隣人愛とは? わかりやすく解説

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りんじん‐あい【隣人愛】

読み方:りんじんあい

キリスト教で、他者への愛。

自分のまわりにいる、身近な人々への愛。


りんじんあい 【隣人愛】

旧約聖書レビ記』に「あなた自身のようにあなたの隣人愛さなければならない」とあり、イエスは△神を愛することと共に、この隣人への愛こそ最も大切な戒めだ▽と教え(『新約聖書マタイ福音書』)、さらに、今助けを必要としている人の隣人になってあげることにその意味があるとして、善きサマリア人のたとえ語っている(『同・ルカ福音書』)。キリスト教倫理根本原理

隣人愛

作者鎌田敏夫

収載図書恋愛前夜―いちどだけ
出版社角川書店
刊行年月1992.7

収載図書恋愛前夜―いちどだけ
出版社角川書店
刊行年月1995.11
シリーズ名角川文庫


隣人愛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/24 09:06 UTC 版)

隣人愛(りんじんあい、Nächstenliebe )とは、他の人々を助ける行為を指している。ここでの「」は、共にいる人々の幸せに向けた、あらゆる自主的で非利己的な気持ち・意志からの行動が含まれ、同情を示すことに限らない。「隣人」は、ある差し迫った事態に遭っている各人である。

この用語は、ユダヤ教トーラーにある戒律レビ記19章18節統一訳[1])に由来している。

あなたは人々という子らに仕返しをし、恨みを懐いてはならない。あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい。わたしはである。

またナザレのイエスによるトーラー解釈を通じて、隣人愛はキリスト教の中心概念(最も大切な戒め英語版の後段)となり、これは古代倫理において正義に並ぶ基本的価値となった。

隣人愛は今日、社会的地位や利得を顧みず他者に無私で関わること(利他主義)と、ほぼ同じである。これは「共苦に伴うもの」ではなく、「他人に価値があると思い、それに努めること、親切心によって決まる他者との関係」のことである[2]。隣人愛に当てはまる社会的な決まりや規範は、たいていの宗教や哲学において、倫理的な基本動機いわゆる黄金律として定められており、また人の行動としてあちこちに見られるものである。

参照出典

  1. ^
  2. ^ Georgi Schischkoff: Philosophisches Wörterbuch, 22. Auflage, Kröner, Stuttgart 1991, S. 500.



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