RAINBOW-二舎六房の七人-
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『RAINBOW -二舎六房の七人-』(レインボー にしゃろくぼうのしちにん)は、安部譲二原作・柿崎正澄作画による日本の漫画、またそれを原作としたテレビアニメである。
- ^ 『週刊ヤングサンデー』から『ビッグコミックスピリッツ』へ移籍した作品の単行本は「ビッグコミックス」レーベルで刊行されるが、本作は引き続き「YSコミックス」レーベルで刊行されている。
- ^ 第二章・最終話ではアンチャンの墓前で偶然アンチャンの母親と出会い、形見のボクシングシューズを託されている。
- ^ 孤児院の女性院長や少年院に入所した際に他の房の少年達に目をつけられる他、医師の佐々木にも「君は可愛い顔だからかわいがってあげる」と気に入られてしまう場面がある
- ^ この際、メグの身を案じたジョーが少年院を脱走して孤児院に侵入し、彼女を逃がそうとしたが、メグは兄のジョーの立場を考慮してわざと冷たく突き放して養父と暮らす道を選んだ
- ^ 12話までが第一章で、14話以降が第二章(ただし、最終話は第三章序盤まで)で構成されている。
- ^ 初回は26時50分 - 27時20分。2010年9月までは26時16分 - 26時46分。
- ^ “What's new/スピリッツからのお知らせ 2009.5.11 「第29号(6/15発売号)より巨弾連載スタート!!」”. ビッグコミックスピリッツ~SPINET. 小学館. 2009年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月3日閲覧。
- ^ 「RAINBOW-二舎六房の七人-」日テレ公式サイト:「INTRODUCTION」の項目を参照。
- ^ “RAINBOW : 過激描写で異例の「おことわり」放送 小栗旬主演の深夜アニメ”. まんたんウェブ (毎日新聞デジタル). (2010年4月6日). オリジナルの2010年4月9日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c d e f g h i j k l 『オトナアニメ Vol.13』洋泉社、2009年8月、16頁、ISBN 978-4-86248-451-2
- 1 RAINBOW-二舎六房の七人-とは
- 2 RAINBOW-二舎六房の七人-の概要
- 3 舞台
- 4 テレビアニメ版
- 5 外部リンク
二舎六房の七人
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「RAINBOW-二舎六房の七人-」の記事における「二舎六房の七人」の解説
桜木 六郎太(さくらぎ ろくろうた) 声 - 小山力也 / 演 - 山本健史 通称「アンチャン」。通称の由来は「みんなのアンチャン」から。 米兵暴行傷害で入所。「二舎六房」の先輩。釈放目前であるが、ある理由で塀の中に封じ込められている。夢はボクシング世界チャンプになり、父親と5人の兄を亡くしながらも自分を育ててくれた母親へ親孝行をすること。現実に負け、目標も夢もなくした6人に「愛と勇気」を持って強く生きることを教えた。 脱走し、両想いだった看護婦の節子と共に暮らす。 第一章の終盤で佐々木の策略により石原に刃物で刺された末、射殺されてしまう。死後、遺体から検出された弾丸と彼の意思が6人に受け継がれた。後に、石原の進退を左右する程の秘密を握っていた事が明らかになる。 第四章で、入所理由が通っていたボクシングジムの先輩・迫田鉄に誘われ、米軍基地で賭け試合の帰りに報復に来た対戦相手の米兵を射殺した迫田の罪を自ら被ったためだったことが明かされる。その後、入所してきた迫田の真実を知るがそれでもなお迫田を信じ続けた結果、石原に目を付けられることになる。そして刑期が残りわずかとなった時、6人との運命的な出会いが、彼を待ち受けていた。 水上 真理雄(みなかみ まりお) 声 - 小栗旬 / 演 - 梅林亮太 通称「マリオ」。通称の由来は名前の「真理雄」から。 殺人未遂で入所。仲間のためなら誰であろうと体を張る鉄火肌な男で、悪く言えば短気、良く言えば兄貴分な性格。 6人の中で一番出所が遅かった。ある事情で右の拳を潰されたが、第二章終盤で治るか治らないかの大手術をし完治、以降はアンチャンの意志を受け継ぎ、ボクシング世界チャンピオンを目指す。成長するにつれアンチャンに似た雰囲気が見られる様になり、第三章以降は仲間たちが一瞬アンチャンと見間違えるほどの風格を漂わせるようになった。 第三章終盤で外国人詐欺グループの魔の手からかつての想い人だった節子を救った末に瀕死の重傷を負うが、自分の中で生き続けるアンチャンの言葉を心の支えにする中でヘイタイに救出され一命を取り留める。 第四章では、第三章終盤で負った傷は失明した左目以外はほぼ回復し、「アンチャンとの約束を果たす」ためキャベツとジミーのサポートを受けながらハワイでトレーニングに励む。 迫田と共に「アンチャンとの約束」を果たした後はアメリカに戻り、自らの幸せを手に入れるために悠々自適の旅に出た(他の5人とは異なり、マリオのみ明確な結末が描かれていない)。 前田 昇(まえだ のぼる) 声 - 朴璐美 / 演 - 長谷川友紀 通称「スッポン」。通称の由来は武器が自分の歯で噛み付いて離さない(スッポンみたいに)ところから。 多額窃盗累犯で入所。広島に投下された原爆により孤児となる。 背が低く、頭部に10円ハゲがある。口が上手い根っからの商売人で、大金持ちになる夢を持つ。普段はキャベツやバレモトとつるんでおり、特にバレモトとは家族ぐるみの付き合いに至っている。 出所後は闇屋から一分屋を経て、商売人としての才能を生かし金銭面を中心に仲間を支え続けた。第四章では自らの会社「前田金融」を興し、「アンチャンとの約束」を見届けた後は自社ビルを2棟所有するまでに成長し大金持ちになる夢を成し遂げつつある。 遠山 忠義(とおやま ただよし) 声 - 黒田崇矢 / 演 - 日ノ西賢一 通称「ヘイタイ」。通称の由来は「兵隊」になるという夢から。 暴力行為・不法監禁で入所。怒らせると怖い任侠気質の風貌を持つ硬派の大男。「兵隊」になるという明確な夢を持っている。服役中に自衛隊入隊希望届を出し、自衛隊に入隊という形で一番早く出所した。右目と額に切り傷がある。母子家庭であり、「父親は軍人である」と母親に言われて育てられた。 後にジョーの妹・メグと相思相愛になり結婚するが、第三章終盤で節子と瀕死の重傷を負ったマリオを追って米軍基地へ駆けつけたが、現場が燃えている所を警察官に捕らえられ放火犯と誤認されてしまう。その結果、マリオを助けるために外国人詐欺グループの罪を一人で被り刑務所に服役し、自衛隊を除隊となる。 第四章ではバレモトの尽力もあって刑務所から出所し、「有藤組」を襲撃された復讐心で我を忘れた迫田を身体を張って止め、アンチャンの墓前に連れて行き彼の死を伝える。 「アンチャンとの約束」を見届けた後はスッポンの紹介を経て特別少年院の看守の職に就き、看守の立場から受刑者たちの心の支えになる存在として尽力している。一方で、私生活ではメグが子を身籠るなど、ささやかな幸せを得る。 野本 龍次(のもと りゅうじ) 声 - 藤原啓治、西墻由香(幼少) / 演 - 古川貴生 通称「バレモト」。通称の由来は座右の銘?である「「バレ」て「モト」モト」から。 詐欺横領・置き引きで入所。父親が満州で戦死し終戦後の混乱が原因で人間不信に陥ったが、仲間や他人のおかげで救われる。 いつもずり落ちそうな眼鏡をかけており、童貞なのを気にしている。スッポンとは非常に仲が良く、家族ぐるみの付き合いをしている。紆余曲折あって検事(後に弁護士)の高田に師事し、自身も夜学に通いながら弁護士を目指す事になる。母親と彼に良く似た2人の弟(「達夫」と「和夫」)がいる。 第四章では外国人詐欺グループの罪を一人で被ったヘイタイの罪状を軽くするために奔走し、迫田に「アンチャンとの約束を果たしてもらう」ため様々な絵図を打ったり高田の右腕として活躍し一目置かれているなど頭の回転は磨かれているが、司法試験にはまだ合格しておらず8度目の受験を控えている。 横須賀 丈(よこすか じょう) 声 - 羽染達也、柴井伶太(幼少) / 演 - 諏訪田寛幸 通称「ジョー」。通称の由来は名前の「丈」から。 暴行傷害・不純異性交遊で入所。目元に泣きぼくろがある、金髪碧眼の風貌を持つ二枚目の混血児。幼少時に母親の手で妹と共に混血児のための孤児院の門前に置き去りにされそこで育つが、優れた容貌のせいで女性院長(声 - 藤田淑子)に目をつけられて性的虐待を受ける。入所後に妹が養父に引き取られ、長らくお互いの行方を知らないまま離れ離れだったが、後に再会。ヘイタイとメグの相思相愛を知って以来、ヘイタイを見守る様になる。 歌手になりたいという夢があり、バンドのボーヤをしていた。第四章では酒場などを回る歌手として生計を立てており、無頼の日々を送る迫田に対し「アンチャンとの約束を果たしてもらう」ために救いの手を差し延べた。 「アンチャンとの約束」を見届けた後はついに歌手として大成し夢を成し遂げ、ファンの追っかけが現れるほど有名になっている。 松浦 万作(まつうら まんさく) 声 - 脇知弘 / 演 - 吉谷光太郎 通称「キャベツ」。通称の由来は右肩の岩牡丹の刺青がキャベツに見えることから。 暴行傷害・飲酒等不良行為で入所。頭の回転が鈍い、優しすぎる大食いの怪力男。 他の仲間に比べなかなか道が定まらなかったが、有藤の紹介でプロレスラーに活路を見出す。 第四章ではハワイでジミーと共に再起を図るマリオのサポートに尽力しており、他の4人とは国際電話で連絡を取っている。 「アンチャンとの約束」を見届けた後はアメリカに戻りプロレスラー「マンモス松浦」として活躍を続け、ルリ子と結婚した。
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