相輪塔とは? わかりやすく解説

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そうりん‐とう〔サウリンタウ|サウリンタフ〕【相輪×橖/相輪塔】

読み方:そうりんとう

塔婆一種。1本のの上部に相輪取り付けたもので、下に経巻などを納める最澄比叡山建てたものが最も古く日光輪王寺のものは有名。


相輪橖

(相輪塔 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/12 20:38 UTC 版)

零羊崎神社 相輪橖

相輪橖(そうりんとう)は、仏教施設のひとつである。相輪塔とも書く。

概要

ロケットのような形をしており、高さは13.7 mある。仏塔の一種と考えられ、三重塔五重塔屋根の部分を取り払い、と仏塔の屋根の上にある相輪の部分からなり、四方に柱を支える支柱がある。古くから建てられていたようであるが、現在歴史のある相輪橖は少なく、比叡山延暦寺日光山輪王寺、行方市西蓮寺にある。

一覧

名称 市町村 建造年

(最澄発願)

建造年

(現存)

指定文化財 備考
延暦寺東塔 滋賀県大津市 820年 非現存 六所宝塔
延暦寺西塔 滋賀県大津市 820年 1892年 現存 国指定重要文化財 六所宝塔
旧緑野寺 (浄法寺) 群馬県藤岡市 815年 1672年 現存 藤岡市指定有形文化財 六所宝塔
大慈寺 栃木県栃木市 815年 1725年 現存 栃木県指定有形文化財 六所宝塔
旧竈門山寺 (太宰府天満宮) 福岡県太宰府市 814年 1847年 現存 太宰府市指定有形文化財 六所宝塔
旧宇佐弥勒寺 (宇佐神宮) 大分県宇佐市 814年 非現存 六所宝塔
西連寺 茨城県行方市 1287年 現存 国指定重要文化財
輪王寺 栃木県日光市 1647年 現存 国指定重要文化財
旧長禅寺 (零羊崎神社) 宮城県石巻市 1810年 現存 石巻市指定有形文化財
太龍寺 徳島県阿南市 1816年 現存 未指定

脚注

関連項目



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