ブション
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「ゴーストリコン ワイルドランズ」の記事における「ブション」の解説
ラ・ユリ&エル・ポリト イタクァ地方のブション。ラ・ユリは元看護士で、エル・ポリトはラ・ユリの勤めていた病院で研修していた元研修医の夫婦。瀕死の重傷を負ったラ・プラガの命を救ったことで、彼から命の恩人としてプレゼントを幾度も贈られた末、表向きはサンタ・ブランカの医療スタッフとしてスカウトされたが、真の役割は人体に精通していることから捕えた敵対者への拷問要員で、イタクァ地方で捕えられた口の堅い者に最大限の苦痛を与える拷問を加える。サンドバルとアマルに拷問を行った張本人。友人であるサンドバルを殺された報復として、ボウマンの指令によりゴーストチームに殺害された。 カール・ブックハート モンティヨック地方のブション。バーモント州出身。10代の頃から不良行為を繰り返し、18歳で服役か従軍かを迫られて軍に入隊する。それが天職だったのか一気に頭角を現し、戦闘能力はノマド達ゴースト隊員に匹敵。第75レンジャー連隊の隊員として2003年にイラクへ派遣されノマドと共に仕事をした経歴があるが、2005年にラマーディーでIED攻撃を受け除隊。その後は一般の暮らしに馴染めず、警察と揉める事が多くなった。偶然訪れたフアレスのバーでエル・ムロと出会って意気投合。誘いに応じてカルテルの傭兵となり、モンティヨック地方にある訓練キャンプの軍事教官長として本格的な軍事訓練でシカリオの育成を行うようになった。 レンジャー過程を基にシカリオ向けに改変した彼の訓練プログラムは無抵抗の女性や子供を鈍器で殴り殺すなど、とてつもなく残虐かつ過酷なもので、半分以上が脱落するか死亡・負傷する代わり、訓練を終えた者はどんな命令でも実行する冷酷な殺し屋となっている。最期は銀山に立て篭もり、ゴーストチームを迎え撃とうとしたが返り討ちにあい死亡。 エル・ポゾレロ サン・マテオ地方のブション。本名はラウル・ムリーヨで、名前のエル・ポゾレロは「シチュー・メーカー」を意味する。カルテルが痕跡を残したくない死体の処理が専門であり、死体を水酸化ナトリウムで溶かす仕事をしている。何らかの知的障害を持っており精神年齢は10歳程。その為人を溶かす事をただの仕事として考えており背徳感を感じていない。それ故にラ・プラガをして「2度と会いたくない人物」と言わしめ、畏怖させたほど。更にノマド達の襲撃により連れ去られる際にも怒りや恐怖を感じず、ノマド達に気さくに話し掛けたりした。ノマド達をも困惑させるほど人懐っこい。 バロ将軍 フロル・デ・オロ地方のブション。詳細は後述。 エル・コマンダンテ メディア・ルナ地方のブション。詳細は後述。 カルジータ アグアベルデ地方のブション。本名はハビエル・コロネル・バヤルドで、メキシコで通信会社を経営する大富豪のゴンサロ・コロネル・バヤルドの御曹司。ハーバードでBA、ウォートン・ビジネスでMBA、オックスフォードではファッションのために博士号を取得した高学歴を持つ、世界的なビジネスマンにして遊び人。各界の実力者や有名人とコネを作るのが上手く、元は国立公園だったのがサンタ・ブランカの手で開発された高級リゾートを統括していて買収や接待で世界中の有名人や政府高官とつながりを持つ。現場における実務上の経営者の役割は助手に任せている。助手を殺害されたことでアグアベルデに戻り、各界のVIPを集めて彼らを安心させるための盛大なパーティーを主催したが、潜入したゴーストチームによって捕らえられてしまいパーティーの参加者リストを奪われ、おまけに派手な銃撃戦をされてしまったため各界のコネを全て潰された。またノマドからは「転んでもタダでは起きない奴」と評されている。 DJペリコ 日本語版声優 - 加瀬康之 プカラ地方のブション。ロサンゼルス出身のメキシコ系アメリカ人で本名はマルコ・ガルシア。31歳。アメリカでは13歳でストリート・ギャングになり、すぐに コカイン所持で逮捕され、15歳で殺人未遂を犯しメキシコへ逃亡。いとこのツテでサンタ・ブランカのシカリオとなるが、簡単な殺しの仕事に失敗して疎まれ、処分される一歩手前となってしまう。(車に乗る標的に至近距離からマシンガンを撃って全て外した様子。ボウマン曰く、「失敗する方が難しい」)しかし、元々はDJ志望であったために口は上手く、それに目を付けたスエーニョにDJとしての素質を見込まれ、カルテルの海賊放送である「ブション・ラジオ」、別名「サンタ・ブランカ・ラジオ」にて宣伝活動を行う広報役として起用された。なお、名前のペリコは「オウム」を意味する。ゴーストチームに拘束され、バック・カタリの反乱軍に対する奮起のメッセージをラジオで放送するよう脅迫された。 ラ・サンテラ エスピリトゥサント地方のブション。少女時代は敬虔なカトリックであったが、やがてサンタ・ムエルテへの信仰に取り憑かれ、エル・スエーニョに構成員たちへ忠誠心を高める説教をさせる役目を任された。信仰のためには人身御供をも辞さず、故にエル・カルデナルと対立することもある。ゴーストの妨害によってエル・スエーニョからの信頼を失い、見せしめのために公開処刑されそうになるが救出され、投獄される。 エル・チド マルカ地方のブション。本名はマルセロ・リオス。ナルコ・コリード(英語版)のトップアーティストであり、サンタ・ブランカの一員ではないが交流を持ちカルテルを称える歌を歌ってきた。甘いマスクと鍛え上げられた肉体に魅了されるファンは多く、ボウマン自身もチドが好きなようで、彼にだけは顔に傷をつけないよう拘束するよう依頼して着くやいなや興奮し、気さくに話し掛けていた。厳重な警備の元でコンサートを決行するがゴーストに拘束される。 彼のコリードはサウンドトラック「The Sounds of Santa Blanca」として発売されている。 エル・エミサリオ オコロ地方のブション。エル・ヤヨの孫で、本名はゴンサロ・ヤナ。25歳。後継者として育てられコカインの生産管理をしている。祖父であるエル・ヤヨを慕っており、彼の顔を潰すことを恐れている。なお、名前のエル・エミサリオは「使者」を意味する。 ノマド達による攻撃により、コカインの生産に打撃を与えられ、一時は離れていたオコロに戻り祖父を失望させないために奔走するが虚しくも失敗、その後追い詰められたエミサリオはスエーニョに遺書を残し、邸宅のペントハウスで首を吊って自殺した。 マーカス・ジェンセン リベルタード地方のブション。スリナム系アメリカ人の科学者で、ラ・グリンガにスカウトされて研究助手となった。犯罪組織に所属している自覚はあるものの金や女性に恵まれ、教え子であるサンタ・ブランカの構成員らに承認されることを喜んでおり、ノマドに拘束されボウマンに尋問を受けた際も、カルテルでのコカイン研究に背徳感どころか開き直って自分が作らなくても誰かがコカインが作るのだから、それが自分であってもいいと自身の行いを正当化していた。ボウマン曰く「反社会的な脳みそ」。 エル・ウェイ ビーヤ・ベルデ地方のブション。鉱山労働者の家系で、コカイン精製に使う軟マンガン鉱の採掘を担当。研究の失敗で顔に大きな火傷がある。基本的に親しみやすい性格で、部下に優しくユニダッドとも友好的であるが、顔の火傷を馬鹿にする相手には容赦なく、自分を題材にしたホラー映画のスタッフ全員を行方不明にしている。連行される最中もノマド達に気さくにはなしかけ、「労働者に不平等だったのは認めるが、この国の鉱山を蘇らせたのは自分」と語っていた。最終的にボウマンにバーナーで脅され、情報を提供する。 マドレ・コカ タバカル地方のブション。本名はルペルタ・ファロ。伝統的なコカ農家だったが息子のパブロがコカインで死んで以降、コーヒーの生産地だったタバカルに「暴君」として君臨し、強引な手法でコカ農場にした。マドレ・コカの一派はエル・ヤヨの後援のもとサンタ・ブランカの傘下にいるが独自に輸送・警備を行い、自分だけのカルテルといってもいい勢力を築いている。右腕であり息子の面影のあるサラザールが拘束されてしまったことで、ゴーストに対して話し合いの場を設けるが平和的に事態を治めるつもりは全くなく、ゴーストに奇襲をかけるも敗死した。彼女の意図としてはゴーストを拘束しサラザールとの人質交換に利用しようとしたのだろうと推測される。 エル・プルポ バルベチョス地方のブション。本名はオクタビオ・アイェンデ。サンタ・ブランカの会計士で資金洗浄を得意としており、各方面に触手を伸ばすかのごとくコネを作っていることから「タコ」を意味する名前で呼ばれている。カルテルのメンバーではあるがビジネスマン向きで銃の代わりにアタッシュケースで仕事をする。 彼によってカルテルは毎週20億ドルとも言われる収益を洗浄して合法的な事業にも進出できるようになったが、エル・スエーニョからニディアに帳簿の付け方や資金洗浄についての指導、監査役としてボリビアに派遣されたことから彼女との関係が悪い。 最終的にはボウマンの発案した離間の計が成功したことで、ニディアの部下から命を狙われるもノマド達の支援でメキシコへと逃亡した。ノマド達の見解では、メキシコでカルテルの面々にニディアの悪行を報告することで、彼女に打撃を与えると予想する。 アントニオ モホコヨ地方のブション。フルネームはアントニオ・ガルシア・テイラー。カルテルの在庫管理責任者で、自身がコカイン中毒であるため情緒不安定で自分の命が狙われていると思いこんでいる。コカインに囲まれた生活を送っために誰も信用せず、部下にもしばしば銃を突きつけたりなど等の行為が頻繁になり、遂には自分の妻が待つ家にも帰らなくなった。アントニオの妻曰く「昔は優しくて逞しかった」。 その誰も信用しない偏屈な性格のおかげで彼以外コカインの運搬スケジュールを知らず、情報の守りが固くなっていた。 最終的には、ノマド達により連れ去られて、ボウマンの用意したコカインで強制的にハイにさせられ、情報を洗いざらい全て吐いた。 エル・セレブロ カイマネス地方のブション。本名はパトリシオ・メンデス・ヴァレ。名前のセレブロは「頭脳」という意味で、少年時代から頭脳明晰であり、そこをニディアに見込まれてメキシコの大学とカリフォルニアの大学院に進学した。サンタ・ブランカの中ではコカインを運ぶ潜水艦技師として働き、既に潜航可能深度はわずか数10センチながら通常船舶よりも隠密性の高い半潜水艇を設計し複数隻を完成させているが、もっと深くまで潜り大量のコカインを運ぶ事の出来る本格的な潜水艦を生み出そうとしている。 最終的にはノマド達に連れて行かれるが、それは影武者であったため本人は数年前にどこかに姿を消したようである。影武者は本人の下で潜水艦デザイナーをしており、連行される最中は潜水艦についての科学的な話を延々として、ノマド達を辟易させた。 ボストン・リード コアニ地方のブション。マサチューセッツ州レキシントンの中流家庭で育ち、冒険に憧れ南米の辺境地でパイロットをしていたが、エル・ボキータと出会ってサンタ・ブランカに入り飛行機でのコカイン密輸を実行、現在はそれらの空輸を統括する役割をしている。非常に用心深い性格でカルテルのメンバーですら荷物をやり取りする時以外、仕事中のボストンの居場所は把握できない。麻薬の密輸のほかにサンタ・ブランカにも秘密で人身売買を行っている。 ゲレーロ兄弟からの緊急コードによりコアニへと呼び戻される。軍用の武装ヘリコプターにてゴーストと交戦するも撃破され、死亡した。 エル・ガト レマンゾ地方のブション。コカインの梱包管理者で、16歳からサンタ・ブランカのために働き、幾多もの致命傷より生き延びているため自らを「不死身」と称している。名前のエル・ガトは「猫」という意味で、芸能界のトップスター達や麻薬界の大物達を顧客にする整形外科医の父親がいたが、彼はある麻薬界の大物を整形手術の失敗で死なせてしまったがために命を狙われてしまい、最終的には父を救う為に自らの手で止むなく父親を殺した。そして、その遺灰をロケットにぶら下げ、ここぞという時に吸引している。エナジードリンクやサンタ・ブランカに属する医者によりコカインを人体へ埋め込むなど様々な方法でコカインを密輸していた。その肩書きから多くの人間に命を狙われており、影武者を立てるなどして暗躍していたがついに居場所を突き止められ、ゴーストとの交戦の末死亡した。 ラ・カブラ インカ・カミナ地方のブション。本名デラロス・セラノ・デ・ペレス。ニディアの高校時代からの親友で、13歳の頃からコカインの密売に手を染め、売人だった3人の夫と離婚した他、彼女自身も何度も刑務所に入っている。情報を扱うことを通じてペルーの麻薬ギャングとコネを持ち、コカインのバイヤーとしてペルーから予備のコカインを調達している。その後、ペルーの交渉人と交渉中に、ゴースト達に狙撃され暗殺される。この際交渉人も殺害されたことから、サンタ・ブランカとペルー人ギャングの間で断絶が起こるとボウマンは推測している。彼女の密輸ネットワークは独自のものであり、エル・ボキータとの繋がりは無い。
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