検査・所見
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「新生児呼吸窮迫症候群」の記事における「検査・所見」の解説
呻吟、多呼吸や努力性呼吸が見られ、チアノーゼを呈する。血液ガス分析では、PaO2の低下とPaCO2の増大とアシドーシスが見られる。胸部X線写真ではびまん性細網顆粒状陰影が特徴とされるほか、Bomsel 分類II型以降では気管支内の空気による透亮像(air bronchogram)、Bomsel分類 IV型ではすりガラス状陰影が見られる。 また、特徴的な検査として、羊水の小泡沫安定性試験(マイクロバブルテスト)がある。これは、サーファクタントが直径15μm以下のマイクロバブルを安定させることを利用したもので、100倍の顕微鏡下において、羊水では5/mm2未満,胃液では10/mm2未満のweakであれば、ほぼ確定診断となる。
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検査所見
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胸部X線 中等度ないし高度の欠損孔の場合は、左-右短絡に伴う肺血流量増加所見(肺血管陰影の増強、左第4弓の突出、左房・左室拡大)が認められる。アイゼンメンゲル化した場合は、さらに第2弓が突出する。また通常は肺血流量が多くなるので末梢まで肺血管陰影を追えるが、アイゼンメンゲル症候群時は肺野は明るくなり末梢血管陰影が乏しくなる。 心電図 中等度の欠損孔の場合は左室肥大、高度の欠損孔の場合は肺高血圧進展でさらに右室肥大を示す。また、Kirklin-III型(心内膜床欠損型)においては左軸偏位を呈する。アイゼンメンゲル化した場合は左室肥大がなくなり、右室肥大のみが残る。 心臓超音波検査 断層法において、中〜高度欠損孔は心室中隔の孔として観察される。また、カラー・ドプラー法により短絡血流を描出できるほか、肺動脈圧の推定も可能である。 心臓カテーテル検査 中〜高度欠損孔においては、右室において酸素飽和度のステップアップ、肺血圧の上昇を認める。また、左室造影を行なうことで短絡が造影され、左室の容積と駆出率が求められる。
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検査所見
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「抗リン脂質抗体症候群」の記事における「検査所見」の解説
凝固系活性化部分トロンボプラスチン時間が延長する。 自己抗体ループスアンチコアグラント、抗カルジオリピンIgGまたはIgM抗体、抗カルジオリピンβ2GPI抗体が陽性となる。 血算中等度の血小板減少症を伴うことが多い。 その他梅毒検査(Serological Test for Syphilis; STS)が陽性となる(生物学的偽陽性、Biological False Positive; BFP)。より梅毒に特異的なTPHA(Treponema pallidum hemagglutination)やFTA-ABS(Fluorescent Treponemal Antibody-ABSorption)が陰性であることが生物学的偽陽性と判断する鍵であるが、梅毒感染初期には同様の検査所見を呈することがあり注意を要する。
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検査所見
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診断は胸部X線撮影で行う。 聴診 - 肺野全体に水泡性ラ音が聴取される[疑問点 – ノート]。 胸部単純X線撮影 -肺野全体の透過性が低下し、真っ白になる。肺葉間に水分が溜まり、vanishing tumorと呼ばれる腫瘤影がみられる。心不全を合併する場合は心陰影の拡大がみられる[疑問点 – ノート]。
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検査所見
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好酸性の肉芽腫性の集塊が網膜後極部に最も多く認められる。肉芽腫性の集塊は幼虫の蔓延を防ぐために封入された幼虫の周囲で発展する。
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検査所見
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白血球、CRPの上昇など非特異的な炎症所見が得られる。顕微鏡的多発血管炎においてはきわめて診断的なMPO-ANCAがあるのとは対照的に、本症では診断の手がかりとなるような検査所見は存在しない。 血管造影をおこなうと、特徴的な数珠状にはれた動脈瘤をみることがある。
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検査所見
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「毛細血管拡張性運動失調症」の記事における「検査所見」の解説
血中免疫グロブリン(IgA、IgG)の低下。アルファフェトプロテイン(AFP)高値。MRIで小脳萎縮を認める。
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検査所見
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「グッドパスチャー症候群」の記事における「検査所見」の解説
本疾患に特異的な検査所見として抗糸球体基底膜抗体陽性があり、診断に有用である。尿検査で尿蛋白、血尿がみられる。また、血液検査では小球性低色素性貧血、尿素窒素(BUN)高値、血清クレアチニン高値、CRP高値がみられる。胸部X線、CT検査では肺野に浸潤影が認められる。 腎組織病理所見としては、光学顕微鏡所見で分節性あるいは全節性の壊死性病変とそれに反応する半月体形成が、蛍光抗体法では糸球体係蹄壁に沿ってIgGおよびC3の線状沈着が認められる。
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検査所見
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MPO-ANCA陽性 CRP陽性、蛋白尿、血尿、BUN・血清クレアチニンの上昇、WBC上昇 胸部X線写真所見で肺胞出血、間質性肺炎に合致する所見を認める。 生検(腎生検) 抗基底膜抗体(抗GBM抗体)も陽性の場合、腎機能予後が有意に不良。
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検査所見
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「メトヘモグロビン血症」の記事における「検査所見」の解説
動脈血を採血したはずなのに、真っ黒(あるいはチョコレート色)な血がひかれることがある。もしメトヘモグロビン血症であるなら、その後測定した動脈血中酸素濃度とその色とが乖離している。 メトヘモグロビン濃度が10%を越えるとパルスオキシメーターによる経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)は正確な値を示さない。 動脈血酸素飽和度(SaO2)と経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)の乖離(saturation gapと呼ばれる)はメトヘモグロビン血症の診断に有効である。 メトヘモグロビン濃度の上昇(確定診断)
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検査所見
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「ハンタウイルス肺症候群」の記事における「検査所見」の解説
検査所見としては血小板減少、白血球増加、血液濃縮が特徴的である。 Sin Nombre virus感染患者の病理学的検査により、肺、腎臓、心臓、脾臓、膵臓、リンパ節、骨格筋、腸、副腎、脂肪組織、膀胱、脳を含むさまざまな臓器にハンタウイルス抗原が分布していることが確認されている。
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検査所見
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ミトコンドリア病全般に共通することだが、ミトコンドリアでのATP産生(電子伝達系など)がうまくいかないことで解糖系が亢進し、血中・髄液中の乳酸濃度と乳酸/ピルビン酸比(L/P比)が上昇する。また、筋生検を行い、ゴモリ・トリクローム染色を行うと赤色ぼろ線維を認める。MELASに特徴的な所見としては、後頭部の脳梗塞類似病変や脳波での焦点周期性てんかん型放電がある。
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検査所見
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一般的な血液検査上は特徴的な所見はないが、血栓性では血小板機能を調べると亢進していることがある。ただし、血液検査から高脂血症・糖尿病などの基礎疾患を評価する意義は大きい。超急性期の血栓溶解療法を実施する際には高血糖や低血糖などの絶対禁忌項目があるため、血液検査は必須となる。
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検査所見
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「抗利尿ホルモン不適合分泌症候群」の記事における「検査所見」の解説
血液所見 血漿浸透圧の低下、血清ナトリウム濃度の低下(低Na血症)がみられる。ADHの測定を実際に行う必要があることは少ないが、測定すると必ずしも高値ではないことが多い。これは、SIADHではADHが異常に多量に分泌されているわけではなく、血漿浸透圧が低下してもADHの分泌量が減少しないことによって発症しているからである。ADH産生性腫瘍によるSIADHは例外で、ADHの著明な高値を認める。 尿所見 尿量は必ずしも減少しない。低Na血症および血漿浸透圧の低下があるにもかかわらず、尿浸透圧が比較的高い(100mOsm/kg以上)こと、尿中ナトリウム排泄量が多い(20mEq/日以上)ことが特徴的所見である。
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検査所見
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検査所見も病型によって異なる。くすぶり型は末梢血液像で異常リンパ球(腫瘍細胞)が5%以上認められるのが唯一の異常所見であることが多い。機械式の血液像検査では検出できない場合があるため目視(鏡検)による血液像検査が望ましい。慢性型は白血球、リンパ球増多が認められる。くすぶり型や慢性型でもLDHやsIL-2Rが上昇することがある。ATLの腫瘍細胞は形態的には核に複雑な切れ込みのみられるフラワー細胞が有名であるが、くすぶり型と慢性型ではフラワー細胞がみられることは少なく、ほとんどの腫瘍細胞は軽度のくびれが認められる異型性の軽いものであり、形態診断には注意を要する。急性型やリンパ腫型ではLDHやsIL-2Rが著増する。リンパ腫型は末梢血に腫瘍細胞をほとんど認めない。急性型は定義上は他の3病型の定義を満たさないものとされているが通常は白血球増多があり末梢血中にATL細胞が認められる。
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検査所見
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「ランバート・イートン症候群」の記事における「検査所見」の解説
反復刺激筋電図検査 詳細は「神経伝導速度検査」を参照 LEMSの診断に必須であり、MGとの鑑別にも有用である。MGではCMAP振幅の低下はないがLEMSではCMAP振幅が著明に低下する。運動や高頻度刺激、数分間の低頻度刺激では筋の疲労がみられCMAPの漸増がみられる。低頻度刺激ではwaning現象が観察されるがMGのwaningと異なり1発目から10発目まで徐々に漸減する。MGの場合は4、5発目で以降で漸増することが大きい。高頻度反復刺激筋電図で100%以上のwaxing現象があればLEMSと診断できる。複数の筋すべてにおいて50%以上のwaxing現象が認められた場合もLEMSの可能性が高い。さらに抗P/Q型VGCC抗体陽性患者のほうが陰性患者よりもCMAP振幅が低く、waxingが大きい。 抗P/Q型VGCC抗体 長崎大学第一内科で測定可能である。 塩化エドロホニウム試験 LEMS患者ではMG患者と比較してLEMS症状が劇的に改善する場合は少ないが注意深い観察を行うと殆どの例で改善が認められる。改善が認められる場合はコリンエステラーゼ阻害薬の使用を検討する。 サクソン試験 LEMSの自律神経系の評価として最も重要である。LEMSの自律神経障害では唾液分泌が低下する。また3,4-DAP(ジアミノピリジン)を投与すると唾液量が回復する。 神経筋接合部生検 LEMSでは診断の有効性は低い。 悪性疾患の検索 文献上はLEMS患者ではLEMS発症の6年前から発症5年後まで悪性腫瘍が認められており、その中央値は発症後6ヶ月であった。LEMS発症後5年間は精力的に悪性疾患を検索するべきという意見もある。
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検査所見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 19:35 UTC 版)
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検査所見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/31 06:37 UTC 版)
基本身体検査元々RAA系が亢進しているのでアンギオテンシンII負荷試験にて昇圧性が低下している。 血液検査血清生化学検査低カリウム血症、代謝性アルカローシス、等が認められる。 腎臓針生体検査レニンを異常分泌している傍糸球体装置が過剰に形成されて大きくなる。過剰に形成される事を過形成と言う。 心電図低カリウム血症によるU波増高などを認める。
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検査所見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 06:00 UTC 版)
心臓超音波検査 滲出性心膜炎の場合、臓側心膜と壁側心膜の間にecho free spaceが認められる。心膜液少量の場合、echo free spaceは左室後壁と壁側心膜の間に限局するが、多量になると右室前面にも認められるようになる。 胸部X線写真 基本的には心陰影は正常である。ただし滲出性心膜炎の場合は、左右対称性の心陰影拡大像が認められる。 心電図 広範な誘導で上方へ凹形のST上昇が認められる。ただしこれはaVR(一部ではV1も)を除き、またaVRにおいては対側性変化が見られることが多い。また、心房表面にも炎症が及ぶため、PRはaVRで上昇、II、aVF、V5、V6で低下がみられる。これらの変化は、通常、4期に分けて見られる。 貯留液が多量の場合、心タンポナーデと同様に低電位を示す。 血液検査 炎症所見としてCRPや白血球数、また原因検索のために各種ウイルス抗体検査、免疫学的検査、生化学検査、腫瘍マーカーなどが行われる。
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検査所見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 06:00 UTC 版)
心臓超音波検査 Mモードにおいて、心膜の多層エコー、拡張早期の心室中隔異常運動や、房室弁口および静脈血流速波形の拡張早期波の尖鋭化が認められる。 胸部X線写真・縦隔X線CT 心膜の肥厚、大静脈径の拡大、右室の変形などが認められる。とくにX線CTでは石灰化の分布を確認できることが多い(右心側に多い)。心胸郭比(CTR)の増大は見られないことが多い。ただし、胸水貯留がある場合は、左房の拡大が認められることがある。 心臓カテーテル検査 右室圧曲線におけるdip and plateau型波形が有名である。これは、拡張早期に深い谷を形成したのち、これに続いてやや上昇したのち平坦な波形を示すものである。また心房圧曲線はM型あるいはW型波形を示すことが多い。 心電図 特異的ではないが、T波の陰転・平坦化がみられることがある。これは心膜傷害によるものである。またQRS波の低電位が見られることもある。
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検査所見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 17:40 UTC 版)
血清生化学検査・末梢血塗沫標本検査 炎症性疾患であることから、赤血球沈降速度(ESR)の著明な亢進(ときに100mm/時以上)とC反応性蛋白(CRP)の高値が認められる。白血球数は正常ないし軽度高値にとどまる。 血清免疫学検査・甲状腺機能検査 破壊性甲状腺炎に伴い、病初期にはトリヨードチロニン(T3)が高値となるが、バセドウ病に比べると軽度である。T3/T4比は20以下と低いことが多く、バセドウ病との鑑別点の一つである。これらの甲状腺ホルモン高値に伴い、下垂体では反応性に甲状腺刺激ホルモン(TSH)の産生が抑制されている。また、甲状腺組織破壊により、甲状腺放射性ヨード摂取率は著しく低下する。 超音波検査 頸部超音波断層検査(エコー)では、圧痛のある場所に一致して低エコーとなる。
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検査所見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 17:45 UTC 版)
血清生化学検査 炎症所見は認められず、赤血球沈降速度(ESR)とC反応性蛋白(CRP)はいずれも正常値である。 血清免疫学検査・甲状腺機能検査 亜急性甲状腺炎と同様、破壊性甲状腺炎に伴ってトリヨードチロニン(T3)・チロキシン(T4)はいずれも高値を示し、これらの甲状腺ホルモン高値に伴い、下垂体では反応性に甲状腺刺激ホルモン(TSH)の産生が抑制されている。また、甲状腺シンチグラムでも、123I摂取率は4%以下(24時間値)と低下を認める。 一方、慢性甲状腺炎と同様に(あるいはこれが素地にあるために)抗ペルオキシダーゼ抗体と抗チログロブリン抗体が強陽性を示す例が多いことが報告されており、これは血液検査上、亜急性甲状腺炎との重要な鑑別点である。甲状腺刺激症状を呈する疾患において、TSH受容体抗体はバセドウ氏病においてのみ高値を示し、甲状腺機能性結節・無痛性甲状腺炎・亜急性甲状腺炎では正常範囲にとどまることが多い。 超音波断層撮影 バセドウ病では甲状腺の血流増加がみられるが、無痛性甲状腺炎では血流低下となる。
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検査所見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 08:07 UTC 版)
夏型過敏性肺炎では抗トリコスポロン・アサヒ抗体が鑑別に有用である。(感度92.3%, 特異度92.8%) 白血球、C反応性蛋白(CRP)、血沈の著明な上昇は認められない例がある。
※この「検査所見」の解説は、「過敏性肺炎」の解説の一部です。
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検査所見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 02:39 UTC 版)
腹部超音波検査 重複した腸管が二重丸の的のように見える(ターゲットサイン)。
※この「検査所見」の解説は、「腸重積症」の解説の一部です。
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