日本語版声優
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 17:18 UTC 版)
日本語版では5名(シーズン9以降は6名以上に増えた)の声優陣が兼役で性別と年齢問わず担当している。テレビシリーズでは、放送開始当初はマウスプロモーションがキャスティングを仕切っていたが、奥田の事務所移籍や、複数に及ぶキャスティングの変更もあって、シーズン9の時点で純粋なマウスプロモーション所属者は松浦のみとなった。 鶴博幸→松野太紀は主人公・スポンジ・ボブ役で、兼役を演じるシーンは少ないが、一部の回ではスポンジ・ボブの父親を担当している。鶴はシーズン3まで担当し、シーズン4以降は松野が演じている。多くは男性役のみ担当である。松野はキャラクターの魅力を「天真爛漫なところ」と語っており、演じる上でもその部分を大事にしているという。また、スポンジ・ボブが変装していたキャラクターや、強気なスポンジ・ボブの声も演じ分けている。 谷育子は初代パトリックとカレン、パフ先生とカーニの長女パールなどを担当。主にゲストは老婆の役を担当していた。演じているのは女性役のみではなくパトリック、ジム、ケビン、太っちょバス、ジーン・ホタテなどと言った男性役も演じていた。劇場版2およびシーズン9以降からはパトリックと太っちょバスはかぬか光明が、カレン、パフ先生、パールは高橋里枝が担当。かぬかは他にもラスティー・リケッツ、雪男ガニ、カドル・イー・ハグスなど男性役を担当している。また、パトリックは原語版に似ている声で担当している。女性役の方はかぬかではなく高橋であり、高橋はこれまで谷が演じてきたような中年女性や老婆の役を担当しているが、男性役を担当することはほとんどない(高橋は他のアニメなら男性役を担当したことがある)。 納谷六朗は初代イカルド、マーメイドマン、さまよえるオランダ人、マン・レイ、ダーティー・バブル、ジェンキンス、ネプチューン王(TVシリーズ)、海賊パッチーなどを担当。老人や男性系の役柄を多く演じた。演じているのは男性役のみでは無く、時々は女性役とされる初代イカルドの母親やパトリックのお姉ちゃんを担当する場合があった。2014年に死去して以降、劇場版2およびシーズン9からのイカルドは上田燿司が担当した。上田はイカルドの他にも兼役を多く担当しており、マン・レイや海賊パッチーもイカルドと同じく上田が担当。さまよえるオランダ人としては魚建が担当している。上田は過去の奥田が演じていた役を一部演じていることがある。そして、上田は少年役と青年役を担当したことがあるが、上田と魚建は女性役を担当するかは不明である(イカルドの母親なら高橋が演じているがプランクトンのペットである無性別のスポットなら上田本人が演じている)。 奥田啓人はカーニやラリー、フジツボボーイ、イカリム、トリトン王子、海賊ペインティー、ナレーションなどを担当。主に青年役を担当している。多くは男性役のみ担当である。キャラによって声のトーンが異なる。シーズン9以降、初回から参加している唯一の声優である。シーズン9以降は納谷が演じていた役を一部演じている(マーメイドマン、ダーティー・バブル、ジェンキンスなど)。 小木曽祐子→松浦チエはサンディやプランクトンを担当。女性のみならず、プランクトンなどの男性役(少年や青年を含む)も担当している。小木曽はシーズン3中期まで担当し、シーズン3後期からは松浦が担当している。なお、男性役は基本的にはシーズン8までである。シーズン9以降からは声優陣の交代によって、プランクトン、サンディの従兄弟、一部の男児以外の男性役はほとんど担当しなくなった。他の男性役はその代わりにかぬかや上田が担当することが多い。プランクトンについては、担当者が変更されずシーズン9以降でも松浦のままである。 下田レイは『スポンジ・ボブの真実』の実写パートでのピンクの声を担当した。 『スポンジ・ボブとアトランティス、行きたいんデス』では忌野清志郎(ニコロデオン版。NHK版では安原義人)が、『スポンジ・ボブとビーーッグウェ〜ブ』では小栗旬(DVDでは林和良)がゲストで出演したこともある。 シーズン9より山下直也やニケライ・ファラナーゼなどといったゲスト声優も出演するようになった。
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