犯人と誤解され、追い回される羽目になった)。そのため、当初は無実の罪を着せられたイッキとメタビーから白い目を向けられていた。 実力はかなりのもので、日本ランキング二位のコウジとスミロドナッドを圧倒するほど。 伝説の天才メダロッター「あがたヒカル」をとても尊敬しているが、コンビニの「ヒカル兄ちゃん」がその当人だとは全く気づかなかった(そのため知らずに本人の前でヒカルを罵倒してしまったこともある)。しかし、宇宙メダロッターXの正体が「あがたヒカル」だということは一発で見抜いた。メタビーがメダフォースを発動させたのを目撃した際、イッキに強く弟子入りを申し込んだことも。番組後半ではカリンに飼い慣らされていた。 『魂』では特撮番組の主人公として数シーンだけ登場しており、22話ではテレビに出られることをイッキが羨ましがっていた。デザインに関しては元々の漫画のデザインに近付けている。 元々は外伝漫画「メダロッターりんたろう」の主人公。
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