そしきしんがく 【組織神学】
組織神学
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組織神学(そしきしんがく、英語: Systematic Theology)はキリスト教神学の科目(聖書学、歴史神学、組織神学、弁証学、実践神学)の一つであり、聖書を絶対的基準として、教会の歴史的遺産である信条などを参考にして、聖書において啓示されている真理を体系的に提示し、教会形成と伝道の働きに用いることを目的とする学問である。主に、英米系の神学者によって用いられる名称である。序論、神論、人間論、キリスト論、聖霊論、救済論、教会論、終末論によって構成される。
- 1 組織神学とは
- 2 組織神学の概要
組織神学
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「ヴォルフハルト・パネンベルク」の記事における「組織神学」の解説
パネンベルクのライフ・ワークは、やはり組織神学である。彼は1988年から1993年にかけて『組織神学』全3巻を著した。そこで彼は普遍的・歴史的意味経験の解釈学という枠組みで、キリスト教信仰の真理性を弁明した。神の啓示は神の歴史的行為全体において間接的に示されるというのがパネンベルクの基本的な立場であり、これはバルトの直接的な啓示から出発する教義学に対する批判を含んでいる。そのようなパネンベルクの歴史意識には、特にヘーゲルの歴史哲学の影響が認められる。 『組織神学』全3巻の目次は以下の通り。 第1巻序 第1章 組織神学の主題としてのキリスト教の教理の真理性 第2章 神思想とその真理性についての問い 第3章 諸宗教の経験における神と神々の現実性 第4章 神の啓示 第5章 三位一体の神 第6章 神の本質の統一性とその属性 第2巻第7章 世界の創造 第8章 人間の尊厳と悲惨 第9章 人間論とキリスト論 第10章 イエス・キリストの神性 第11章 世界の和解 第3巻第12章 霊の注ぎ、神の国、教会 第13章 メシアの教団と個人 第14章 選びと歴史 第15章 神の国における創造の完成
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