地図 地図の種類

地図

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/29 02:43 UTC 版)

地図の種類

地図学上の分類である一般図主題図については「地図学#地図の種類」を参照。

作製方法による分類

地図には広義の測量の直接的な成果として得られる実測図とこれを編集して作製される編纂図がある[11]

このうち実測図はさらに基準点測量を基礎として細部を地形測量で測図した地形図と、単に地形測量や特殊測量のみによって測図される略測図に分けられる[11]

書店等で一般的に入手可能な地形図は、西緯度経度が指し示されて、等高線による土地の高低差、河川のような水域、行政区画、道路や建物の位置などの多くの情報が網羅されている。地形図について日本では国土地理院により測量が行われている。従来使われてきた測地系(座標を決める基礎情報)が、GPSなどで使われるものと大きく異なっていたため、測量法の改正により2002年4月1日に「日本測地系」を「世界測地系」に変更した。その前後の緯度、経度は座標変換が必要になる。

また、編纂図も実測図をもとに実地調査・統計・文献調査の成果を取り入れ編纂・図化した一般編纂図地勢図地方図など)と、特定の事象についてのみ表現を目的とする特殊編纂図(土地利用図や人口分布図など)に分けられる[11]

縮尺による分類

地図は縮尺によって、縮尺100万分の1より小さい小縮尺図、縮尺100万分の1から10万分の1の中縮尺図、縮尺100万分の1より大きい大縮尺図に分けられる[11]

投影法による分類

地図には目的に応じた投影法が用いられる。地図は投影面の種類によって、平面図法、円錐図法円筒図法、便宜図法に分類される[11]。また、正しく表現する対象により、正主距離図(正距図)、正積図、正角図に分類される[11]

収容地域による分類

地図は収容地域によって、世界地図(世界全図)、半球図、日本地図(日本全図)のような各国の地図、市町村図などに分類される[11]

様式による分類

地図はその様式により、調製地域となる範囲を画した上で一定の経緯度で分割し一区画ごとに作製した切図(地形図や地勢図など)、用途に応じて一葉の形式あるいは折本や掛図とした全図(世界全図や日本全図など)、地勢図などを規格を統一して一冊の形式にまとめた地図帳に分類される[11]

目的による分類

地図は一般図と特殊図に分けられ、一般図は基本図と編纂図、特殊図は地籍図(土地事業用図、都市計画図、地質図など)と土地利用図(人口密度図、交通図、統計図など)に分けられる[11]


  1. ^ a b c d ブリタニカ百科事典「地図」
  2. ^ 靑野寿郎・保柳睦美監修『人文地理事典』 p.37 1951年 古今書院
  3. ^ 柴崎 (2008):34ページ
  4. ^ a b c 靑野寿郎・保柳睦美監修『人文地理事典』 p.38 1951年 古今書院
  5. ^ 竹内・杉浦 編 (2001):316ページ
  6. ^ 灰谷 (1958):17 - 18ページ
  7. ^ 灰谷 (1958):20ページ
  8. ^ 先駆的な例としてロンドン地下鉄路線図がある
  9. ^ 靑野寿郎・保柳睦美監修『人文地理事典』 p.181 1951年 古今書院
  10. ^ 飯田剛彦「古代の地図」館野和己・出田和久 編『日本古代の交通・流通・情報 3 遺跡と技術』(吉川弘文館、2016年) ISBN 978-4-642-01730-5 P322-353
  11. ^ a b c d e f g h i 靑野寿郎・保柳睦美監修『人文地理事典』 p.40 1951年 古今書院
  12. ^ 靑野寿郎・保柳睦美監修『人文地理事典』 p.40-41 1951年 古今書院
  13. ^ a b c d e f g 靑野寿郎・保柳睦美監修『人文地理事典』 p.41 1951年 古今書院
  14. ^ このようにビットマップ形式以外のデータをビットマップ化することをラスタライズと言う。
  15. ^ Google マップ ベータ
  16. ^ goo 地図
  17. ^ Yahoo!地図
  18. ^ MapFan Web
  19. ^ マピオン
  20. ^ Bing Maps
  21. ^ NAVIEW
  22. ^ FLASH EARTH
  23. ^ MAPION LABs





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