野球の王者
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「野球の王者」(やきゅうのおうじゃ)は、日本のプロ野球でセントラル・リーグに属する読売ジャイアンツ(巨人)の初代球団歌である。作詞・西條八十[1]、作曲・古関裕而。
注釈
- ^ ただし、日本音楽著作権協会(JASRAC)のデータベース(作品コード:内116-8209-4)では正題が「巨人軍の歌」、別名が「初代巨人軍の歌」で登録されており「野球の王者」の表題は採用されていない。
出典
- ^ a b c d e 菊池(2021), p91
- ^ a b c 読売新聞、2009年8月4日付“巨人軍初代応援歌「王者」70年ぶり商品化”。
- ^ a b 巨人軍年表
- ^ a b c d 山際(2015), p195
- ^ a b c “巨人・闘魂こめて! 阪神・六甲おろし! 共に古関裕而の『名曲』”. 福島民友. (2020年6月22日) 2022年1月7日閲覧。
- ^ 綱島プロ野球研究所「野球の王者」
- ^ 新井(2020), p167《古関裕而作曲の主な作品》
- ^ a b c 刑部芳則 (2020年6月23日). “朝ドラ『エール』モデル・古関裕而が作曲した「六甲おろし」と「闘魂こめて」秘話”. 婦人公論. 中央公論新社. 2022年1月7日閲覧。
- ^ 大石始 (2020年11月23日). “朝ドラ『エール』古関裕而が「オリンピック・マーチ」に取り入れた「日本的」な“超有名曲”とは”. Sports Graphic Number. 文藝春秋. 2022年1月7日閲覧。
- ^ 菊池(2021), p226
- ^ a b 菊池(2021), p92
- ^ 菊池(2021), p99
- ^ 尾崎榮子「附記」(資料5号, 1989), p29
- ^ 幻の球団歌(綱島プロ野球研究所)
- ^ 菊池(2021), p113
- ^ 永井(2003), p125
- ^ 読売新聞社社史編集室(1987), p593
- ^ 「栄冠は君に輝く」〜古関裕而 作品集/藍川由美(カメラータ・トウキョウ)
- 1 野球の王者とは
- 2 野球の王者の概要
- 3 解説
- 4 その後
- 5 脚注
野球の王者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 09:56 UTC 版)
初代「巨人軍の歌」、通称「野球の王者」は、1939年(昭和14年)3月4日に後楽園球場で開催された「巨人軍帰朝歓迎大会」の席上で発表・初演奏が行われた。作詞は西條八十、作曲は古関裕而で、伊藤久男の歌唱により日本コロムビアがレコード盤を製造した。 古関は「野球の王者」を作曲する3年前に佐藤惣之助の作詞で「大阪タイガースの歌」を手掛けているが、日本職業野球連盟結成以前の1931年(昭和6年)には読売新聞社主催の日米対抗野球テーマソングとして久米正雄の作詞で「日米野球行進曲」を作曲していた。 元々、東京巨人軍の前身である大日本東京野球倶楽部がアメリカ大リーグ選抜チームとの対戦を目的とする日本代表チームであった経緯などを踏まえ、2番に見られる「世界の覇権」「祖国の名誉」などの国粋主義的なフレーズを織り込んだ歌詞が特徴である。さらに、3番では他球団を「凡百のチーム」と揶揄して巨人軍をその上に「そそり立つ巨木」とする表現が含まれているが、翌1940年(昭和15年)に発表された東京セネタースの球団歌「セネタースの歌」(作詞・尾崎喜八、作曲・小松平五郎)の2番では「不動の巨木」を打ち倒すと言う「野球の王者」への意趣返しを込めたフレーズが採り入れられている。
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