銀の種族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 04:45 UTC 版)
黄金の種族の呼びかけに最初に答えた種族。自らを黄金の種族の後継者と名乗り、青銅を始めとした多くの種族を従える、現在の宇宙の最大勢力である。母星は惑星コドモス。 他の種族に対しては自分達へ服従することを条件として生存と発展を保障しているが、ひとたび危険と判断すると容赦なく殲滅にかかる。姿形は人類と似ているが全員が銀髪、さらに生身で宇宙空間に出る事も可能で、また全種族が一つの統合精神としてつながっているため、寂しい、悲しいなどの感情を持たない。なお統合精神を維持するため、感情をプロメ・オーに委ねる事で、種族の全体意思を安定させている。黄金の種族が別の宇宙に去ろうとした際には、力づくでそれを阻止しようとしており、また、黄金の種族の持つ力の取得を望んでいたが、結局それを得ることはできなかった。最終話において、和解した鉄の種族に既知宇宙と青銅の種族の半数を任せ、4人のノドスと共に黄金の種族が示した新たな宇宙へと旅立つ。 パエトー・オー 声 - 藤田圭宣 銀の種族の男。最後のノドス(=エイジ)の探索を己の使命としていたが、ディアネイラ達がエイジと契約を結んだ事で、青銅の種族を率いてアルゴノートを幾度も襲う。ディアネイラの捨て身の精神攻撃を受けて以来、種の個体としては本来持たないはずの恐怖の感情を消せずにおり、同時に寡黙で無感情だった登場初期に比べ感情面が露わになり始めた。それ以降ディアネイラには恐怖に近い感情を抱き、鉄の種族には憎悪とも取れる感情を抱いている。多数の同胞がプロメを支持するも従わず、独断でアルゴ・ノートを破壊しようとするも失敗し、最終的には和解する。モビートとは悪態を付きながらも、信頼関係をうかがわせた。 ロム・ロー 声 - 千葉進歩 銀の種族の男。ノドス達の生活管理を司っており、宇宙全域の支配権獲得を使命として行動している。また、黄金の種族の持つ全ての力を手に入れようと画策し、その行方を捜し求めている。ノドスであるユティ・ラーの上役のような存在だが、銀の種族でありながら感情を持つユティを見下している。 第25話でイオラオスの攻撃で重傷を負ってしまう。彼自身は黄金の種族の力を探し求める事に疲れ果てており、その苦しみから逃れるために、狂乱したケルビウスに自分ごとエリュシオンを破壊するよう命ずるが、エイジが黄金の種族の力を解放した事により、心を救われる結果となった。 プロメ・オー 声 - 佐藤利奈 銀の種族の女。かつて銀の種族が誕生した母星に一人住んでいる。宇宙全体の英知について思考する事と、他の銀の種族の持つ感情を分離して、受け取り処理する(感情を負う)事を自身の使命としており、黄金の種族が持っていたとされる数々の力を解明しようとしている。なお、鉄の種族とは共存の道もあると考えている。ディアネイラとの対話が成功しロム・ロー派の者を除く大半が彼女を支持する。外宇宙に旅立つ前に、ディアネイラにヘドロンの盾の能力を受け渡した。 ノドスのレクティ・レクゥを「時の申し子」と呼び、契約に悩む彼女の相談役を務めている。
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