阪神タイガースの歌
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「阪神タイガースの歌」(はんしんタイガースのうた)、通称「六甲おろし」「六甲颪」[注 1](ろっこうおろし)は、日本野球機構(NPB)のセントラル・リーグに所属する阪神タイガースの球団歌である[2]。作詞・佐藤惣之助、作曲・古関裕而。
注釈
- ^ 本楽曲の通称の表記としては「六甲おろし」、「六甲颪」ともに用いられており、公刊された書籍・雑誌でも両方の表記がみられる。「六甲颪」という表記の例としては、岡田久雄『阪神電車』JTBパブリッシング、2013年、73頁。ISBN 978-4-533-09233-6 がある。JASRAC公式サイトの「作品データベース検索サービス」においては、「阪神タイガースの歌」が正題、「六甲おろしに」「六甲おろし」「六甲颪に」「六甲颪」「一万人の六甲おろし」「ROCK黄WIND」「大阪タイガースの歌」が副題として登録されている(作品コード:067-6107-1)。
- ^ 現在ホームゲーム勝利時に流れるものは変ト長調、応援団の演奏は変イ長調。
- ^ 1978年(昭和53年)に現行の「白いボールのファンタジー」制定を受けて廃止。
- ^ 1967年(昭和42年)に旋律を改訂。
- ^ 1952年(昭和27年)に野球協約で地域保護権の明文化を実施した際に、球団の保護地域が甲子園の所在する兵庫県に設定されたため「大阪タイガース」の名称が実情にそぐわなくなったことも背景にある。なお2005年(平成17年)から2007年(平成19年)の3年間は、オリックスと近鉄の合併による暫定措置として大阪府が保護地域に含まれていた。
- ^ ただし戦前から大阪近郊を拠点とする阪急や南海との区別もあり「大阪」でなく「阪神」が通称とされることが多かった。また、二軍は一軍に先立って1954年(昭和29年)の新日本リーグ発足時に「阪神ジャガーズ」へ改称し、1957年(昭和32年)より「阪神タイガース」を正式名称としている。
- ^ 秋の到来を「覇者が決まる季節」とする趣旨は1939年(昭和14年)制定のライオン軍「制覇に進む若き獅子」など他の球団歌でも見られる。
- ^ 1940年(昭和15年)の時点で日本職業野球連盟に属していた9球団は全て球団歌を制定していたが、レコードが作成されたのは阪神の他に巨人の「野球の王者」と東京セネタースの球団歌の3枚に留まり、一般流通に乗せられたのは「野球の王者」(二葉あき子「若人の丘」のB面曲扱い)のみであった。
- ^ 井上(2001), p320で中村は「一番のうたいだしから、私が勝手に命名しました」と証言している。
- ^ 日本テレビ『ズームイン!!朝!』のプロ野球いれコミ情報コーナーでも、阪神情報を伝える際のBGMに、同音源のインストゥメンタルが使用された。
- ^ 翌1993年(平成5年)に「六甲おろし」の表題でシングルカット(COSA-316)。
- ^ ただし、倉敷マスカットスタジアムなど、オーロラビジョンのない地方球場主催の場合は、歌詞つきとなる。また、ビジター球場で流される場合は、多くの場合唐渡版・歌詞つきである
- ^ 2017年までの巨人主催東京ドームでの試合のラッキー7は応援団が演奏していた。それ以外はインストゥメンタル。一方オリックスの主催の試合では甲子園などでの阪神主催試合のジェット風船時のBGMが流れる。
- ^ 以来、2003年(平成15年)発売の『阪神タイガース選手別応援歌2003』まで、日本コロムビアから発売のCDアルバム『阪神タイガース選手別応援歌』シリーズにおいて、必ず収録された('97年版までは、初出の音源。'98年版以降は、甲子園バージョンというアレンジバージョンを収録)。
- ^ 若旦那(湘南乃風)の本名で、2018年からソロ活動で使用。
- ^ 本アニメではエレブーズの他にも、横浜ベイスターズ(当時)のパロディであるスターミーズや広島東洋カープのパロディであるコイキングスの存在が明言されている。
- ^ 『エレブーズの歌』の歌い出しは「スリバチやまの 風に乗り」であり、山風に関する歌い出しであることから六甲おろしのパロディだと考えられる。
出典
- ^ a b c d 阪神タイガース 選手別応援歌 2003、日本コロムビア - 2021年4月4日閲覧。
- ^ “「六甲おろし」の作曲者 故古関裕而さんも特別表彰で野球殿堂入り 阪神球団「共に歩む」”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2023年1月13日) 2023年1月13日閲覧。
- ^ a b c 上杉純也. “中日の“お前”騒動で話題の応援歌。各球団ヒット応援歌の意外なトリビア”. 日刊SPA! (扶桑社) 2022年2月27日閲覧。
- ^ 佐藤(1986), p84
- ^ “【プロ野球】応援歌の元祖は中日だった?”. mimi-yori (アンサンヒーロー). (2020年4月2日) 2022年2月27日閲覧。
- ^ “巨人・闘魂こめて! 阪神・六甲おろし! 共に古関裕而の『名曲』”. 福島民友. (2020年6月22日) 2022年2月27日閲覧。
- ^ “古関裕而氏とプロ野球応援歌”. 福島市古関裕而記念館. 2022年2月27日閲覧。
- ^ 梅津有希子 (2020年6月23日). “『栄冠は君に輝く』『六甲おろし』も。スポーツ音楽王・古関裕而、傑作十選。”. Number Web (文藝春秋) 2022年6月27日閲覧。
- ^ a b “【古関裕而生誕110年】王貞治氏、中畑清氏に聞く 元気もらった応援歌”. 福島民友. (2019年8月12日) 2022年2月27日閲覧。
- ^ あなたが選んだ古関メロディーベスト30
- ^ a b c “巨人と阪神の応援歌、実は同じ人が作曲 5千曲作った古関裕而とは”. withnews (朝日新聞社). (2014年10月15日) 2022年2月27日閲覧。
- ^ 尾崎(2021), p225
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- ^ 「栄冠は君に輝く」〜古関裕而 作品集/藍川由美(カメラータ・トウキョウ)
- ^ 菊池(2021), p314
- ^ a b 斎藤秀隆 (2009年2月23日). “(10)阪神タイガースの歌 愛され今日も歌い継がれる”. 福島民友 2021年1月17日閲覧。
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- ^ 菊池(2021), pp28-30
- ^ “<エール>掛布雅之氏、“大阪タイガース”球団幹部役で出演! 六甲おろし熱唱で「掛布さん」トレンド入り”. WEBザテレビジョン (KADOKAWA). (2020年6月22日) 2022年2月28日閲覧。
- ^ 愛媛新聞、2014年5月19日付19面「こころの森」。
- ^ “伊丹にきていた「六甲おろし」の作詞者 佐藤惣之助さん 伊丹シティホテル南側の児童遊園地に歌碑”. 『いたみティ』Vol.57(2003年10月), p11. 伊丹経済交遊会. 2022年2月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g 神戸新聞、1999年2月21日付17面「関西発レコード120年 第8部・総集編(7)六甲おろし」。
- ^ 神戸新聞、2003年9月15日付6面「あ・ん 元祖『六甲おろし』」。
- ^ 30年史(1964), p102
- ^ 内田雅也 (2020年12月13日). “【内田雅也が行く 猛虎の地】「伝統の一戦」阪神-阪急の舞台 「西の早慶戦」を目指したライバル”. スポーツニッポン 2022年11月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄(1987), p357
- ^ a b “選手とファンの合言葉 「六甲颪」”. 産経ニュース (産経新聞社). (2015年9月22日) 2022年2月7日閲覧。
- ^ “「六甲おろし」は「阪神タイガースの歌」じゃなかった!? 本人にとっても「思い出の曲」の古関メロディー”. デイリースポーツ. (2020年6月12日) 2022年2月27日閲覧。
- ^ “六甲おろし 〜阪神タイガースの歌〜”. JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント. 2023年12月31日閲覧。
- ^ 阪神の前身・大阪タイガースの歌 レコード発見(神戸新聞、2010年4月15日付夕刊8面) - ウェイバックマシン(2010年4月18日アーカイブ分)
- ^ 伝説のオマリー「六甲おろし」が20年ぶり復刻発売!(『BASEBALL KING』2014年8月24日付記事)
- ^ 好調阪神、“究極の応援歌”が登場や~!、ZAKZAK、2003年6月13日。
- ^ 【阪神】「六甲おろし」も超変革! 著名人が映像でエール報知新聞 2016年3月22日
- ^ 『みんなで六甲おろし』にCharさん、水樹奈々さんが登場!〜新たに2バージョンが完成〜,阪神タイガース公式サイト 2016年6月27日
- ^ 『みんなで六甲おろし 2020』〜今年はバンドバージョン!〜阪神タイガース公式サイト 2020年7月3日
- ^ 『みんなで六甲おろし 2017』〜今年も豪華有名人が続々登場!〜,阪神タイガース公式サイト,2017年3月16日
- ^ 『みんなで六甲おろし2017』に〜NMB48山本彩さんが新登場!〜,阪神タイガース公式サイト,2017年5月26日
- 1 阪神タイガースの歌とは
- 2 阪神タイガースの歌の概要
- 3 沿革
- 4 アーティスト
- 5 パロディ
- 6 外部リンク
固有名詞の分類
応援歌 | Try Boy,Try Girl 瞳の中のGalaxy/Hero 阪神タイガースの歌 Twin Memories Be Yourself! |
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