貴音三郎助 (3代目)
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さんだいめ きおん さぶろうすけ 三代目 貴音 三郎助 |
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本名 | 宮田哲男 |
別名義 | 東音宮田哲男 |
生年月日 | (1934-03-25) 1934年3月25日(90歳) |
出生地 | ![]() |
職業 | 江戸長唄唄方 |
活動内容 | 江戸長唄唄方 |
著名な家族 | 長男・東音宮田由多加(長唄三味線方) |
受賞 | |
1988年 芸術祭賞 1989年 芸術選奨文部大臣賞 1992年 モービル音楽賞 1995年 松尾芸能大賞 1998年 人間国宝 2000年 紫綬褒章 2003年 日本芸術院賞 |
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三代目 貴音 三郎助(さんだいめ きおん さぶろうすけ、1934年(昭和9年)3月25日 - )は、長唄唄方、人間国宝。本名は宮田 哲男(みやた てつお)。長らく東音 宮田 哲男(とうおん みやた てつお)を名乗っていたが、2009年に「貴音三郎助」の名跡を三代目として襲名した。
来歴
- 1934年 - 3月25日、北海道札幌市生まれ。
- 1947年 - 父の影響で、13歳から長唄を習い始める。[1]
- 1951年 - 札幌東高等学校在学中、16歳で稀音家六幸治に入門する。[1]
- 1953年 - 東京芸術大学音楽学部邦楽科に入学。八代目稀音家三郎助・山田抄太郎・西垣勇蔵に師事。
- 1957年 - 東京芸術大学研究科修了後、長唄東音会の結成に参加。
- 1986年 - 「第一回宮田哲男の会」を開催。
- 1997年 - 「芸道50周年記念演奏会」を開催。
- 2009年 - 三代目貴音三郎助を襲名。
生来の美声と円熟味のある芸で、当代の第一人者と謳われる。クラウンレコードから数多くの録音も残している。 また、NHKサービスセンターより NHKCD 杵屋五三郎・宮田哲男大全集「長唄の美学」全三集153曲 を収録、発表した。
受賞・栄典等
各賞
栄典
その他
補注
- ^ a b 北海道新聞 1998年5月26日 朝刊 『宮田哲男さん 長唄で人間国宝に認定される 次代への伝承が使命』
- ^ a b 宮田哲男 コトバンク - 『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』(講談社)
- ^ “平成26年秋の叙勲 旭日小綬章等受章者 東京都” (PDF). 内閣府. p. 2 (2014年11月3日). 2015年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月16日閲覧。
- ^ “文化勲章に川淵三郎氏ら7人決まる、文化功労者は北大路欣也さんら20人に”. 朝日新聞. (2023年10月21日). https://www.asahi.com/articles/ASRBN53JHRBKUCVL04T.html 2023年10月21日閲覧。
外部リンク
日本芸術院賞受賞者
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太字は恩賜賞受賞者。名跡は受賞時のもの。表記揺れによる混乱を避けるため漢字は便宜上すべて新字体に統一した。 |
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