慢性型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 16:35 UTC 版)
慢性型は、さらに萎縮性と肥厚性に分類される。 肥厚性 慢性肥厚性カンジダ症は、急性偽膜性白板症から移行したものである。白い偽膜は固くなり、明らかな白斑が認められるようになる。カンジダ性白板症とも呼ばれるように、他の理由による白板症との鑑別が困難となる場合がある。好発部位は、口角部近くの口唇や頬粘膜部。抗真菌薬に対する抵抗性があることが多く、また剥離性は低くなり容易に拭うことができない。正中菱形舌炎は慢性肥厚性カンジダ症であることが判明している。 組織学的には上皮の過形成が見られその表層は過角化あるいは錯角化を呈し、角質層に菌糸を多数認めるがこの菌糸は棘細胞層や基底細胞層には認められない。菌糸は、PAS染色で赤染し、グロコット染色で黒染する。
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