ほう‐ちょう〔ハウチヤウ〕【包丁/×庖丁】
庖丁
姓 | 読み方 |
---|---|
庖丁 | ほうちょう |
包丁
庖丁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 07:13 UTC 版)
中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。莊子/養生主 今も昔も漢語(中国語)で「庖」は「台所」を意味する。一方で、古代の漢語における「丁」は、担税を課することに由来して「召使としての成年男性(※古代中国の律令制で成年男性に該当するのは、数え年で21歳から60歳までの男性)」を意味し、「園丁」や「馬丁」という熟語があるように「その職場で働く成年の召使男性」の意味合いで用いられていた。したがって、「庖」と「丁」の合成語である「庖丁(拼音:cìdīng、páodīng、ほか)」は「台所で働く成年の召使男性」を指すものであった。日本語「庖丁/包丁」の語義の一つには今も昔も「料理人」「料理役」「料理番」があるが、刃物のことではなくこれこそが最も古い漢語の語義の流れを引き継いでいると言える。 また、『荘子』の「養生主篇」に、とある庖丁(台所で働く成年の召使男性)が魏の恵王の御前で見事な刀捌きを披露し、牛一頭を素早く解体して見せ、王を感銘させたという件がある。この“庖丁(料理人)”の使用した調理刀を、のちに「庖丁」と呼ぶようになったという。 日本語にもこの語が移入され、当初の読みは漢音の「ハウテイ(現代仮名遣い:ホウテイ)」か呉音の「ベウチャウ(現代仮名遣い:ビョウチョウ)」であったはずであるが、いつしか転訛して「ハウチャウ(現代仮名遣い:ホウチョウ)」となった。
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庖丁(ほうてい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 00:42 UTC 版)
「達人伝-9万里を風に乗り-」の記事における「庖丁(ほうてい)」の解説
「人に神髄を味わわせること」と「人の心髄と交わること」すなわち「食」と「侠」を自らの天命の両輪とする料理人。義理人情に厚い。本名は丁烹(てい ほう)だが、伝説の料理人である叔父、庖丁の境地を目指しその名を名乗るようになる。叔父の形見の牛刀を「達人の域を示してくれる導(しるべ)」として大切にしており、「数千頭の牛を捌いても刃こぼれひとつしなかった」というその包丁を戦場でも剣の代わりに使用する。
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