ロンドン詩篇の世界図とは? わかりやすく解説

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ロンドン詩篇の世界図

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/14 08:50 UTC 版)

世界図、1260年頃

ロンドン詩篇の世界図(ロンドンしへんのせかいず、: Psalter world map: Londoner Psalterkarte)は、大英図書館が所蔵する『詩篇』の写本に描かれた世界地図マッパ・ムンディ)である。1260年ごろの成立年代とされる。製作者不明。縦 9.5cm の小さな地図であるが、非常に細かく描かれている。

史家フォン・デン・ブリンケンドイツ語版によれば、エプストルフの世界図英語版の縮小版のようであるという。

概説

ロンドン詩篇の世界図は、典型的なマッパ・ムンディであり、単に地理歴史上の知識が描きこまれたものではなく、西洋中世の文脈の中にある。現代とは異なり、地図の上方向はキリスト教において重要な方向である東である。その上にイエス・キリストが描かれており、右手で祝福をし、左手に赤い地球を持っている。この地球は、2本の交差する線で3つの大陸に分けられる、いわゆるTO図で描かれている。上部の2分の1を占める大陸がアジア、左下がヨーロッパ、右下がアフリカである。

参考文献

  • von den Brincken, Anna-Dorothee : Fines Terrae. Die Enden der Erde und der vierte Kontinent auf mittelalterlichen Weltkarten (MGH-Schriften 36), Hannover 1992.

関連項目




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