スリークォーターバック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 09:57 UTC 版)
「ラグビーユニオンのポジション」の記事における「スリークォーターバック」の解説
ポジションを8分割したときに 6/8 = 3/4(スリークォーター)に位置するため(かつては7列目にSE〈セブンエイス―7/8〉というポジションが存在した)、11番から14番までの4人をスリークォーター・バックス (TB) と呼ぶ。国によっては、最も前方の12番を「セカンド・ファイブエイス (second five-eigths、2段目の5/8。スタンドオフの後ろに位置する)」と分けて呼ぶ場合もある。 11・14番 ウイング・スリークォーターバック (WTB) 攻撃の際はラインの最も大外にてパスをもらい、ライン際を駆け抜けてトライを取りに行くことこそがこのポジションの役割で、チーム随一の快足と共に、巧みなステップや相手を抜き去る相手裏へのキック(ショートパント)の技術も要求される。トライゲッターとして、ラガーマンの華でもある。 守りにおいてはFBと共にバックスリーとして相手のキック処理に関わることが多く、陣地を稼ぐためのロングキックも求められる。 12・13番 センター・スリークォーターバック (CTB) 12番をインサイドCTB、13番をアウトサイドCTBと呼ぶこともある。言わば切込隊長。SO (FH)の外に位置し、SOからWTBへパスを中継したり、意表を突いて自らラインを突破したり、敵陣の空いたスペースにボールを蹴り入れたりと、攻撃の幅を広げる。攻撃時の接点になることが多いため、パススキルはもちろん自ら相手に突破を仕掛ける際のスピードに加え、当たり強さも求められる。 ディフェンス時には、SOの外を突いてくる敵に対する強いタックルも求められる。自身のそばでモールやラックが発生すれば、それに参加することもよく見られる光景である。したがって、フォワードに負けない体格の選手が増えている。 一般的にインサイドセンターはSOに近く、パススキルや突破力が求められ、アウトサイドセンターはWTBに近く、ランニングスピードが求められる。
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