カレ【Kale】
かれ【×嗄れ】
読み方:かれ
声がかれること。「声の—がひどい」
かれ【彼】
読み方:かれ
[代]
1 男性をさす三人称の人代名詞。あの男。西欧語の三人称男性代名詞の訳語。「—は君の弟かい」⇔彼女。
2 三人称の人代名詞。明治時代まで男女の区別なく用いた。あの人。あれ。
「余はエリスを忘れざりき、否、—は日毎に書(ふみ)を寄せしかばえ忘れざりき」〈鴎外・舞姫〉
「—は、なむぞの人ぞ」〈宇津保・俊蔭〉
かれ【▽故】
読み方:かれ
[接]《代名詞「か」に動詞「あり」の已然形「あれ」の付いた「かあれ」の音変化。「かあれば」の意から》
1 前述の事柄を受けて、当然の結果としてあとの事柄が起きることを表す。ゆえに。だから。
「あづまはやと詔云(の)り給ひき。—、その国を号(なづ)けてあづまと謂(い)ふ」〈記・中〉
かれ【×涸れ】
嗄れ、離れ、枯れ
借れ、上れ
狩れ、猟れ、刈れ、駈れ、駆れ、苅れ
涸れ、嗄れ、枯れ
涸れ
かれ
出典:『Wiktionary』 (2021/10/10 11:29 UTC 版)
代名詞
かれ【彼】
- 三人称単数男性。話し手、聞き手以外の男性をさし示す語。
- (古用法) 三人称単数。話し手、聞き手以外の人をさし示す語。明治期以前は男女にかかわらず用いられた。
- 二人称男性。若い男性に対して用いられる呼びかけの語。
用法
日本語には一般的な三人称の人称代名詞は無い。日本語話者は、以下の基準で使い分けねばならない。
- 話し手、聞き手のどちらかのみ知っている人の場合、ソ系列の指示語を用いる。文脈で十分に確立されていない場合、名前も直接は使えず、引用であることを示さねばならない。
- 話し手のみが知っていて、まだ文脈に十分導入されていないとみなす場合は、コ系列を使っても良い。
- 話し手、聞き手の双方が知っている人の場合、ア系列の指示語を用いる。導入されたばかりの人物について、話し手がその人を知っているということを聞き手が知らない場合、ソ系列を用いても良い。
- 彼、彼女 (かのじょ) はア系列とほぼ同じだが、あの人よりやや敬意が低い。
- 高い敬意を示すには人 (ひと) の代わりに方 (かた) を用いる。名前+様、名前+肩書き、あるいは単に肩書きだけも使える。
- 子供には人 (ひと) の代わりに子 (こ) を用いる。
- 男、女は人より敬意が低い。敬意を示すのがおかしい場合は、むしろそれらを使う。こいつ、そいつ、あいつは敬意が低いと同時に俗語的なので、公的な会話では使えない。指示語+直前の名詞は敬意に関係なく使える。
- 話し手と聞き手が異なる家族の場合、それぞれの家族に対しては、代名詞は使えない。(ただし自分の夫をあの人と呼ぶ特別な用法がある。)
- ただし文章語ではかなり自由に使える。敬称を略すような文章中では目上・目下を問わず用いることができる。
関連語
翻訳
- アラビア語:هُوَ (húwa)
- ベラルーシ語: йон (jon)
- {ブルガリア語: той (toj)
- コルシカ語: wiya(男女同形)
- ドイツ語: er
- ギリシア語: αυτός (avtós)
- 英語: he
- 古英語: hē, sē
- エスペラント: li
- スペイン語: él
- エストニア語: tema, ta(男女同形)
- ペルシア語:او (u)(男女同形)
- フィンランド語: hän(男女同形)
- フィジー語: koya(男女同形)
- フランス語: il
- 西フリジア語: hy
- アイルランド語: sé conjunctive, é disjunctive
- グアラニ語: ahẽ(男女同形)
- ハウサ語: shíi (independent form)
- ハワイ語: ia(男女同形)
- ヘブライ語: הוא (hu)
- ハンガリー語: ő(男女同形)
- インターリングア: ille
- インドネシア語: dia / ia(男女同形)
- イド語: il, ilu
- アイスランド語: hann
- ヴィティ語: lui, egli
- グルジア語: ის (is)(男女同形)
- クルド語: ew(男女同形)
- ラテン語: is
- オランダ語: hij
- ノルウェー語: han
- ノルウェー語: lo
- オジブウェー語: wiin(男女同形)
- ポーランド語: on
- ポルトガル語: ele
- ケチュア語: pay(男女同形)
- ルーマニア語: el
- ロシア語: он (on)
- スコットランド語: e nonemphatic, esan emphatic
- スロヴァキア語: on
- スロヴェニア語: on
- ショナ語: iddu
- セルビア・クロアチア語
- スウェーデン語: han
- スワヒリ語: yeye(男女同形)
- タガログ語: niya (ng form), kaniya (sa form), siya (unmarked form) (男女同形')
- ツワナ語: a'e(男女同形)
- トク・ピシン: em
- トルコ語: o(男女同形)
- ウクライナ語: він (vin)
- ベトナム語: ông ấy, nó, anh, anh ấy
- コサ語: ha(男女同形)
- ヨルバ語: ó, á(男女同形)
- 中国語: 他 (tā)
名詞
かれ【彼】
語源
発音
類義語
関連語
翻訳
名詞:枯れ
かれ【枯れ】
発音
複合語
名詞:涸れ
かれ【涸れ】
発音
名詞:嗄れ
かれ【嗄れ】
- 声が嗄れること。
発音
動詞
かれ
代名詞
かれ【彼】
発音
接続詞
かれ【故】
語源
佢
佢 |
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彼
「かれ」の例文・使い方・用例・文例
- この本では言語習得の過程について書かれている
- 途中でずっと言い争って分かれることにした
- ジョンは金持ちならばだれかれ構わずお世辞を言う
- この写真に目を引かれた
- 彼はいつも年上の女性に引かれる
- 陶器が日に焼かれて固まってきた
- それらの事実から次のような結論が導かれる
- 彼らを負かすことができないなら彼らの仲間に入れ;長いものにはまかれろ
- 彼女の髪が風に吹かれた
- 暗号で書かれたメッセージ
- 蛇に巻きつかれた鳥
- この絵は油絵の具で描かれている
- 彼のことばの意味が遅かれ早かれ君にも分かるだろう
- 私たちはみな遅かれ早かれそれ相応の報いを受ける
- 委員会はきのう開かれた
- 議会は少なくとも年1回開かれる
- そのスキャンダルが暴露され,大統領は窮地に置かれていた
- 差出人・内容などが書かれていない封筒で
- クレヨンで描かれた絵
- 鉄道を敷くため,その丘に道が切り開かれた
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