広背筋とは? わかりやすく解説

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こうはい‐きん〔クワウハイ‐〕【広背筋】

読み方:こうはいきん

背中下部および腰部上腕骨とを結合している大きな筋肉。腕を後方引きつける作用をする。闊背(かっぱい)筋。


広背筋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/23 14:24 UTC 版)

広背筋
広背筋の位置。濃い赤色の所。
広背筋の位置。赤色で示す
ラテン語 musculus latissimus dorsi
英語 Latissimus dorsi muscle
グレイの解剖学 書籍中の説明(英語)
第5胸椎(Th5)~第5腰椎(L5)の棘突起、仙骨、腸骨稜、第9~12肋骨
上腕骨上部小結節稜
胸背神経(C6 - C8)
作用

上腕の内転・内旋

体幹の伸展・回旋

肩関節の伸展・内転・内旋

肩甲骨の下制(上腕骨を介して)

骨盤の挙上
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広背筋(こうはいきん)は、背部の筋肉棘腕筋のうち、下方に三角形をなす筋肉である。

第5胸椎(Th5)~第5腰椎(L5)の棘突起、仙骨、腸骨稜、第9~12肋骨を起始とし、下部から上外側方、上部から水平に外側方に向かって走り、上腕骨の上部小結節稜に付着する。

上腕骨を伸展、内転、内旋する。広背筋は肩を下制し、上方への逸脱を防ぐ。また、腋窩の後壁を形成する[1]

広背筋は、腕神経叢の枝の一つである胸背神経に支配される。胸背神経に伴う胸背動脈や肋間動脈、腰動脈の背側枝によって栄養される[1]

広背筋の筋力トレーニング

チンニング(懸垂)がもっともよく知られており効果も高いが、たいていの人間には負荷が高すぎる。その場合には、ラットプルダウンベント・オーバー・ローイング、ロープーリーなどの各種目が存在する。

画像

脚注

  1. ^ a b 秋田恵一(訳)「グレイ解剖学 原著第4版」エルゼビア・ジャパン株式会社(2019/9/13)

参考文献

関連項目

外部リンク




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