奈落の尖兵ダークレイスとは? わかりやすく解説

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奈落の尖兵ダークレイス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/07 00:43 UTC 版)

ユグドラシル宇宙」の記事における「奈落の尖兵ダークレイス」の解説

奈落肯定し、自らの身に受け入れて超常的な力を手に入れたものたちは「奈落尖兵」「奈落落とし子」などと呼ばれている。『アルシャード・セイヴァーRPG』ではこれら奈落尖兵たちを「ダークレイス」という用語で総称している。この節ではその用語を使用するダークレイスは『アルシャードシリーズでは原則的に敵役として扱われている。 ダークレイスとなったものたち心身ともに変容重ね多様な性質を持つが、その強さ特性属す派閥などから以下で記されているようなある程度カテゴリには分けられるダークレイスたちは属す派閥もしくは個人毎に行動目的異なりダークレイス同士対立することもままある。しかし、どのような目的をもっていても、彼らが奈落の力を行使するたびに、結果的に世界奈落汚染されることは変わらない奈落神 神が奈落影響受けて変質したもの。ダークレイス中でもトップクラスである。著名な奈落神にはタルタロス封印されティターン十二神がいる。ティタノマキア敗れたティターン神族多く奈落そのものであるタルタロス放逐されその中で奈落飲み込まれてしまった。しかし十二神をはじめとした強力な存在は、奈落同一化しつつもその自我本質失わずに、むしろその奈落を糧として存在しつづけている。 奈落広がればそれだけ自分の力が増すため、自らは奈落奥底動かず部下である奈落の使徒(アポスル)を使って奈落拡大もくろむまた、自らの勢力下にない奈落尖兵活動放置してあまり干渉しない。これはどんな場合であっても奈落活性化すればそれでよしと考えているからである。なお、奈落神タルタロスから自ら動こうとしないのはタルタロス外世界をつなぐ入り口多く封じられており、小さな奈落尖兵封印の隙をつけて脱出できたとても奈落神のような強大な存在タルタロスから出られないからでもある。ただし、大ラグナロク発生後タルタロス冥府ハデスをつなぐ青銅門の封印弱まったため、そこからタルタロス脱出して他の世界直接干渉を行う奈落神出てきている。なお、奈落神中でもティターン十二神に限れば、母なるガイアを自らと同じ奈落染めることを第一目的としており、彼らの派閥のもの(ティターン神族)が他の世界奈落沈めようとするのは、タルタロスブルースフィアをつなぐ「奈落の道」を作るためでもある。 奈落の使徒(アポスル) 心身奈落と完全に同化し、奈落世界広げること自体目的暗躍している者たちのこと。奈落の使徒が何故奈落広めるのかには個々によって理由異なる。奈落心地よく感じるから、奈落広げることで自身がより強力になることができるから、より上位存在奈落神など)から命じられいるから…などである。しかし根源的には、彼らは奈落広げることによって起こる利害的なものには囚われない。彼らは奈落広げるために存在していると自覚しており、奈落広めることにより自らが消滅につながることになったとしても、彼らは奈落広げるという行為止めることはない。上述たような奈落広げる個人的な動機」をもたずに、ただ奈落広げたいから広げているような使徒幾人も存在する奈落使途世界誕生するプロセス二通りあり、まず一つ目はより上位存在多く奈落神)がタルタロスなどの奈落の塊から使徒創造するというもの。奈落溶け込んだティターン神族がその奈落から再創造され復活することもある。もう一つは、元々はただの人間だったものが奈落飲まれても消滅免れて意識と形を保った場合である。 奈落の使徒奈落広げる方法論様々なものがあるが、もっとも知られていることに後述するスペクター作り出すというものがある。奈落の上級使徒(グレーターアポスル) 奈落の使徒中でもより強力な存在上級使徒呼ばれる上級使途自分たちの領分定めており、そのなかにい使徒統率する立場にある。 上級使徒特別なことをしなくてもただそこにいるだけで周囲にものを発狂させたり、奈落による変質与えたりすることもできる。そうやって上級使途新たな奈落の使徒生み出すのである奈落の王(アビスロード) 奈落の使徒の中で最上級呼べ存在奈落の王である。ひとつの世界奈落尖兵たちをまとめあげれるまでの実力者である。いわばその世界における奈落勢力ボスがアビスロードであると言える奈落の王奈落神側近であることも多いが、奈落神とが別の思惑で動くものや、奈落神と全く関りなく実力奈落の王までなりあがった者もいる。 奈落の騎士 奈落の騎士ダークレイス中でも戦闘力優れたもののことである。奈落の騎士再生前の宇宙再生後の宇宙では若干設定異なる。 再生前の宇宙においては奈落そのもの実体化した武具に身を包んだ戦士のことである、彼らは自我意識失いただただ世界破壊もたらす。彼らの破壊はただそれだけ世界奈落広げてしまう。奈落の騎士壊されたものや場所は奈落汚されるのである奈落の騎士により殺されたものは新たな奈落落とし子となりのである奈落の騎士本体は彼らがまとう武具そのものである。生者死者奈落とりつき支配したとき、奈落の騎士誕生する奈落支配力スペクターよりも強いため、元の姿に戻して救うことは困難であるとされるスペクター奈落飲まれ結果奈落の騎士となることもある。 再生後の宇宙における奈落の騎士は、上述のような意志なき破壊使徒ではなく奈落同化することで、奈落の力を自在に使いこなせようになった人間(や異種族)のことを言う。奈落の使徒との違い奈落広めることを目的としているのではなく自分欲望のままに暴れることを目的としていることにある。行動原理的にはスペクターとほぼ変わらず実際スペクターから進化して奈落の騎士になるものが多い。 スペクター奈落人) 心の隙に奈落入り込み超人的な力を得たものたち奈落マナ真空地帯生まれるが、マナあらゆる事象根源であるため、人の心のスキマもまた「マナ真空地帯」なのであるスペクター奈落の使徒がアビスシードと呼ばれる奈落の種を人間与えることによって誕生する奈落の種は持ち主寄生しその人間が持つ悩みコンプレックス苦しみなどの負の感情増大させ心のスキマ増幅させそこに奈落満たす。しかし同時にその人間に超人的な力を与えるため、スペクターたちはほぼ例外なくその力に酔いしれてしまう。彼らはその力を使って悩みコンプレックス苦しみ克服することを望むが、彼らが奈落の力を使えば使うほど心のスキマ広がり苦しみが増すのである。そうなったスペクターは心のスキマ埋めるために奈落の力を使う。彼らがそうやって奈落の力を使うことにより周囲マナはどんどん消滅していく。こうやって世界少しずつ傷つけていくのである。そして最終的にスペクター増大した心の奈落肉体と魂が飲み込まれその場所に奈落そのもの顕現させるのである。 アビスシードは奈落としてはごく小さなものであり、奈落止めようとする者たちにもなかなか感知できない奈落の使徒はそれを利用し、アビスシードを大量にばらまき悩める人間に対して埋め込んでいく。アビスシードが十分に育ちスペクター世界を傷つけるだけの力を持つようになって初め事態発覚することになる。なお、再生前の宇宙ではスペクター作成ブルースフィア奈落の使徒が主に使うものだったが、再生後の宇宙ではミッドガルド使徒スペクター作成基本戦略として積極的に行っている 上述したとおりアビスシードは時間とともに成長する奈落であるため、スペクター発見され次第早急に始末しなくてはならない。しかし、シャードを持つクエスターだけはスペクターになってしまった者たちからアビスシードを取り出し浄化することによって元に戻すことができる。 また、ごく少数ではあるが心の奈落極限まで成長してもそれに飲み込まれずに逆に奈落を自らの心身してしまい生まれ変わるものもいる。そのようなものたち奈落の騎士奈落の使徒となる。ダークレジェンド 再生後の宇宙におけるブルースフィアにおいてのみ見られる特殊なスペクター母神ガイアのアバター奈落干渉することで生まれた存在シャドウガイアアバター」が作り出すスペクターである。シャドウガイアアバターは自らの欠片である「シャドウガイアの瞳」と呼ばれるアビスシードを人々埋め込むことでダークレジェンド作り出すダークレジェンドスペクターであるにも関わらずアビスシードを作り出すことができ、いわば即席作り出せ奈落の使徒である。ダークレジェンドシャドウガイアアバターから、《シャドウガイア》という加護を受けることができる。これは《ガイア》と同じく奇跡起こす加護なのだが、《ガイア》が認めないこと(愛に根付かないことなど)さえも起こしうる危険な加護である。ただし、この加護使用には代償として膨大な奈落捧げなくてはならず、その代償支払いのためにダークレジェンド使徒のように奈落広げることを強いられるダークワン 奈落落とし子たちの中には同じ変容遂げたものが寄り集まって一個の「種族」を成しているものもいる。そのような群れ」の概念を持つ奈落落とし子ダークワンと呼ぶ。アンデッドオークガイストターマイトヴァンパイアフォモールなどといったいくつかの奈落クリーチャーがここに属する。 ダークワンが他の奈落クリーチャー異なるのは群れへの帰属意識である。自己よりも集団維持することを重要視する本能があり、中にはターマイトのように社会性昆虫のような生態を持つものもいる。 そして彼らは自らの群れ拡大を望む。本能的に仲間増やそうとするのである人間様々な生物奈落染めて自らと同じ種族にし群れ引き入れる。それがダークワン本質である。 なお、ダークワン個体シャードの声が囁かれることもあり、その場合はダークワンクエスターとして覚醒する。そうなたダークワンは「先祖帰り」のようにその種族奈落影響を受ける前の姿に戻り群れへの帰属本能から解放されるダンピール 奈落による変容起こしながらも、幸運に心身歪み軽微ですんだために生物として元の姿をギリギリ保っている者たちをダンピールと呼ぶ。彼らの血管には血とともに抑え切れない奈落衝動流れており、それと戦いながら日常生活送っている。そのような出自のため奈落憎悪する者も多い。しかし、奈落誘惑負け完全なダークワン化してしまう者もまたいる。 デーモン 魔界ヘルヘイム住まう奈落生物のこと。人間以前存在した半神半人とも言うべき知的種族銀の種族」が奈落影響受けて種族単位肉体精神歪められてしまいデーモン誕生したと言われている。また、一般ダークワン成長することでデーモンとして進化する場合もある。 デーモンたちは旺盛な支配欲本能的にもっており、他のデーモンたちとヘルヘイム激し国取り合戦繰り広げている。デーモンたちは奈落満たされ空間入り込み別の場所にある奈落満たされ空間から出てくることができる特性をもっている。つまり奈落通じた次元移動可能なのであり、ある程度奈落侵食している場所ならいかなるところに現れることができる。ミッドガルドのように奈落亀裂大量に存在する世界は特に要注意である。デーモンはこの次元移動能力ヘルヘイム外の世界欲望のままに邪悪な所業を行うことがあるデーモン一部スペクターのように人間負の感情を糧にできるので、デーモンは大抵の場合世界の敵として扱われるまた、ヘルヘイム権力闘争の末に自らの支配領域を増すことを目的新天地たる外世界侵略するデーモンも多い。このため、その世界で活動する他の奈落勢力敵対する可能性はらんでいる。 デーモン奈落浸っていることに至福感じそうでないことに不快を感じるため、ヘルヘイムは彼らにとっては住みよい世界である。そして外世界荒らし出たときもヘルヘイム比べて不快だからという単純な理由だけでその世界奈落染めようとする。デーモンロード デーモンたちの中でも強力な存在デーモンロードと呼ぶ。デーモンロードヘルヘイム内での領土戦争や外世界での侵略活動部下にまかせ、自身ヘルヘイム奥底から指示のみ送っているものが多い。彼らの中にはアビスロードや奈落神匹敵するものもいる。 奈落天使 再生前の宇宙での「大ラグナロク勃発後に新たに現れ奈落勢力マナ奈落双方の力を身に宿す稀有存在である。 元々は機械神デウス・エクス・マキナ使徒として神代活躍したヴァルキリー機械生命体)の一種で、人世時代機械神姿を消した後におきざりにされた種族である。奈落堕ちる前は、真帝国世界支配すれば機械神が再び降臨するという予言信じて人類の歴史に影から干渉続けていた。 機械神降臨為されないまま大ラグナロク勃発したことに絶望した天使たちのもとに現れた"天使王"メタトロンが、現在の機械神に代わって自らが新し機械神になることを天使たち宣言存在目的を見失いかけていた天使軍多くメタトロン新しき主と担ぎ上げたメタトロン目的は、奈落の力をもってユグドラシル宇宙全て虚無返し、自らが新しい「原初存在」として唯一の神として君臨し機械神望んでいたはずの理想の世界ゼロから作り上げることであった。そのために、自らと仲間天使たち奈落受け入れさせ、その力でユグドラシル宇宙様々な世界虚無沈めるべく破壊活動続けている。メタトロン古き世界を滅ぼす奈落の力と、新しき世界の源となるマナ存在力を矛盾せずに身に宿す特性持っており、仲間天使たちもその特性与えられた。 また、天使たち現世界あらゆるものは新世界引き継いでならない考えているため、アスガルド全てのイデア消滅させるべく暗躍したワームスカル 再生後の宇宙ミッドガルド確認され存在。竜の骸骨模した鎧を着込んだヒューマノイド型の種族で、地底から現れる。高度な技術力をもち、様々な未知機械使いこなす自我知性はあるが個という概念が薄い種族で、徹底した全体主義。「ワームスカル」は彼らの鎧の外観から名づけられたミッドガルド側の通称で、彼ら自体自称する名前は不明。なお、厳密にはこの鎧の方がワームスカル本体であり、それを着込んでいるヒューマノイドミッドガルド住人とのコミュニケーションを行うための生体端末に過ぎない。この生体端末は彼らの技術創造するともできるようだが、ミッドガルドでは現地人肉体乗っ取って使うケース多く見られる。 彼らは10年前ユグドラシル宇宙の「外」からやってきたと推測されており、その後地底いくつも拠点つくりあげたらしい。ワームスカル本隊というべきものたち世界外側待機しており、現在ミッドガルド活動しているのは先遣隊である。 ワームスカル目的ミッドガルド侵略である。彼らは通常の生物同様にマナによってその存在確立させているにも関わらず奈落汚され環境でも適応して生存できるという非常に特殊な生態系を持つ。ワームスカル先遣隊は、自分たちの生存必要なマナ収奪しつつ、世界奈落汚しマナ流れ減退させよう目論んでいる。ミッドガルドマナ循環減退すれば、世界防御力そのもの弱体化し「外」からの本隊入り込みやすくなるのであるワームスカル世界環境変化させるための方法論のひとつに、マナ地脈流れが濃い土地地上もしくは地中プラント設置し、自らの生存必要なマナ収奪しつつ、奈落ウイルス呼ばれる微小兵器地脈注入するというものが知られている。そうすることでその周囲環境マナ弱体化していくのである奈落ウイルスばらまかれ周囲環境においては、そこに住む生物マナ当然ながら減退化し衰弱していく。ミッドガルドでは生物このような状況陥ることを「奈落病」と呼んでいる。 地上現地人たちから目立たないように行動することが多いが、直接的な戦闘力も相当高く兵器使われる技術力真帝国さえ圧倒する。彼らが着込む鎧や、彼らが繰り出す無数の機動兵器(これを竜の骸骨のような外観をしている)には、赤い結晶体が埋め込まれており、これが無限の動力生み出している。ここから引き出される力はシャード加護奈落の力を組み合わされた非常に特殊なもので、ゲーム的には「奈落加護」というカテゴリ区別される近年真帝国銀十字軍はこの結晶体リアクター組み込む研究続けている。 ワームスカル目的はあくまでミッドガルド侵略であり、奈落利用するのは手段にすぎない。そのため、奈落よりどころにする他のダークレイスとは異な位置づけにいるとも言える

※この「奈落の尖兵ダークレイス」の解説は、「ユグドラシル宇宙」の解説の一部です。
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