スリー‐クオーター【three-quarter】
スリークォーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 04:53 UTC 版)
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スリークォーター(three-quarter) は、野球における投手の投法の一つである。直訳すると4分の3であるように、オーバースローとサイドスローの中間であり、ややサイド気味に肩口からボールを投げる投法である。
概要
オーバースローとサイドスローの中間ではあるが、投法としてはサイドスローの亜流であるという説がある[要出典]。ただし、オーバースロー気味のスリークォーターで投球を行う投手も存在し、他の投法との区別はやや曖昧である。オーバースローやサイドスローに比べて、肩や肘への負担を軽くしながら、コントロールとスピードを両立させる方法としてこの投げ方をするピッチャーがいる[要出典]。
投手として最初からスリークォーターだった者はあまりおらず、例えば肩痛をかばっているうちに腕が下がりスリークォーターになったり、また、オーバースローやサイドスローではコントロールが良くなかったが、コントロールを良くするためにボールを離す(リリース)ポイントを上げた(下げた)結果スリークォーターになったという選手が多い[要出典]。
スリークォーターではオーバースローと同様にフォークボールは投げやすい[要出典]。また、腕が斜めなのでサイドスローほどではないがスライダー、カーブ、シュートといった横に変化する球種の効果が強くなり、シンカーもオーバースローよりは投げやすい(投げやすさや掛かりやすさは個人差がある)[要出典]。
米国のバイオメカニクス研究者の定義では、投手を後ろから見た時に時計の1時から2時の間の位置からリリースされる投法(やや腕を下げたオーバーハンド)をスリークォーター・オーバーハンドと呼び、前腕を垂直に立ててサイドスローのようにリリースする投法をスリークォーター・アームと呼ぶ事で明確な区別を行っている。バイオメカニクスの定義においては、前者は純粋にオーバーハンドの変形であるのに対して、後者は横方向の回転力を利用するサイドアームの要素に、肘を用いた縦回転の要素を組み合わせた全く別のフォームとして取り扱われている[1]。
スリークォーター投手の例
以下の投手は日本プロ野球のいずれかのリーグで最優秀防御率を受賞。
脚注
- ^ ジェームス・H・ブラーツ、プレム・P・ゴギア『The Mechanics of Pitching』「ジャーナル・オブ・オーサペディック&スポーツ・フィジカル・セラピー Vol.9 No.2」1987年8月、64-66頁。
関連項目
スリークォーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 10:07 UTC 版)
「ラグビーユニオン」の記事における「スリークォーター」の解説
スリークォーターには、インサイドセンター、アウトサイドセンター、レフトウイング、ライトウイングの4つのポジションがある。これらのポジションはフライハーフのように、キックの能力、プレーを読み攻撃を指揮する能力を一般的に有している。センターの主な役割は、自分より外側の味方にスペースを提供することである。センターはよいラインを走る能力、パス能力が必要であり、タックルにより倒されないことが求められる。ウイングは一般的にバックラインの外側に位置する。ウイングの主要な機能はトライで攻撃を締め括ることである。ウイングの選手は大抵チームで最速であり、走者としても捕まりにくく、近代では大柄で強く、タックルを破ることができる選手が務める。
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「スリークォーター」の例文・使い方・用例・文例
- この写真の人、かっこいいスリークォーターレンクスの上着を着ているね。
- センタースリークォーターという,ラグビーのポジション
- ラグビーで,センタースリークォーターのポジションの人
- バックラインという,ラグビーでのスリークォーターバックの布陣
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