ゴシックとは? わかりやすく解説

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ゴシック【Gothic】

読み方:ごしっく

活字書体で、縦横の線が均等な太さのもの。ゴシック体ゴチックゴチ

ゴシック式」の略。

文学作品映画ファッションなどで、幻想的怪奇的・頽廃的(たいはいてき)な雰囲気をもつもの。「—小説


ゴシック 【Gothic】

もともとはゴート人ゲルマン系)を意味する語で、ゲルマン人の未洗練軽侮する語調があった。当初特定の教会建築様式指したが、のち美術様式全般に用いられた。一二世紀中頃、北フランス興って各国伝わりルネサンスまで続いた建築では教会建築多く、シャルトル・ランス・アミアンの大聖堂や、パリノートルダム大聖堂など有名。

ゴシック

明朝体ハネなどの装飾取り除き直線的に設計され書体明治中頃出来1950年ごろに細ゴシック・中ゴシックが出来たゴム印名刺などで使用される実印などの印章使用されることは無い。

ゴシック

作者荒巻義雄

収載図書2001
出版社早川書房
刊行年月2000.12


ゴシック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/25 15:14 UTC 版)

ゴシック (: Gothic) は、もともと12世紀の北西ヨーロッパに出現し、15世紀まで続いた建築様式を示す言葉である。


  1. ^ 現代の歴史学ではそのような歴史観は修正されている。
  2. ^ メアリー・シェリーが書いたゴシック・ロマンス『フランケンシュタイン』(初版1818年)の中でヴィクター・フランケンシュタインが創造した怪物。
  3. ^ イギリスのゴシック小説において吸血鬼をモチーフとした散文作品はジョン・ポリドリの『吸血鬼』(1819年)を嚆矢とする。その後もホラーノベルのジャンルでシェリダン・レ・ファニュの『カーミラ』(1872年)、ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』(1897年)といった吸血鬼小説英語版が書かれている。
  1. ^ 樺山紘一「ゴシック」『世界大百科事典』(改訂新版)平凡社、2007年。 
  2. ^ 沙月 2008, p. 34
  3. ^ 柳 2008, p. 122
  4. ^ J・ル=ゴフ 『中世とは何か』 池田健二・菅沼潤訳、藤原書店、2005年、77-78頁。
  5. ^ a b 小谷 2005, p. 35
  6. ^ 酒井 (2000), pp. 9-10.
  7. ^ 酒井 (2000), pp. 10-11, 130-131.
  8. ^ 酒井 (2000), p. 10.
  9. ^ 杉山ら (2000)[要ページ番号]
  10. ^ a b c 『PUNK ROCK STANDARDS - THE GREATEST PUNK DISCS FOR 30 YEARS』 TOKYO FM出版、2006年、86頁(筆者=石橋和博)。
  11. ^ レイノルズ (2010), p. 283.
  12. ^ 木村 (2007), p. 24.
  13. ^ a b レイノルズ (2010), p. 281.
  14. ^ 木村 (2007), pp. 24-25.
  15. ^ a b レイノルズ (2010), p. 282.
  16. ^ レイノルズ (2010), p. 291.
  17. ^ 『ハード&ヘヴィ - ハード・ロック/ヘヴィ・メタルCDガイド600』 音楽之友社、1995年、192頁(筆者=行川和彦)。


「ゴシック」の続きの解説一覧

ゴシック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 14:59 UTC 版)

えとせとら」の記事における「ゴシック」の解説

組織ボス普段は姿の見えないほどの闇の中から指令出し、常に仮面身に付けている。干支銃と星座銃探すため、組織の人間アメリカ中の奇銃集めさせている。

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ゴシック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 02:04 UTC 版)

「塔」記事における「ゴシック」の解説

ゴシック期にはさらに塔に注力注がれ教会建築として多数の塔がヨーロッパ各地建設された。特に西構え2つ双塔を持つ形式が目立つようになる。塔は上昇性を強調するような工夫施された。塔の開口部分は縦長になり、塔の上部を絞り込んだ尖塔備え付けられようになったゴシック様式は、その装飾キリスト教視覚的に要約したものともいえるが、塔は天上への掛け橋イメージ鐘塔としての機能併せ持った。またこの時期ヨーロッパ各地教会の塔の高さを競う争い生じた双塔顕著な例としては、フランスではノートルダム大聖堂パリ大聖堂)・アミアン大聖堂ラン大聖堂ランス大聖堂シャルトル大聖堂などがある。 シャルトル大聖堂ファサード右側1140年から建つロマネスク様式角錐塔、左が16世紀建てられ後期ゴシックの塔が建てられた。 ストラスブール大聖堂(1190- 1439年)のファサードは、単塔ながら高さ142m。赤色砂岩造られており、独特の印象与えている。 ドイツゴシック期教会塔としては、ケルン大聖堂1248- 1880年)やウルム大聖堂(1377- 1890年)などが著名である。ケルン大聖堂双塔形式でその高さは157mに達した。さらに、ウルム大聖堂の西構えの塔は161mでゴシック期で最も高い。また、ミラノ大聖堂1386年-1813年)の場合、高い塔は存在しないものの、135基のピナクル小尖塔)が設けられた。 一方フランスでは巨大化するゴシック様式建築反発するかのようにレイヨナン式」と呼ばれる小規模な聖堂出現したパリアルビ大聖堂1282年-1385年)はその一例であるが、ここでも高い塔が確認できるキリスト教における宗教建築としての塔とは別に世俗的な塔の建設目立ったイタリアサン・ジミニャーノは、丘の上にある塔の町である。貴族教皇派と皇帝派分かれて競い合い互いに権力誇示するため、次々に塔を建設していった。最盛期にはその数72という乱立ぶりであった伝えられる。やがて町そのもの勢い衰え、塔は数を大きく減らしたが、それでもなお多く後世残された。この塔の立ち並ぶ景観は「サン・ジミニャーノ歴史地区」として世界遺産登録されている。当地場合軍事目的宗教的意義をもって塔が築かれていたわけではない世俗的なシンボルとして塔の建設競争繰り広げられたという点で、他には無い独自性持っているベルギーフランデレン地域ワロン地域では、自治権獲得した都市が街の広場中心に教会とは独立して鐘塔建設していった。「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産にも登録されている。 他方軍事目的をもって築かれ城塞にも特徴的な塔が造られた。十字軍建設したクラック・デ・シュヴァリエ12- 13世紀初頭)を始めフランスガイヤール城1196年)やクシー城なども代表的なものとして挙げられる

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ゴシック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 16:03 UTC 版)

ゴシック・アンド・ロリータ」の記事における「ゴシック」の解説

「ゴシック」(Gothic)とは、「ゴート族風の」という意味で、「野蛮・残酷」を意味する語である。

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ゴシック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 05:41 UTC 版)

彫刻」の記事における「ゴシック」の解説

詳細は「ゴシック美術」を参照 ゴシック時代基本的にゴシック建築によって定義されており、その始点終点彫刻における様式発展とは完全に適合していない。大きな教会、特に扉周辺ファサード大型ティンパヌム持ち続けたが、その周囲にも人物彫像の列が広がっていった。シャルトル大聖堂西側表玄関彫像(1145年頃)は優雅ながら柱状伸長誇張して見せているが、南側袖廊玄関彫像(1215-1220)はもっと自然主義的な様式背後の壁からの剥離大きく古典的な伝統意識若干見られる。これらの傾向数年後レミ大聖堂西側表玄関継続され、そこでは人物像がほぼ丸彫りになり、ゴシックがヨーロッパ全土広がるにつれて一般的となった イタリアでニコラ・ピサーノと息ジョヴァンニがしばしばプロト・ルネサンスと呼ばれる様式発展させ、これはローマ石棺からの洗練された群衆構成紛れもない影響を受けたもので、シエナ大聖堂説教壇(1265-68年)、ペルージャにあるマッジョーレ噴水 (Fontana Maggiore) 、ジョヴァンニによるピサ大聖堂説教壇(1301年)のレリーフ見られるもう一つ古典様式復活は、1400年頃のフランスにおけるクラウス・スリューテルとその弟子による国際ゴシック様式作品見られる後期ゴシック彫刻は非常に大きな木祭壇流行と共に北部継続し名工彫刻多数表情豊かな人物像増えていった。その多く様々な場所で偶像破壊され、最も多く現存作品ドイツにある。ティルマン・リーメンシュナイダーファイト・シュトースなどは16世紀入ってからイタリアルネサンス影響徐々に吸収した 石やアラバスターでできた墓の等身大肖像富裕層人気博し壮大な複数段差のある墓は進化してヴェローナのスカリジェレ家の霊廟教会の外に移動させなければならないほど大きかった15世紀までに、石の飾壁を買う余裕のない節制する教区向けに、ヨーロッパ大部分占め英国ノッティンガムアラバスター祭壇レリーフ輸出する産業があった。主に俗人向けで多く場合女性市場向けの小型彫刻が、パリや他幾つかの中心地で結構な産業となった象牙彫刻の種類には、礼拝小さな多翼祭壇聖母子像鏡匣ロマンス文学情景描いた (Casket with Scenes of Romances (Walters 71264)) など、結納品として贈呈されたものが含まれた。超富裕層は、デュック・ド・ベリーのホーリー・ソーン聖遺物みたいな宝石琺瑯精緻ちりばめた世俗的かつ宗教的な金属作品蒐集しお金足りなくなるとそれを溶かして再び現金にした。 シャルトル大聖堂西側表玄関1145年頃) シャルトル大聖堂南側表玄関(1215-1220年) レミ大聖堂西側表玄関受胎告知一団 ニコラ・ピサーノ作、ピサ大聖堂説教壇より『降誕』と『マギの礼拝』 『バンベルク騎士1237年。ほぼ等身大馬術石像としては古代以降最初のもの ウォルターズ (Casket with Scenes of Romances (Walters 71264)) の、1330-1350年 鏡匣上部の『Siege of the Castle of Love』1350-1370年。ルーブル美術館所蔵ドイツ中部ピエタ像、1330-1340年 クラウス・スリューテル作『Well of Moses』より、ダビデ預言者 ホーリー・ソーン聖遺物箱の底部死者復活』、金と琺瑯宝石からなる 祭壇パネル一部にある『キリストの復活』1450-1490年。彩色跡のある英国彫刻 (Nottingham alabaster) ティルマン・リーメンシュナイダー作『聖血祭壇』より最後の晩餐部分、1501-1505年。ローテンブルク・オプ・デア・タウバードイツ

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ゴシック (Gothic)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 04:32 UTC 版)

レタリング」の記事における「ゴシック (Gothic)」の解説

日本字ゴシック体とは意味が異なりブラックレター(Blackletter)を指す。クリスマス結婚式の時などに好んで使われる書体大文字装飾が多いため、意図的な場合除き大文字だけを並べて使うことは無い。

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ゴシック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 22:29 UTC 版)

ロートアイアン」の記事における「ゴシック」の解説

ゴシック様式は、12世紀半ばからイル・ド・フランス中心に形成され建築様式であり、大都市カテドラルにおいて、その典型例を見つけることが出来る。 15世紀ロートアイアンは、常温加工していたため、木や石の装飾比べデザイン限りがあり、シンプルである。ヨーロッパ全土受け入れられゴシック様式とともに、全ヨーロッパへ鉄工芸が伝播ていったのである

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ゴシック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 07:41 UTC 版)

洋服の歴史」の記事における「ゴシック」の解説

男性服は長く裾引く衣装から、突然短く活動的な衣装移行するコタルディという尻丈の短い前開きで、二の腕までのぴったりとした袖に大きく刳った襟ぐりデコルテ)の衣装流行した。この軽快衣装イタリア若者衣服から輸入され、後にプールポワンダブレットまたはジャケット呼ばれる女性コタルディ同じくぴったりした袖に広い襟ぐりだが、引き裾で、スカートがゆったりと広がるように裾にマチ入っていた。シュールコーほっそりした体形がよく見えるように、脇を大きく刳った。 1340年前後 1390年代 1450年

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ゴシック (Gosick)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 01:54 UTC 版)

ゴシック (曖昧さ回避)」の記事における「ゴシック (Gosick)」の解説

GOSICK -ゴシック- - 桜庭一樹ライトノベルテレビアニメ。 このページ曖昧さ回避のためのページです。一つ語句複数の意味職能有する場合水先案内のために、異な用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事選んで下さい。このページリンクしているページ見つけたら、リンクを適切な項目に張り替え下さい

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