雑草魂
雑草魂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/25 00:30 UTC 版)
雑草魂(ざっそうだましい)は、上原浩治の代名詞。単なるスローガンではなく、彼のプロとは無縁だった苦難の時期と、そこから這い上がった不屈の精神を象徴する言葉[1]。
大学時代、プロとは全く無縁の無名時代を過ごしながら、アルバイトや浪人生活を経験した上原浩治を励ました信条だ[2]。
マウンドで気迫を前面に出して投げるスタイルと、自身の境遇を重ね合わせた「雑草魂」というフレーズは多くの共感を呼び、同年の新語・流行語大賞に選出されました。松坂投手の「リベンジ」と共に受賞したことは、当時の野球界がいかに熱かったかを物語っている[3]。
1999年10月5日のヤクルトスワローズとの最終戦では、すでに中日の優勝が決まった後の試合であったため、タイトル争いが白熱となり、巨人の松井秀喜が41本、ヤクルトのロベルト・ペタジーニが42本と、本塁打王を激しく争い[4]、松井が四球で歩かされ続けた。上原も、7回裏にペタジーニの3打席目を迎えたところでベンチからの敬遠の指示に従いの四球で歩かせたが、悔しさからマウンドの土を蹴り上げ、目に涙をうかばせた。
由来
元近鉄バファローズの鈴木啓示が、プロ野球でいかに打ち込まれても立ち上がる姿勢を「草魂(そうこん)」と表現したのが始まりとさいる[5]。
上原浩治本人も、この言葉について後にこう語る。
「雑草には、エリート(花)のような華やかさはない。でも、どんなに踏まれても、コンクリートの間からでも芽を出す強さがある」
脚注
出典
- ↑ “メジャーリーグでMVP級の大活躍――上原浩治はなぜ自らを「雑草」と呼ぶのか?”. ITmedia ビジネスオンライン. 2026年2月3日閲覧。
- ↑ “上原浩治の雑草魂 | IFP Official website”. ifp-mito.com. 2026年2月3日閲覧。
- ↑ “「現代用語の基礎知識」選 T&D保険グループ 新語・流行語大賞”. 「現代用語の基礎知識」選 T&D保険グループ 新語・流行語大賞. 2026年2月3日閲覧。
- ↑ 上原浩治『闘志力。―人間「上原浩治」から何を学ぶのか』創英社/三省堂書店、2010年、99頁。ISBN 978-4-8814-2193-2。
- ↑ “【落合×鈴木啓示対談】雑草魂ではなく草魂にした理由「本当に自分の造語やねん」 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2026年2月3日閲覧。
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