キリストの幕屋とは? わかりやすく解説

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キリストの幕屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 04:16 UTC 版)

キリストの幕屋(キリストのまくや)は、日本のキリスト教系の新宗教である。宗教法人としての届け出名はキリスト聖書塾(キリストせいしょじゅく)。


注釈

  1. ^ 手島郁郎は内村鑑三などに師事していた
  2. ^ ただし、20世紀後半になって再び「幕屋」は、自分たちが無教会主義の1派であると機関紙で主張するようになり出した[5]
  3. ^ 「幕屋」のメンバーがイスラエルユダヤ教に関心を抱くのは日ユ同祖論を支持するからというコメントがしばし見受けられる。[要出典]手島は、渡来系氏族である秦氏、とくに秦河勝と古代ユダヤ人の関係を指摘する佐伯好郎の学説などに興味を抱いている。また、日本書紀に現れる言葉から「八紘一宇」や「高天原の平安」などの語を、自前の賛美歌の歌詞に織り込むなど関心を示している。[要出典]
  4. ^ 教義によれば、啓示は旧約・新約聖書によって完了しており、それ以後の啓示は存在しない。
  5. ^ これらの苦行は、1958年3月の年次総会から、手島によって導入された[18]
  6. ^ 例えば、内村鑑三の無教会運動は、武士道や儒教の影響下にあった。また、松村介石道会陽明学や神道、川合信水基督心宗教団は儒教、仏教、山岳修行、強健術、大槻武二聖イエス会念仏や祖先崇拝、仲原正夫の沖縄キリスト教福音センターでは沖縄シャーマニズムが取り入れられており、西洋の正統教会とは異なったキリスト教になっている[12]
  7. ^ 「幕屋」指導者層の中心とみられる手島千代は、神武天皇が国民の父であり、天意に基づいて国を統治していた、と主張している[21]
  8. ^ 手島千代は、これは、日本国民が誇りを取り戻すための1つの手段だと主張している[21]
  9. ^ ただし、「幕屋」と「つくる会」に呼び込んだのは 藤岡信勝のグループである、という別の証言も存在する[28]
  10. ^ 一例として、1998年(平成10年)の「つくる会」のシンポジウムの時と比べて、2002年開催の戦争論2のシンポジウムの時には、「幕屋」信者の参加者が大きく増えていたという証言がある[32]。 1998年時は「もっといろんな人がいて明るーい感じだった」というが、2002年時には「参加者が明らかに違うって感じ」だったという[32]
  11. ^ ただし、2006年に起きた「つくる会」の内紛で会長が小林正になってからは、「幕屋」よりも統一教会の影響力の方が強まったとも言われている[33]
  12. ^ 第三次中東戦争ではイスラエルに対する多大な物的支援を惜しまず(このためユダヤ基金の「黄金の書」に記されている)、第四次中東戦争では手島が中心となってイスラエル支持のデモを行った
  13. ^ エクレシアとは、家庭運動の意味である[39]

出典

  1. ^ a b c d e f g M.マリンズ『メイド・イン・ジャパンのキリスト教』トランスビュー、2005年、160頁。ISBN 4-901510-30-4 
  2. ^ a b 原始福音・キリストの幕屋 公益財団法人国際宗教研究所・宗教情報リサーチセンター
  3. ^ M.マリンズ「キリスト教」p.278.
  4. ^ a b M.マリンズ「キリスト教」p.157.
  5. ^ M.マリンズ「キリスト教」p.167.
  6. ^ M.マリンズ「キリスト教」p.44.
  7. ^ M.マリンズ「キリスト教」pp.161-162.
  8. ^ a b c d e f g M.マリンズ「キリスト教」p.162.
  9. ^ a b M.マリンズ「キリスト教」p.327, 注7.
  10. ^ M.マリンズ「キリスト教」p.163.
  11. ^ M.マリンズ「キリスト教」pp.69, 158.
  12. ^ a b M.マリンズ「キリスト教」p.61.
  13. ^ a b c d e 島崎愛「歴史教科書運動を席巻したキリストの幕屋という保守宗教」『宗教問題』16号 2016年秋季号、合同会社宗教問題」、2016年、79頁、ISBN 978-4-9908526-5-8 
  14. ^ 上杉聰、「日本会議とは何かー『憲法改正』に突き進むカルト集団」、合同出版、2016年、16頁。
  15. ^ M.マリンズ「キリスト教」pp.160-161.
  16. ^ a b M.マリンズ「キリスト教」p.163.
  17. ^ M.マリンズ「キリスト教」pp.163-165.
  18. ^ a b c d e f M.マリンズ「キリスト教」p.165.
  19. ^ a b M.マリンズ「キリスト教」p.164.
  20. ^ M.マリンズ「キリスト教」pp.165-169.
  21. ^ a b c M.マリンズ「キリスト教」p.168.
  22. ^ M.マリンズ「キリスト教」p.161.
  23. ^ M.マリンズ「キリスト教」pp.164-165
  24. ^ a b M.マリンズ「キリスト教」pp.169-169
  25. ^ M.マリンズ「キリスト教」p.169.
  26. ^ 小熊英二、上野陽子『〈癒し〉のナショナリズム』慶應義塾大学出版会、2003年、94-98頁。ISBN 4-7664-0999-X 
  27. ^ a b c 俵義文『〈つくる会〉分裂と歴史偽造の深層』花伝社、2008年、9頁。ISBN 978-4-7634-0512-8 
  28. ^ a b c d e f 島崎「歴史教科書運動」p.80.
  29. ^ a b c 俵義文『徹底検証 あぶない教科書 「戦争ができる国」をめざす「つくる会」の実態』学習の友社、2001年、174頁。ISBN 4-7617-1216-3 
  30. ^ 小熊・上野「ナショナリズム」p.97.
  31. ^ 小熊・上野「ナショナリズム」pp.97-98.
  32. ^ a b 小熊・上野「ナショナリズム」p.98.
  33. ^ 俵「深層」pp.19-20.
  34. ^ 小熊・上野「ナショナリズム」pp.94-95.
  35. ^ 2008年3月29日(土)「しんぶん赤旗」「キリストの幕屋」とはどんな集団?”. 2015−09−13閲覧。
  36. ^ a b M.マリンズ「キリスト教」p.217.
  37. ^ M.マリンズ「キリスト教」p.321、注20.
  38. ^ M.マリンズ「キリスト教」pp.321-322.
  39. ^ a b c d M.マリンズ「キリスト教」p.280.
  40. ^ M.マリンズ「キリスト教」p.194.
  41. ^ M.マリンズ「キリスト教」p.28, p.313, 注53.






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