佐藤ゆかり 佐藤ゆかりの概要

佐藤ゆかり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 05:43 UTC 版)

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佐藤 ゆかり
さとう ゆかり
環境副大臣時
生年月日 (1961-08-19) 1961年8月19日(59歳)[1]
出生地 日本 東京都世田谷区[2]
出身校 コロンビア大学政治学部
コロンビア大学国際公共政策大学院修士課程
ニューヨーク大学経済学博士課程
前職 経済学者・外資系証券会社経済調査部長(チーフエコノミスト)
現職 党経済産業部会長
衆議院議員
所属政党 自由民主党(無派閥→大島派→無派閥→二階派
称号 Ph.D.
公式サイト 佐藤ゆかり 公式サイト 大阪11区(枚方市・交野市)支部長 自由民主党 衆議院議員

選挙区比例東海ブロック→)
大阪11区→)
比例近畿ブロック
当選回数 3回
在任期間 2005年9月 - 2009年7月
2014年12月14日 - 現職

選挙区 比例区
当選回数 1回
在任期間 2010年7月 - 2014年11月21日
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来歴

政策

環境と経済の好循環

佐藤は、通信・郵政担当の総務副大臣、続いて地球温暖化対策担当の環境副大臣を歴任する過程で、デジタル化を活用した環境政策の推進に取り組んだ。佐藤が出版の道筋をつけ、環境副大臣時代の2020年4月に10人の自民党女性議員が各々の章を担当し出版した自民党女性議員飛躍の会(佐藤ゆかり、稲田朋美、猪口邦子、永岡桂子の4人が共同代表)による共著『女性議員が永田町の壁を砕く!』(2020年)[14]では、第2章が「新時代『ビヨンド・ゼロ』に向かって世界をリードし、地球危機を救う日本の決断」と題する佐藤の著作である。経済学者としての歴史的経済哲学と現代ビジネスの両見識を軸に、その上で企業、行政、個人によるAll Japanでの環境問題と地球温暖化対策への取り組みの必要性を論じ、企業にとっての環境投資の収益論にも言及した興味深い分析と主張を展開している。

また、2020年10月以降、自民党政務調査会経済産業部会長として、菅総理が公約した2050年カーボンニュートラル実現やデジタルトランスフォーメーションの実行に向けた令和3年度税制改正や予算支援を実施するため、経済産業省が所管の法律改正(産業競争力強化法等の一部を改正する等の法律案)において、7つの関連法の改正を束ね法案として部会審議にあたり、閣議決定に向かう前の与党自民党の党内手続きの責任者として重責を果たした。また、デジタル庁創設に向けた自民党政調の議論でも、佐藤は本部役員として積極的な提言を行っている。[15]

保守思想家〜憲法改正

佐藤は自叙伝で16歳の時に愛国心に目覚めたと綴っている。佐藤の過去の講演によると、佐藤は戦争を経験した両親のもとに生まれ、父親は学徒動員で海軍将校を務め、母親は空襲で疎開生活を送った。幼少期から親に戦争体験を聞かされて成長した佐藤は、国民を守り国益を守ることの重要さに想いを深め、大学時代になると、明らかに天皇制の擁護を論じ、親以上に保守の考えであることに親が驚いたというエピソードもある[16]

佐藤は、共同代表を務める自民党女性議員飛躍の会による共著『女性議員が永田町の壁を砕く!』(2020年)[14]の第2章のプロフィールで、『国益のため堪能な英語で経済交渉にあたる新しい保守政治家』とみずからを称している。佐藤は政界入り以前のエコノミストの時代から保守思想を温めており、2004年8月発行の週刊アエラ臨時増刊号に掲載されたインタビュー特集「私の自衛隊論」で、エコノミストとしてインタビューを受けた佐藤は、憲法への自衛隊明記や、日本とアジア地域での防衛構想も時代の要請として述べている[17]。また政界入り後も、「保守の理念」として「相互扶助と自立の精神で互いに助け合い努力する思想が、日本社会の繁栄の礎ともいえる。この保守理念のもとで、政治は、万民均等機会の提供に腐心をし、その先ひとりひとりの自由と尊厳ある営みにはできるだけ干渉せず、しかし機会に恵まれず助けを必要とする人たちには温かい支援を行う。」としている。

安倍政権時代に憲法改正論が焦点になると、佐藤は所属した衆議院、参議院の両院で憲法審査会の委員を務めるようになる。憲法上、自衛隊を明記する憲法9条の改正をはじめ、終戦直後の時代にはなかった概念で、戦後75年を越す時代の進化の中で認識されるに至った新たな国民の権利概念等(教育を受ける権利の充実、緊急事態下の行政権、プライバシー権、環境権など)を憲法上新たに規定する検討の必要性が生まれており、時代に即した国民社会に向き合う憲法改正が必要だという[18]

選択的夫婦別姓制度

2010年までは、選択的夫婦別姓案に反対しており、会社や社会活動において旧姓の使用を認める制度を明確化することで混乱を避けられると主張していた。2017年の朝日新聞によるアンケートにおいてもどちらかと言えば反対、としている。

>支援団体

佐藤家の菩提寺は、日蓮宗総本山身延山久遠寺の内野日総法主猊下の弟である身延の南部家の南部光徹上人の自坊であって、かつて東郷平八郎元帥の府中市の別荘であった跡地に建立された聖将山東郷寺である。黒澤明監督の映画『羅生門』の撮影に重厚な東郷寺の山門が使われたという。佐藤は日蓮宗の檀家で構成する自民党国会議員連盟「法華一乗会」の事務局長を長年務めている。2010年参院選の比例代表では宗門から佐藤が単独推薦候補と位置づけられ、元宗務総長が日連宗内の後援会長に就き、全国11教区の教区長を中心とする体制で選挙戦を展開した[19]。同時に、日蓮宗を通じて全日本仏教会(全日仏)の戸松義晴理事長とも10年来の交流がある。




  1. ^ 佐藤 ゆかり 国会議員 議員情報 議員・役員情報 自由民主党
  2. ^ a b 衆議院トップページ >議員情報 >議員一覧 >佐藤 ゆかり君(平成27年3月現在)
  3. ^ 『自民が女性、公募で上回る 「本家」の民主しのぐ』 2005年9月12日 共同通信
  4. ^ 『ゆかりタンは「1票もいらない」…野田聖子が絶叫 「比例でもう通ってます」』 ZAKZAK 2005年8月30日
  5. ^ 『「非エリート」自分で道切り開いた』 2005年8月25日 スポーツ報知
  6. ^ 『記者の目:「刺客」戦術 大当たりした首相だが…』 毎日新聞 2005年9月21日
  7. ^ 『佐藤ゆかり氏&野田聖子氏“和解会見”』 2008年2月9日 スポーツニッポン
  8. ^ 東京 小選挙区 総選挙2009 読売新聞電子版 2009年8月31日
  9. ^ 『佐藤ゆかり返り討ち…萌え萌えも、逆風に耐えきれず』 2009年8月31日 ZAKZAK
  10. ^ 『チルドレンが派閥入り 猪口、片山、佐藤3氏』 2010年7月22日 産経新聞
  11. ^ “佐藤ゆかり参院議員の辞職許可 衆院選出馬へ”. 産業經済新聞 (産経ニュース). (2014年11月21日). http://www.sankei.com/politics/news/141121/plt1411210026-n1.html 2014年11月21日閲覧。 
  12. ^ 政界家なき子に終止符「佐藤ゆかり」の「二階幹事長」爺殺し”. デイリー新潮 (2017年10月5日). 2017年10月5日閲覧。
  13. ^ “比例復活の佐藤ゆかり氏、自公票の一部が平野氏に?「しがらみのない政治作るのは地域の課題」”. 産経新聞. (2017年10月24日). http://www.sankei.com/smp/west/news/171024/wst1710240022-s1.html 2017年11月7日閲覧。 
  14. ^ a b 『女性議員が永田町の壁を砕く!』成甲書房、2020年。
  15. ^ 佐藤ゆかりウェブサイト、SNS発信コメント
  16. ^ 佐藤ゆかり『日本経済は大転換できる!』PHP出版、2008年。
  17. ^ 週刊アエラ 臨時増刊号: インタビュー特集「私の自衛隊論」. (2004-7). 
  18. ^ 佐藤ゆかり国会議事録等
  19. ^ “法華一乗会と日蓮宗内局懇親会「強い社会をつくるには心をつなぎ止める宗教が必要」”. 日蓮宗新聞. (2010年4月10日) 
  20. ^ a b c d 佐藤ゆかり『日本経済は大転換できる!』PHP出版、2008年。
  21. ^ 『日本経済は大転換できる!』 116頁
  22. ^ 『日本経済は大転換できる!』 43頁
  23. ^ 『日本経済は大転換できる!』 30頁
  24. ^ 佐藤のウェブサイト等掲載。
  25. ^ a b 佐藤ゆかり著『日本経済は大転換できる!: エコノミスト政治家の賭け』26頁
  26. ^ 『この母親にしてこの女代議士あり』 AERA 2005年10月10日号 28~30頁
  27. ^ 佐藤ゆかり著『日本経済は大転換できる!: エコノミスト政治家の賭け』27頁
  28. ^ プレジデント ウーマン: 喜怒哀楽を許さない女探偵だった「娘を政治家に育てた母の仕事ぶり」. (2019-11-16). 
  29. ^ 『佐藤ゆかり 初めて語る生いたち、恋、バッシング 子どもを持つ幸せは、仕事のために諦めた』 婦人公論 2006年8月22日号 63頁
  30. ^ a b 佐藤ゆかり著『日本経済は大転換できる!: エコノミスト政治家の賭け』117頁
  31. ^ 『野田氏対抗馬、外資系の女性エコノミスト 佐藤ゆかり氏』 朝日新聞岐阜 2005年8月21日
  32. ^ 『柳ヶ瀬「お祭りサンデー」 竹中氏目当て、人だかり』 朝日新聞岐阜 2005年9月5日 『切り札は「有名人投入」 タレントら応援演説』 朝日新聞岐阜 2005年9月9日
  33. ^ 『野田聖子氏事務所に放火!機械盗難も』 スポーツニッポン 2007年8月11日 『野田事務所放火「もうめちゃくちゃですね」』 J-CASTテレビウォッチ ワイドショー通信簿 スーパーモーニング 2007年8月13日 『内閣崩壊を招く、野田大臣「放火事件」のキーマンが死去』 由利太郎のディープインサイド 2008年12月28日 日刊サイゾー
  34. ^ 『岐阜1区は野田聖子議員~自民党・古賀氏』 日本テレビ 2008年1月20日
  35. ^ 『岐阜1区の“女の戦い”過熱 佐藤氏後援会が「国替え」反対を申し入れ』 産経新聞 2008年1月30日 『「佐藤ゆかり氏、岐阜に残って」 2万人署名、党本部へ』 朝日新聞 2008年1月30日
  36. ^ 『佐藤ゆかり議員、東京5区へ“国替え”決定』 日本テレビ 2008年2月6日 『次期衆院選 佐藤ゆかり氏、東京5区候補に内定』 TOKYO MX 2008年2月6日
  37. ^ 『公認問題決着!佐藤、野田両議員が合同会見』 日本テレビ 2008年2月8日 『衆院選:佐藤ゆかり議員「東京の代議士に気持ち入れ替え」』 毎日新聞 2008年2月9日
  38. ^ 『記者会見で握手を交わす野田聖子議員(左)と佐藤ゆかり議員 Photo By 共同』 スポーツニッポン 2008年2月8日
  39. ^ 『衆院選:野田、佐藤氏が共同会見、選挙区受け入れを表明』 毎日新聞 2008年2月8日
  40. ^ 『野田議員と佐藤議員がそろって会見』 日本テレビ 2008年2月9日
  41. ^ 『怒りの声も…ゆかりタン“お別れ会”』 スポーツニッポン 2008年2月11日
  42. ^ 『正式発表 自民・佐藤ゆかり氏が東京5区から立候補』 TOKYO MX 2008年2月8日
  43. ^ “佐藤ゆかり衆院議員と前府議、互いに告発も不起訴 大阪地検”. 産経ニュース. (2016年12月1日). http://www.sankei.com/west/news/161201/wst1612010088-n1.html 2018年4月16日閲覧。 
  44. ^ “前大阪府議が佐藤ゆかり氏への名誉毀損の訴え取り下げ”. 産経ニュース. (2017年10月3日). http://www.sankei.com/west/news/171003/wst1710030067-n1.html 2018年4月16日閲覧。 
  45. ^ a b 「『トラブルに巻き込まれたくない』佐藤ゆかり議員側が不明朗処理 業者からの100万円を5カ月後返金」、産経新聞、2015年9月15日
  46. ^ a b 「自民支部、佐藤ゆかり議員側告発へ…200万円資金処理問題で政治規正法違反 代理人『虚偽告訴で告訴も』」、産経West、2016年2月15日
  47. ^ “佐藤ゆかり氏と前大阪府議、双方不起訴処分 互いに告発”. 朝日新聞. (2016年12月3日). http://www.asahi.com/sp/articles/ASJD263LVJD2PTIL00Y.html 2017年8月20日閲覧。 
  48. ^ 大阪府選挙管理委員会資料
  49. ^ a b 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
  50. ^ 『第3回法華一乗会総会 谷垣政調会長らが出席 日蓮宗』 宗教新聞 2008年7月20日
  51. ^ 『自民党動物愛護管理推進議員連盟ブログ メンバー紹介』 2009年6月5日
  52. ^ 『小池元防衛相ら 女性議員ユニットを結成』 日本テレビ 2008年5月1日
  53. ^ 『政界キャンディーズは小池氏の総裁選別動隊!?』 日刊スポーツ 2008年5月2日






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