慢性多関節炎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:45 UTC 版)
関節リウマチ、ヘバーデン結節 関節痛を来す疾患では頻度が多いもの。関節リウマチでは抗CCP抗体とCRPが陽性となる。ヘバーデン結節では、血液検査での異常はみられないことが多い。 リウマチ性多発筋痛症 高齢者で頚部、肩、腰部の症状が特徴的である。巨細胞性動脈炎の合併は日本では稀である。 結晶誘発性関節炎 偽痛風、痛風で多関節炎を起こすこともある。高齢者の大関節炎ならば偽痛風、痛風単関節発作の既往があれば痛風を疑う。血液検査により尿酸値を測定することで判別できることが多い。 全身性ループスエリテマトーデスや皮膚筋炎などの膠原病(結合組織疾患) 膠原病では病変の主座とは別に関節炎による関節痛を来すことがしばしばみられる。 反応性、乾癬性関節炎 STD、腸炎、乾癬などの既往が重要である。
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