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三省堂 大辞林

三省堂三省堂

いたん 0 【異端】

その時代の大多数の人から、正統認められているものから外れているか、それに反対する立場であること。

正統



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異端

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/26 07:40 UTC 版)

異端(いたん、heterodoxy あるいはheresy)とは、

  • 正統からはずれたこと[1][2]。正統orthodoxy と対立する異説[3]
  • その時代において正統とは認められない思想・信仰・学説などのこと[1]。多数から正統と認められているものに対して、少数によって信じられている宗教・学説など[2]
  • 正統を自負する教派が、正統教理教義に対立する教義を排斥するため、そのような教義をもつ者または教派団体に付す標識。

「異端」と一対で「正統」という概念が用いられる。

宗教学辞典などで、異端は正統あっての異端、つまり「異端」という概念というのは「正統」という概念があってはじめて成立するものであり、それ自体で独立に成立する概念ではない[3]、相関的概念である[4]、とされている。また哲学事典などでも「正統」と「異端」は動的な対概念である[5]とされている。

したがって、「異端」という概念だけを説明しようとしてもうまく説明できない面が多々あるので、本記事では「正統」と「異端」という概念の両方について総合的に解説しつつ、その中で「異端」という概念も解説してゆく。


  1. ^ a b c 広辞苑 第五版 p.152【異端】
  2. ^ a b デジタル大辞泉
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 東京大学出版会『宗教学辞典』pp.26-27【異端】
  4. ^ a b c d 東京大学出版会『宗教学辞典』pp.485-486【正統と異端】
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 『岩波 哲学思想事典』 pp.921-922【正統と異端】
  6. ^ 『フランス・プロテスタント-苦難と栄光の歩み』
  7. ^ 新カトリック大事典編纂委員会編、「新カトリック大事典」、1996年
  8. ^ 上智大学、独逸ヘルデル書肆共編、「カトリック大事典」、1940-1942年
  9. ^ 「キリストの教会:教会の唯一絶対性」カトリック六甲教会2008年-2009年
  10. ^ バチカン「カトリック教会は唯一真の教会」 (2007年07月12日 クリスチャントゥデイ)
  11. ^ “ローマ法王、「カトリック教会だけが唯一の教会」”. 東亜日報. (2007年7月12日). http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2007071219808 2010年1月2日閲覧。 
  12. ^ 小野静雄『日本プロテスタント教会史』下 聖恵授産所 p.243
  13. ^ 尾山令仁『聖書の教理』羊群社。
  14. ^ 岡田稔『岡田稔著作集』いのちのことば社
  15. ^ 宇田進『福音主義キリスト教と福音派』
  16. ^ 中村敏『日本キリスト教宣教史』
  17. ^ 小野静雄『日本プロテスタント教会史』上
  18. ^ クラス・ルーニア『現代の宗教改革』小峯書店
  19. ^ 尾山令仁『聖書の教理』羊群社
  20. ^ マーティン・ロイドジョンズ『教会とは何か』いのちのことば社
  21. ^ 岡田稔『キリストの教会』「異端排撃論」p.47-65 小峯書店
  22. ^ 日本伝道会議『京都宣言-解説と注解-』いのちのことば社
  23. ^ 水草修治『ニューエイジの罠』CLC出版
  24. ^ ジョン・ストットローザンヌ誓約-解説と注釈』
  25. ^ 『キリストの教会』p.51
  26. ^ ジョン・グレッサム・メイチェンキリスト教とは何か-リベラリズムとの対決』いのちのことば社。
  27. ^ a b 『岩波 哲学思想事典』 pp.921-922【正統と異端】【イスラーム】 中村廣治郎 執筆
  28. ^ 注. これを現代的な用語では「近接作用論」と言う。デカルトの渦動論も近接作用論である。これに対してアイザック・ニュートンが唱えた万有引力は現代的な用語では「遠隔作用論」に分類される。
  29. ^ フランス(つまり大陸側)の人間であるヴォルテールが、イギリスに滞在した折、重力について(宇宙について)大陸側とイギリス側で全然異なった説明が行われていることを見出して、その感想を語った書簡が残されている。
  30. ^ 18世紀の半ばすぎでも、学問のほとんどは、「philosophy of ...」のように、あくまでフィロソフィアを冠して呼ばれていた。
  31. ^ このような科学者の社会的地位の状況の変遷などに関する歴史的事実は、村上陽一郎の一連の著作で解説されている。
  32. ^ 端的には、フランソワ・マジャンディーの1833年の文献などが指摘されている。それ以前にも若干あった、との指摘もある。
  33. ^ 翻訳本:エルンスト・マッハ『マッハ力学―力学の批判的発展史』講談社 1969 ISBN 4061236512
  34. ^ 『改定版 物理学辞典』 培風館【力】ISBN 456302094X
  35. ^ a b 『ボルツマンの原子―理論物理学の夜明け』青土社、2003、ISBN 4791760166
  36. ^ a b c 出典:平凡社『世界大百科事典』【科学者】村上陽一郎 執筆。また村上陽一郎の一連の著作などで、そのあたりの事実は記述されている。
  37. ^ 注 - こうしたことに関する指摘は数々の科学者によって記述されている。例えば日本の一例を挙げると、大槻義彦などが、科学の世界での異端排斥の空気を自著で語っている。大槻はオカルト批判者としてしばしば知られている学者ではあるが、彼自身が自著で語るところによると、本当は少年時からあくまで火の玉に興味があってそれの研究をしたくて物理学を専攻として選ぶことになったが、本当に興味のあることを正直に明かすと科学の世界で生きてゆくこともできそうもなかったので、本当の目的は伏せて仮面をかぶって過ごし、週末に独りで毎週のように火の玉研究のために出けたが、そうした活動をしていることを同窓生・教師などに少しでも知られてしまうとあまりに危険なので、学内のどんなに親しい友人にも一切知らせなかったという。また研究者となっても「オカルト」などのレッテルを貼られてしまうと、猛烈なバッシングにあい、公的な研究助成金も止められ科学者生命が絶たれてしまうことを、その実例なども見て知っており、自分の研究のテーマは(表向き)科学界に受け入れられるものを選ぶなど、苦労に苦労を重ねてアカデミーの世界でなんとか今日まで生き延びてきた、という。(大槻義彦『江原スピリチュアルの大嘘を暴く』鉄人社 2008、後半の章に生々しく語られている)。
  38. ^ 著書『「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た』で知られる村上宣寛なども、もともとロールシャハテストなどの心理テストに関する(肯定的な)研究などを行っていたが、ある時学会で他の学者から、研究内容を「疑似科学」と非難されるという、学者生命が絶たれそうな危機的な出来事があり、心理テストの間違いなどを指摘するようになった、と著作などに書いている。村上宣寛の場合は、自説をすばやく放棄し、自身の過去の研究の間違いを正しただけでなく、他の学者の説を疑似科学的な要素の排斥を行う書物をさかんに書くようになったことで生き残りを果たしたが、通常は村上のようにはうまく立ち回れず、自己弁護や論争をしているうちに学会で葬り去られてしまうパターンが多い。






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