ゆう‐げん〔イウ‐〕【幽玄】
読み方:ゆうげん
1 物事の趣が奥深くはかりしれないこと。また、そのさま。「—の美」「—な(の)世界」
「詩歌に巧みに、糸竹に妙なるは—の道、君臣これを重くす」〈徒然・一二二〉
「内裏の御ことは—にてやさやさとのみ思ひならへる人の云なるべし」〈愚管抄・四〉
4 中古の「もののあはれ」を受け継ぐ、中世の文学・芸能の美的理念の一。言葉に表れない、深くほのかな余情の美をいう。
㋐和歌では、言外に感じられる王朝的な上品で優しくもの柔らかな情趣をいう。
ゆう‐げん〔イウ‐〕【有限】
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