野球の春季トレーニング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 09:06 UTC 版)
「ウィンターヘイブン (フロリダ州)」の記事における「野球の春季トレーニング」の解説
ウィンターヘイブンは昔からメジャーリーグベースボールの春季トレーニングの場所となってきた。始めはデニソン・スタジアム、その後チェイン・オブ・レイクス野球場が使われている。野球の歴史に残る多くの偉大な選手がグレープフルーツリーグでプレイしていた。その中にはジミー・フォックス、ルー・ゲーリッグ、ウィリー・メイズ、ロベルト・クレメンテ、ジョニー・ベンチ、ハンク・アーロンがいた。 1928年、フィラデルフィア・フィリーズがウィンターヘイブンで春季トレーニングを行った初のメジャーチームとなった。フィリーズがデニソン・スタジアムを建設し、大型で屋根付きの木製スタンドができた。1938年までオープン戦を行っていた。1940年、ニューヨーク・ジャイアンツが1年のみウィンターヘイブンに来た。デニソン・スタジアムが使われなくなると市に寄付され、若者の便に供された。このスタジアムはスタンドを近代化して、フットボール、サッカー、陸上競技などの競技で現在も使われている。 1966年、ボストン・レッドソックスがウィンターヘイブンで春季トレーニングを始めた。新設されたチェイン・オブ・レイクス野球場を使った。この野球場は当時最新の施設だった。レッドソックは26年間ここで春季トレーニングを続けた。1992年、レッドソックスがトレーニング場をフォートマイヤーズに移したので、ウィンターヘイブン市は他の球団を誘致するために動いた。その年後半にハリケーン・アンドリューが、クリーブランド・インディアンスの使っていたホームステッドとトレーニング施設に被害を与えた。インディアンスが新しいトレーニング場を探し、ウィンターヘイブンがその眼鏡に適った。インディアンスはここを11年間使い、2008年に去った。 2008年、インディアンスはチェイン・オブ・レイクス野球場の改修について市と交渉してうまくいかなかったので、アリゾナ州のグッドイヤーにできたばかりの施設に移った。チェイン・オブ・レイクス野球場は現在もラス・マット大学間野球選手権を開催している。この野球場は解体されてランディングスと呼ばれる新しいショッピングセンターとして再開発される予定があったが、その計画もちゅうだんされている。現時点でメジャーリーグベースボールのチームが戻ってくる可能性も少ない。
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