マッパ・ムンディ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/26 07:26 UTC 版)
マッパ・ムンディ(ラテン語: Mappa mundi; [ˈmapːa ˈmʊndiː]、または複数形からマッパエムンディ[1]:mappae mundi)は、中世ヨーロッパで製作された世界地図を表す総称。これに当てはまる地図には、簡単な概略のみを指した大きさ1インチ程度のものから、確認された最も巨大なものでは11フィート(3.5メートル)にわたる精巧な壁掛け図までをも含む。マッパ・ムンディの語源は、中世ラテン語の mappa(「布地」または「チャート」の意)と mundi(「世界の」の意)の合成語であり、英語 map の語源でもある。
- ^ a b c “「アジアの西の境」/ベッカ・コルホネン、フィンランド・ユワスクラ大学政治学教授”. 国際日本文化研究センター. 2008年1月12日閲覧。
- ^ 『Woodward』p286
- ^ “世界史の変遷”. 大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎・社会科・年間授業計画. 2008年1月12日閲覧。
- ^ “電子図書館時代の古地図情報”. 筑波大学附属図書館. 2008年1月12日閲覧。
- ^ 『Woodward』p357
- ^ “Anglo-Saxon Mappa Mundi, 1025-1050” (英語). Collect Britain. 2008年1月12日閲覧。
- ^ “グーテンベルク革命‐活版印刷術の発明‐、9.ヒグデン(1280頃 - 1364)”. ミレニアム特別展、広島経済大学. 2008年1月12日閲覧。
- ^ 森田喬 著 『神の眼 鳥の眼 蟻の眼』 毎日新聞社、1999年、ISBN 4-620-31323-8
- ^ a b 岡崎勝世 著 『聖書 VS.世界史』 講談社現代新書、1996年、ISBN 4-06-149321-3
- ^ “和英海洋辞典「R」”. 中内清文. 2008年1月12日閲覧。
- 1 マッパ・ムンディとは
- 2 マッパ・ムンディの概要
- 3 終焉
- 4 出典
- 5 外部リンク
マッパ・ムンディ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 15:08 UTC 版)
13世紀頃には、中世ヨーロッパの地理・歴史観を反映したマッパ・ムンディが複数作成された。その代表のひとつヘレフォード図は1.65×1.34m大の祭壇画であり、地図としての空間的要素の描写以外にも、普遍史に基づく歴史的要素や、特にアジアやアフリカの遠方には「化物世界誌」を反映した数多い怪物や異形の人類などが描かれている。そして、円形の地図の外枠上部には、イエスの姿を中心に置いた最後の審判が描かれており、ヘレフォード図はそれ自体が図像化された普遍史そのものと言えた。
※この「マッパ・ムンディ」の解説は、「普遍史」の解説の一部です。
「マッパ・ムンディ」を含む「普遍史」の記事については、「普遍史」の概要を参照ください。
- マッパ・ムンディのページへのリンク