アクセル・アルマーとは? わかりやすく解説

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アクセル・アルマー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 04:41 UTC 版)

シャドウミラー」の記事における「アクセル・アルマー」の解説

Axel Almer 声:神奈延年 初出は『スーパーロボット大戦A』。同作品の主人公の一人。並行世界から来たシャドウミラーの特殊部隊隊長で、優れた操縦技術と体術を有している。年齢は推定22 - 23歳。作品やプレイヤーの選択によって大きく性格や立ち位置が変わるので、個別に説明する。名前の由来は、ナイフメーカー「アル・マー」から。 『A』主人公ゲシュペンスト」、「レモン」、「こちら側」、「ロンド・ベル」という断片的なキーワードしか覚えていない記憶喪失青年性格至って楽観的で、女性見れば間の抜けたモーションをかけてはフラれ、「リンダみたいに励ましてくれる娘がいたらなぁ」とケーンを羨むタップライト励まそうと、気色の悪い声援を送るがすげなくあしらわれるなど、三枚目演じていた。語尾に「○○なんだな、これが」とつける癖があり、普段記憶取り戻す気が無いかの様気楽な態度だが、記憶に関するキーワードや情報収集する際などには内心冷徹な計算をしてるような面を見せていた。 戦いの中、ヴィンデルが乗るツヴァイザーゲイン目撃し自分次元転移装置によって並行世界向こう側)からやってきた、シャドウミラー隊の特殊任務実行部隊隊長であるという記憶取り戻す。このことから本来の任務であるスパイとして自分戻ろうとするのだが、危険を冒してでも仲間助けるというようなロンド・ベル隊特有の甘さ」を受け入れている自分自身苦悩する結局組織命令実行しようとするのだが土壇場組織裏切り仲間を救うために自爆したその後脱出ポッド恋人レモン回収されたことで九死に一生を得るが、シャドウミラーには戻らずレモンとも決別、再びロンド・ベル仲間とともに戦う道を選ぶ。しかし、レモンとは敵対関係となった後にも戦いの際に含むような物言いをしたり、互いに複雑な思いあったようで、レモン撃破時には機体からの脱出促し、彼女の最期の言葉にも「戦争の無い世界で出会っていたら…」と呟いていた。 記憶回復後には本来持っていた冷静な人格見せるのだが、記憶取り戻してからもしばらくは記憶がない振り続けたためか、「○○だ、これがな」と若干変化した形で口癖残ってしまう。性格面も、記憶喪失時の様なおふざけを見せるなど人間性余裕出たキャラになっている反面シャドウミラー在籍時の行いに対して強い罪悪感持っており、あえてその罪を告白したり、自分の命を軽んじた行動取ったりもした。同主人公でもあるラミアはWナンバーでは唯一決着がつかなかったため、特別な相手としてライバル視したが、彼女は最後まで命令忠実なだけの「人形」のままだったことに悲しみ見せた乗機ソウルゲインヴァイサーガアシュセイヴァーラーズアングリフの中から選択。 なお、リアル系選択した場合のみニュータイプ技能設定されるがPSP版『A PORTABLE』では削除されている(同作のヴィンデル、レモンなども同様)『A』ライバル クールな性格で、ヴィンデルらシャドウミラー任務をこなすことを目的とし、他の事柄にさほど興味見せない冷めた男。各組織への潜入任務なども取りしきっており、作中重大事件にも関わるなど暗躍したレモンとは恋人同士だが、成り行きでそうなっただけといっている。Wナンバーのことは「人形風情」と軽く見ているが、唯一決着が付かなかったラミア(W17)をライバル視していた。最終決戦直前敗れた際には脱出促されるが「敗者には死を」という信念貫き脱出拒んだ。そんな姿こそがラミアに「人形のようだ」と指摘され人形と言った相手人形と言われる自分嘲笑い、最期に「俺は望んで人形になった。なら、人形のお前(ラミア)は何になることを望む?」という問い残し機体爆破呑まれていった搭乗機ラミア機体によって変わる。 『OG2』 基本的に『A』ライバル元になっている。「向こう側」から一番後に転移したが、時空のずれで一番先にこちら側」に転移してきた。時期的に『OG』最終決戦である「オペレーションSRW」の最中であり、戦闘にも参加したらしいが、『OG2』開始時まで機体破損負傷動ける状態になかった。「向こう側」のキョウスケベーオウルフ)との間に因縁があり、アルトアイゼンキョウスケを倒すことに固執している。『OGS』敗北後ベーオウルフではなくキョウスケと呼ぶようになったWシリーズのことを快く思っておらず、自我持ったWナンバーことごとく隊への背信行為行っているため、不信感募らせている。 『A』同様、ラミアに「人形のようだと言い返され自嘲するシーンがある。 『OGS』以降のOGシリーズ 地球連邦軍特殊任務実行部隊・特殊処理班隊長立場などは『OG2』同じだが、性格変更に伴いほぼ全てのテキスト一新され『OG2』ではWナンバー失態命令違反憤っていたシーン『OGs』では諫言しつつも一定の理解を示す発言差し替えられている。また、本来は記憶回復後口癖である「- これがな」をたびたび使うなど、口調変わっているホワイトスター敗北したラミアに対して人形になり、闘争中に生きたかった」と語るなど、軍隊自分存在意義見出したプロ兵士指揮官といった性格色濃くなり、ヴィンデルやシャドウミラーへの共感もそれを起因したものであった。特に『OGIN』ではヴィンデルとは上下関係越えた戦友としての絆が強く描写されている。『OGクロニクルにおいては向こう側」で自分庇って死んだ戦友の「こちら側」での子供を救出するという義理堅い一面見せた。 「向こう側」でラウルフィオナ戦闘行いフィオナ生死不明にしてラウル怒りを買うが、その怒り受け入れ逆に自分信念聞かせているが、本人は後に演説めいたことを言ってしまったと自嘲。「戦争は必ず死別憎悪悲しみ生むもので、それらを背負うのは戦場生きる者として当然のこと」と考えており、ラミアが「キョウスケ再起不能」という虚報顔色一つ変えず平然と口にしたときには、その嘘を見抜き激し怒り見せたりこちら側キョウスケが「向こう側」のキョウスケベーオウルフ)と同じ、異常な存在になることを危惧しており、それを防ぐために戦い挑む等、上記のように性格設定大幅に変更修正されておりWナンバーに対して良く思っていないものの全否定ではなく戦い通じて明確な自我得た彼らを戦場生きる仲間として気遣ったり、諭したりするような発言変更されている。 その後ホワイトスターでの最終決戦敗れ死んだ思われていたが、大破したソウルゲインの中でかろうじて生きており、クライ・ウルブズによって回収される。しかしその直後ホワイトスターアインスト空間へ転移する騒動の中で手放され宇宙さまよい、死を覚悟する精神となったアルフィミィによって助けられアクセル意思の力とソウルゲイン自己再生能力利用してアルフィミィとペルゼインの力でアクセル再生した)、再びクライ・ウルブズ回収されイタリアトーチカ意識不明のまま眠り続けていた。しかし、修羅デュミナスらによって再び戦乱起こった際に目を覚まし時代自分が行おうとして失敗した闘争世界」になりつつあることを知り皮肉を感じる。もはや敗れた自分出る幕ではない傍観選ぼうとするが、トーチカ襲撃された際にエリック・ワンからの依頼を受け、修復されソウルゲイン駆り復活したアルフィミィとともに再び戦いへと身を投じる。既にシャドウミラー壊滅している中で自分生き残ったことに悩む一面見せたが、あっさりと振り切っている。作中ではプレイヤー部隊との同行誘い断って単独行動行い(後に合流)、事情説明求められた際にも、話すのは苦手だから相手想像に任せる等々利己的な態度が目立つようになった。エクセレン同様アインスト(アルフィミィ)に蘇生させられたためか、アインスト変化したイェッツトに対してわずかに感応する場面見られた。またデュナミス操られていたラミア救出した際は非常になりきれないキョウスケ甘さ叱咤する同時に指揮官として覚悟促した同時にラミアに対してナンバーではなく名前で呼ぶことが多くなり、「今もこれからレモン希望であることを忘れるな」と諭した『OGs』OG外伝』とも記憶回復した時とライバル時のものを混ぜたようなキャラクターだが、基本的に『A』キャラクターとは別人となっている。 アニメ版である『OGIN』ではこのキャラクター踏襲しているが、シャドウミラーとの決戦では死亡せず、次元転移出現したベーオウルフ」との戦闘キョウスケ達となし崩し的共闘クレイモア受けて大破したソウルゲイン諸共吹き飛ばされ消息生死共に不明となる。ソウルゲイン修理中、アシュセイヴァー搭乗する期間が長い。 『第2次OG』ではルイーナによって地球宇宙分断され直後、アルフィミィと共にEFから「こちら側」の宇宙空間帰還し、彼女によってハガネ預けられる地球にあるソウルゲイン回収するため戦力不足の鋼龍戦隊協力するこの間ヴァイサーガ搭乗)。ソウルゲイン機体コンセプト操作体系類似する雷鳳パイロットであるトウマ訓練指導任され当初乗り気でなかったものの、実際に始めると周囲を驚かすほど熱心かつ的確に指導して教官としても優れている様子見せている。 通常のエンディングではアレス・ガイストに取り込まれたアルフィミィを救うため、消息不明になったドゥバンを追う。真のエンディングではトウマ頼みもあって、アルフィミィと共にクロガネ預かりとなる。 メイン搭乗機ソウルゲイン一部マップではラーズアングリフアシュセイヴァーヴァイサーガ使用する味方時は『OG外伝』ではソウルゲイン固定乗り換え不可だったが、『第2次OG』よりシャドウミラー系機体であれば乗り換えが可能となっている。 『無限のフロンティアEXCEED』 本家『OG』世界現れた謎のアメーバ捕まったアルフィミィを救うべく、コウタと共にゲート突入。エンドレス・フロンティアに転移してしまうが、転移ショックで名前以外の記憶失った口調も本来とは大きく異なりノリ軽く口癖も「○○だな、これが」に変わっており、『A』主人公バージョン前半に近い状態となっている。また、ややスケベな面もある。本編では披露する機会のなかった体術トンファー状の武器「ミズチ・ブレード」で戦う。シュラーフェン・セレスト現れたあと、ファントム見てゲシュペンスト…?」と呟いたことから10年戦争との関連疑ったハーケン交戦その後はアルフィミィ共々ツァイト・クロコディール保護されていたが、記憶の手掛かり求めてイメージに残るネバーランド出向き、そこで一行合流その後道中ではシャドウミラー関連機体Wシリーズナハトを見るたびに記憶徐々に回復していき、ネバーランド前部では、自爆強制されたアシェンをラミア同様「麒麟」によるDTD強制起動救出する。しかし、記憶が完全に戻るのはエピローグでの再転直前であり、その際ハーケン真実伝えようとしていた(本人止められたが、ハーケンはそれで事実察した)。エンドレス・フロンティアでの出来事全て覚えており、神夜に不埒でした」と指摘され狼狽えていた。 記憶取り戻した後は、全く異な種族文化混在しながらも共存し修羅すらも新たな世界一部として受け入れたエンドレス・フロンティアを、シャドウミラー目指した「混沌による調和」のひとつの理想形捉えており、『第2次OG』においてもそれを回想している。 『OG』シリーズ登場するにあたり当初は『OG1』でアクセル隠しキャラとして登場させる案もあったが没となった。これについては公式ブログで、アクセル『OG2』で敵として登場した理由(「キョウスケとの夢の対決(?)」のため)と共に説明されている。 なお、キャスティングについてプロデューサー寺田貴信が「アクセルの声は悩んだが、自分の中のイメージ従った」と語っており、『OGs』声優神奈延年決定する際にアクセル設定担当した森住惣一郎確認取ったところ、「実は自分もそのイメージ考えていた」と快諾されたというエピソードがある。 専用BGMは「DARK KNIGHT」(『A』主人公時および『OG』本編北米版『OG2』での曲名は「The Dark Knight」)、「MACHINE SOUL(Ver.OG)」(『OGs』での最終決戦時)、「極めて近く限りなく遠い世界に(Ver.OG)」(『OG』本編イベント)、「DARK KNIGHT(Ver.EF EXCEED)」(『EXCEED』)、「極めて近く限りなく遠い世界にShort)」(『EXCEED』)。

※この「アクセル・アルマー」の解説は、「シャドウミラー」の解説の一部です。
「アクセル・アルマー」を含む「シャドウミラー」の記事については、「シャドウミラー」の概要を参照ください。

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