能京高校(のうきんこうこう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:18 UTC 版)
「灼熱カバディ」の記事における「能京高校(のうきんこうこう)」の解説
主人公の宵越たちが所属する、東京都内の全寮制私立高校。前年度冬大会一回戦敗退。スポーツが盛んで運動部の数が多い。 宵越 竜哉(よいごし たつや) 声 - 内田雄馬、演 - 田淵累生 本作の主人公。1年生。背番号は6。身長187.5cm、体重75.2kg(第8話時点)→体重75kg(第151話時点)。8月7日生まれ、しし座のA型。右利き(足は多分左利き)。得意科目はしいて言えば英語だが、学業成績は良くない。好きな色は水色で、好きな季節は夏。好きな食べ物はカレー、ハンバーグ、からあげ、肉全般。好きな言葉は「最善」。 恵まれた身体能力と抜群の運動神経を持ち、精神力をも兼ね備えた天才型のスポーツエリート。中学まではサッカーのスター選手として活躍し、「不倒」の異名で呼ばれ、雑誌の表紙を飾ることもあった。しかし、チームメイトとの間に軋轢が生まれたことなどが原因でサッカーから離れ、カバディ部入部までは「ナイトエンド」というハンドルネームで動画配信サイト「ミコミコ動画」の生放送主としての活動に精を出していた。 カバディ部では正人に次ぐ攻撃手(レイダー)の役割を担う。 持ち前のリーチとスピード、サッカーで培った「走りのスペシャリスト」としての能力を活かしたロールキック、ブレーキ、カーブ、バックなどの技を駆使する。 顔立ちは整っているが女性には縁がなく、本人も少なからず気にしている。加えて、恋人がいる畦道やファンクラブを有する高谷に対して異常な嫉妬心を燃やしたり、男性の人見に対してまでドギマギした態度をとるなど、非常に残念な一面がある。また、度重なる誤解により一部に男色の噂が広められているが、本人は気づいていない。 王城 正人(おうじょう まさと) 声 - 岡本信彦、演 - 高崎翔太 3年生。カバディ部部長。背番号は1。身長171cm、体重58kg(MAX時)(第152話時点)。1月1日生まれ、やぎ座のAB型。両親は他界しており、父・直人は元カバディ日本代表選手。右利き。得意科目は世界史と家庭科。好きな色はミントブルーと黒で、好きな季節は冬。好きな食べ物はカニとチョコパイ。好きな言葉は「カバディ」。料理が趣味で、時には不摂生の宵越に肉じゃがを差し入れしたりすることも。 カバディ歴10年を超えるベテラン。世界組と呼ばれる元全国中学カバディ選抜一軍チーム所属選手の一人で、世界組時代の背番号は5。世界組の中でも正人たちの世代は猛者揃いの「黄金世代」であったが、その中においても攻撃へのこだわりは突出していたようである。 カバディ選手としては小柄で華奢な体格で、目の下には常時クマがあるなど病弱そうな外見だが、凄腕の攻撃手で能京のエース。他校のプレーヤーや指導者にも名を知られる存在である。 タイミングを合わせて力を返したり流したりする「カウンター」という技を使う。 攻撃時には普段の温和な雰囲気からは一転、獣のような表情を見せ、その姿を見た者には「魔王」と表現されることも。 人一倍強いカバディへの「愛」が裏目に出た結果、宵越の入部時はオーバーワークにより足を痛め入院していた。 井浦 慶(いうら けい) 声 - 古川慎、演 - 岩崎悠雅 3年生。カバディ部副部長。背番号は2。身長172cm、体重63kg(第152話時点)。12月18日生まれ、いて座のB型。幼馴染の正人のことを「まーくん」と呼ぶ姉がいる。右利き。得意科目は英語だが、その他の科目においても優秀で、過去には「模試荒らし」と呼ばれたこともあるというほど学業成績が良い。好きな色は赤と黒で、好きな季節は秋。好きな食べ物は唐辛子。好きな言葉は「真実」。趣味は「変T探し」とゲーム(主に「人を殺すやつ」)。眼鏡にセンター分けの髪型で、一見真面目なヤサ男風。 カバディ歴は6年と少しで、部内では正人に次ぐベテラン。小学生の頃、正人に誘われてカバディを始めた。正人と同じく元全国中学カバディ選抜選手の一人だが、二軍チーム所属だったため世界組ではない。そのためか、六弦には「王城の友人」と呼ばれ名前すら覚えられていなかった。 能京きっての頭脳派で、コート内における司令塔的な役割を担う。知識や知恵だけでなくスタミナも有するため、最後まで考えながら動けることが強みのプレーヤー。また、普段は後輩たちの指導や育成にも熱心で、時には自身の練習時間を削ってまでも後輩たちを育てる。 爽やかな外見に反し、人の弱みを握り自分の意に従わせるという恐ろしい一面を持つ。そのような日頃の行いのせいか、なぜかクジ運が非常に悪い。 水澄 京平(みすみ きょうへい) 声 - 鈴木達央、演 - 樫尾篤紀 2年生。背番号は3。身長178cm、体重80kg(第154話時点)。3月9日生まれ、うお座のB型。顔のよく似た、シングルマザーの母がいる。右利き。学業成績は良くなく、数学がマシな程度。好きな色は緑とピンクで、好きな季節は春。好きな食べ物はグラタン、ピザ、チーズ。好きな言葉は「根性」。好きなものは「カックイイもの」。カラオケ、ビリヤード、ダーツなどの趣味を持つ。天然パーマで癖のある髪型が特徴で、筋肉質。 中学までは喧嘩に明け暮れる不良だった。高校では足を洗い「ハッピー」に生活しようとしていたところ、過去の喧嘩映像を持つ井浦に脅迫に近い形で勧誘され、カバディ部に入部。 闘争心の強い特攻型の守備手(アンティ)で、伊達と共に能京の守備の要として活躍する。 伊達 真司(だて しんじ) 声 - 武内駿輔、演 - 小早川俊輔 2年生。背番号は4。身長174.2cm、体重79.9kg(第8話時点)→身長174cm、体重80kg(第155話時点)。4月8日生まれ、おひつじ座のA型。顔のよく似た父と兄がいる。左利き。得意科目は化学。好きな色は白と黒で、好きな季節は夏。好きな食べ物はササミ、ホタテ、ノンオイルツナ。好きな言葉は「No pain,No gain」。好きなものは筋肉。趣味はシェイカー探し。かなりの筋肉質でほぼ黒目が無い(ほぼ白目である)のが特徴。 野球経験者で、中学まではピッチャーとして活躍していた。怪我の影響で野球を辞め帰宅部として過ごしていたところ、同じクラスだった水澄からの勧誘を受け、カバディ部に入部。 筋骨隆々の体を活かしたパワープレーが持ち味で、水澄と共に能京の守備の要として活躍する。 畦道 相馬(あぜみち そうま) 声 - 佐藤元、演 - 大原海輝 1年生。背番号は5。身長166cm、体重64kg(第153話時点)。5月15日生まれ、おうし座のO型。右利き。得意科目は美術と現国。好きな色はオレンジと茶色で、好きな季節は秋。好きな食べ物はたけのこときのこ、山菜全般。好きな言葉は「前進」。好きなものはカバディ。趣味は木彫。インパクトのあるスキンヘッドと、田舎育ちのため喋り方が訛っているのが特徴。 一人で釣りをしていた際に同じく釣りをしていた正人と出会い、正人からカバディ部に誘われたことをきっかけに能京を受験し、地元を離れた。 カバディ選手としては低身長だが、実家が高い山の上にある窯元で、毎日が筋トレのような生活をしていたため、非常に力が強い。 カバディは高校入学から始めた素人だが、周りとの連携を重視したプレーができ、優秀な守備手となる素質を持つ。 自身や周囲の人間の位置や動きをセンサーのように感知することを得意とする。 朗らかな性格で、横柄な態度をとる宵越にも臆せず接し、お互いに良き理解者となっていく。 地元に恋人がおり、そのことで宵越からは理不尽な嫉妬心を燃やされている。 伴 伸賢(ばん のぶたか) 声 - 神尾晋一郎、演 - 岸本卓也 1年生。背番号は7。奏和高校との練習試合後に入部。身長183cm、体重70kg(第156話時点)。9月7日生まれ、おとめ座のA型。右利き。得意科目は数学。好きな色は黄色で、好きな季節は夏。好きな食べ物は苺と桃。好きな言葉は「忠実」。趣味は昆虫採集。リーゼントヘアの強面だが、声は小さく自己主張も少ない。 サッカー経験者。幼少期に宵越と交流したことで宵越の熱烈なファンとなり、宵越への憧れからサッカーを始めた。宵越が出場する奏和高校との練習試合の観戦に関と人見を誘い、自身と彼らの入部のきっかけを作った。また、同学年の宵越に対して「さん付け」かつ敬語で話す。 関 隆太(せき りゅうた) 声 - 駒田航、演 - 宮下雄也 1年生。背番号は8。奏和高校との練習試合後に入部。身長167cm、体重80kg(第157話時点)。6月18日生まれ、ふたご座のO型。右利き。得意科目は日本史。好きな色は青で、好きな季節は春。好きな食べ物は米とポテトチップス(コンソメ味)。好きな言葉は「Giant Killing」。趣味はボウリング。太目の体格だが、見た目に反して瞬発力もある。眼鏡をかけている。 相撲経験者。4年前のちびっこ相撲で優勝し「『首堕とし』の関」として名が知られていた。 クラスで浮いていた伴や人見とも親しかったり、3校合同合宿時には他校の先輩である神畑と交流するなど、コミュニケーション能力に長けた一面がある。 人見 祐希(ひとみ ゆうき) 声 - 村瀬歩、演 - 宮崎湧 1年生。背番号は9。奏和高校との練習試合後に入部。身長169cm、体重56kg(第158話時点)。9月21日生まれ、おとめ座のAB型。美容師の母と二人の姉がいる。左利き。得意科目は古典。好きな色はアイボリーで、好きな季節は冬。好きな食べ物はマカロンと寿司(特にサーモン)。好きな言葉は「静謐」。趣味は読書。一見女性のような容姿をしているが、男性。 スポーツ未経験。試合への出場機会は無いものの、時にはマネージャー的な役割もこなして部に貢献している。 宵越をはじめカバディ部の面々に対してはツッコミ役に回ることが多い。 久納 栄司(くのう えいじ) 年齢は30代で、水澄の母より歳上であるらしい。3校合同合宿後、カバディ部のコーチ兼監督に就任。身長178cm、体重77kg(第159話時点)。11月11日生まれ、さそり座のAB型。右利き。得意科目は家庭科。好きな色は玉虫色で、好きな季節は秋。好きな食べ物はアーモンド。好きな言葉は「調和」。趣味は料理創作で、正人に料理を教えた人物である。長い睫毛が特徴で、髪は束ねていることが多い。 元カバディ日本代表主将であり、「日本一の守備」と呼ばれていた。インドのプロリーグで守備手として活躍していた経歴を持つ。 一人称は「アタシ」。いわゆるオネエ言葉を使い、宵越たちを「ちゃん付け」で呼ぶなど個性的な人物。ただし、美容面で尊敬する人見のことは「先生」と呼ぶ。 夜はバーのマスターとして働いている。 古賀(こが) カバディ部顧問の先生。 早乙女 実花(さおとめ みか) 2年生。水澄の元恋人。ただし、水澄は別れたと思っているが、実花は別れたと思っていない。 水澄の「自慢の彼女」になるために参加した文化祭のミスコンで、宵越には「ヤバい女の匂いがする」などと評されたものの、露出度の高いレオタード姿で観客を魅了し優勝。その直後、幹也の妹であることが判明した。 竹中(たけなか) 声 - 川田紳司 サッカー部監督。「不倒」の宵越をサッカー部に入部させようと熱心に勧誘していたが、いつのまにかカバディ部を応援するように。時にはサッカー部員を引き連れて試合会場まで駆けつけ、熱心に観戦することも。紆余曲折あって、宵越にあらぬ誤解を抱いている。 錦野(にしきの) 3年生。野球部部長。安堂には頭が上がらない。 安堂(あんどう) 2年生。野球部のエースピッチャー。日焼けした肌が特徴。旧体育館の使用権を巡り宵越たちカバディ部と対立し、カバディを「マイナースポーツ」と見下していたが、宵越たちが本気でカバディに取り組んでいることを知るとその態度を改めた。夏には甲子園に出場した後、錦野から部長の任を引き継がれる。
※この「能京高校(のうきんこうこう)」の解説は、「灼熱カバディ」の解説の一部です。
「能京高校(のうきんこうこう)」を含む「灼熱カバディ」の記事については、「灼熱カバディ」の概要を参照ください。
- 能京高校のページへのリンク