慢性単純性珪肺(chronic simple silicosis)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 01:59 UTC 版)
「珪肺」の記事における「慢性単純性珪肺(chronic simple silicosis)」の解説
通常、比較的低濃度のシリカ粉塵への長期(10年以上)曝露の結果、最初の曝露から一般的には10 - 30年後に発症する。最もよくみられるタイプの珪肺である。慢性単純性珪肺に罹患した患者は、特に初期のうちははっきりとした徴候や症状を示さないこともあるが、X線により異常が見つかることがある。慢性の咳や運動時の呼吸困難が一般的な所見である。慢性単純性珪肺ではX線画像により、通常丸みを帯びた多数の小陰影(直径10mm未満)が特に上肺部に顕著に認められる。
※この「慢性単純性珪肺(chronic simple silicosis)」の解説は、「珪肺」の解説の一部です。
「慢性単純性珪肺(chronic simple silicosis)」を含む「珪肺」の記事については、「珪肺」の概要を参照ください。
- 慢性単純性珪肺のページへのリンク