ヒロ寺平とは? わかりやすく解説

ヒロ寺平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/10 14:40 UTC 版)

ひろ てらだいら
ヒロ 寺平
本名 寺平 博次
生年月日 (1951-11-27) 1951年11月27日(73歳)
出生地 大阪府大阪市南区(現:中央区
職業 ディスクジョッキー
活動期間 1985年 - 現在
事務所 PUMPKIN
主な作品
HIRO T'S MORNING JAM
HIRO T'S AMUSIC MORNING
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ヒロ寺平(ひろ てらだいら、1951年昭和26年〉11月27日[1] - )は、日本の元ラジオDJ大阪府大阪市中央区(旧:南区)出身[2]。本名は寺平 博次(てらだいら ひろつぐ)[3]。自身の個人事務所であるPUMPKINに所属し、2019年9月までFM802と専属契約を結んでいた。通称、「ヒロさん」「Hiro-T(ひろ・てぃー)」。

来歴

大阪府立高津高等学校を経て[4]1973年関西学院大学商学部卒業後にカナダへ留学[3]。カナダからの帰国後、楽器を主とした音楽関連機材を取り扱う会社を設立すると共に[5]、関西地区のライブハウスで音楽家、MCとしてステージに立つ。留学経験を活かしてビッグステップ(大阪・心斎橋)内に英会話スクール「PUMPKIN(所属事務所と同名)」を開いていた(1984年 - 1999年)[6]

1985年ラジオ関西の『Seiden Sound Jockey』(星電社一社提供番組)でDJとしてデビュー[7]。一方で毎日放送では、毎年秋口の深夜に関西ローカルで放送されていた関西学生アメフトリーグのダイジェスト番組で司会も務めた[8]

1989年6月1日に開局したFM802では、開局第一声を担当した[注 1][9]。また、毎週金曜日の13時間の生放送『FRIDAY AMUSIC ISLANDS』をレギュラーで担当。FM802の看板DJとして人気を博す。

11年間もの間、毎週金曜日に13時間生放送という番組を担当した他、1月1日が金曜日のときは、午前3時から16時間生放送という長時間放送を担当したこともある。また2008年の大晦日には、『FM802 STILL20 KICK OFF SPECIAL NEW YEAR CELEBRATION』(2008年12月31日21時-2009年1月1日3時、DJ:ヒロ寺平・尾上さとこ)→『Still 20 Still RockN' Roll』(2009年1月1日3時-6時、DJ:ヒロ寺平・鈴木理恵・飯室大吾・鬼頭由芽・タケモトコウジ、以上はいずれも生放送の特別番組)→『HIRO T'S MORNING JAM』へ立て続けに出演。「生放送番組への14時間連続出演」という記録を樹立した。

2013年3月28日で14年半続いた『HIRO T'S MORNING JAM』を降板。同年4月1日より、FM802との専属契約を継続したまま、同局が運営するFM COCOLOが開始した番組『HIRO T'S AMUSIC MORNING』のDJとなる[10]

2019年6月3日放送の『HIRO T'S AMUSIC MORNING』で、同年9月30日限りでラジオDJから引退することを発表[11]、ラジオDJとしての活動に終止符を打った。但し、DJからの引退後も、テレビ・ラジオ番組への単発出演、YouTube動画制作など、メディアでの活動自体は続けている。

なお、DJを引退する直前の2019年9月21日には、プロ野球阪神タイガース広島東洋カープ戦(阪神甲子園球場)で始球式を務めた。阪神ファンだったことや、テレビ中継の担当局が当時不定期で『ちちんぷいぷい』などに出演していた毎日放送だったことによる[注 2]

人物

大阪在住であり、普段から大阪市内を移動する際は、主に自転車を利用している[12]

幼少期に、壽屋(現在のサントリー)から販売されていた濃縮果汁「トリスコンク」のイメージキャラクターに起用されたことがある。自身が出演したテレビCMは、過去に壽屋がスポンサーに付いていた「ローハイド」(テレビ朝日=当時:日本教育テレビ)で放映されたほか、主演のクリント・イーストウッドとも対面している[13]

妻との馴れ初めは、飛行機でたまたま隣に座った事が切っ掛け。息子、娘がいる[14]

長年にわたり、携帯電話を持つことに抵抗し、TwitterFacebookを更新する際は、押尾コータローよりプレゼントされたiPadWi-Fiモデルを主に使用していた。しかし葛藤の末、iPhone 5sを購入。2014年3月に自身のメールマガジン[15]で公表した。

音楽作品

1996年に福冨英明とのコラボレーションで『FRIDAY AMUSIC ISLANDS』テーマ曲・「Act Against AIDS」キャンペーンソングの『lovin' you』をシングルCDとして発売。同曲は『OSAKAN HOT 100』で61週連続トップ100ランクインの邦楽(J-POP)最長記録を樹立[14](当時)。3000枚の限定販売で、1年かけて完売した[16]

受賞歴

  • 1994年 中国広東国際音楽博覧会 世界No.1 DJ賞[17](本人があずかり知らぬうちに受賞)
  • 1995年 日本民間放送連盟賞 近畿地区 生ワイド番組部門最優秀賞 2011年優秀賞[17]
  • 第32回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞[17]
  • 2009年 第19回関西ディレクター大賞 特別賞 [17]

出演番組

過去

ラジオ

FM802
FM COCOLO
FM OSAKA
  • WONDERFUL MUSIC STATION radio papa[1]
ラジオ関西
  • Seiden Sound Jockey
  • 缶・かん・ポップス・フリーク[1]
ラジオ大阪
  • ヒッツ&ポップス[1]
NHK-FM
  • ワールドポップス'86→'87「オールリクエスト」[1]
  • ジョイフルポップ「オール・リクエスト」(1987年4月 - 1989年3月)
  • ミュージックシティー「ミュージック・サラウンドエクスプレス」(1987年4月 - 1990年3月)
  • ヒロTのポストカードミュージック(2024年9月16日・2025年1月13日・2025年5月4日)
NHKラジオ第1
ニッポン放送
毎日放送
朝日放送

・ABCラジオ設立記念特別番組ラジオは愛だ!?(2018年5月24日)

・よなよな・・・なにわ筋カルチャーBOYZ(2019年9月26日)

テレビ

番組内コーナー『Music Ranking』に出演。FM802のスタジオで収録していた。

脚注

注釈

  1. ^ グレン・フライ/The Heat Is On」の替え歌・「The Switch Is ON」をバックにアナウンスした。
  2. ^ 毎日放送から映像の提供を受け、実況を独自に差し替えて放送したビジター側地元局の中国放送(RCC)では、特に始球式の概要に触れず、広島のチーム状態について話していた。なお、広島県では他局も含めて寺平の出演番組がほとんど放送されていなかった。

出典

  1. ^ a b c d e DJ名鑑 1987三才ブックス、1987年2月15日、130頁。
  2. ^ FM802看板DJ電撃引退のワケ ヒロ寺平さん激白「これからの夢」 一聞百見”. 産経ニュース. 産経新聞社 (2020年1月31日). 2022年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月10日閲覧。
  3. ^ a b HIRO TERADAIRA ヒロ寺平”. FM802. 2025年8月10日時点の[20001218050300fw_ オリジナル]よりアーカイブ。2025年8月10日閲覧。
  4. ^ 著名人卒業生_第1回 – ヒロ寺平さん -【高校22期】”. 群芳・大阪府立高津高等学校同窓会. 高津高校同窓会事務局 (2015年3月30日). 2025年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月10日閲覧。
  5. ^ 関西レジェンドDJヒロ寺平 5年ぶりカムバック番組は自身で企画書作って売り込み!! ラジオ愛は永遠に”. スポニチ Sponichi Annex 芸能. スポーツニッポン新聞社 (2024年9月13日). 2025年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月10日閲覧。
  6. ^ ヒロ寺平『Yummy Info !』”. ヒロ寺平オフィシャルブログ「悠遊素適」Powered by Ameba. 2023年11月22日閲覧。
  7. ^ 引退を発表した関西の大御所ラジオDJ・ヒロ寺平 デビューはラジオ関西から”. ラジトピ ラジオ関西トピックス. ラジオ関西 (2019年6月4日). 2024年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月10日閲覧。
  8. ^ 【全方位ch】甲子園ボウル中継とMBSの偏愛”. 産経ニュース. 産経新聞社 (2021年12月11日). 2023年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月10日閲覧。
  9. ^ FM STATION 1989年6月22日号 p.35 - 36
  10. ^ ヒロ寺平“引っ越し”FM802からFM COCOLOへ(『スポーツニッポン』大阪本社発行版2013年3月5日付記事)を参照。
  11. ^ “関西の大御所ラジオDJ ヒロ寺平が引退発表「9月30日を持ってリタイアです」”. デイリースポーツ online (デイリースポーツ). (2019年6月3日). https://www.daily.co.jp/gossip/2019/06/03/0012391411.shtml 2019年6月3日閲覧。 
  12. ^ 「おそとは、いたずら心を満たしてくれる。」ヒロ寺平
  13. ^ HIRO T'S DIARY”. www.kabocha.co.jp. 2023年11月22日閲覧。
  14. ^ a b FMステーション 1997年9月16日号 p.23
  15. ^ Co.,ltd, FM802. “|ピックアップ|FM802”. FM802. 2023年11月22日閲覧。
  16. ^ HIRO T'S DIARY ● 6月の日記 ●、PUMPKIN'S Web、2006年6月9日。
  17. ^ a b c d 関西FMラジオ局でお馴染みのヒロ寺平氏もおすすめ!『アイソトニック・サウンド・シリーズ』”. デラ (2016年8月1日). 2025年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月10日閲覧。
  18. ^ [1]

外部リンク





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