ノドス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 04:45 UTC 版)
その身に「英雄の種族」を宿す者の総称。もしくはノドスと一体化した英雄の種族そのものを指す。もとは英雄の種族が自らの名とした呼称である。英雄の種族が5体しか現存していないことから、ノドスと称される者は現在エイジを含めて5人。身体に封印された英雄の種族を自由に呼び出し一体化(例外的に一体化しない者もいる)。その強大な力をコントロールすることができる。5人の出自となる種族は全て異なるが、全て人類と似た体格、容姿をしている。それぞれの身体に宿す英雄の種族の力の影響からか、生身でも宇宙空間やマグマの中で活動できるなど驚異的な身体能力を持つ。宇宙空間での移動方法は基本念動力で行っているが、高速移動の際には身体の器官からアストラルタービンと同様に「星流」を発生させて行う。 ノドス達は宇宙世界の一員となるために特定の種族と契約を交わさなければならない。契約の項目数は黄金の種族によってあらかじめ示されており、それぞれ項目数が異なる。 本編の開始時点でエイジを除く4人はすでに銀の種族と契約を交わしており、自らの種族の拠点を離れロム・ローの星の居城で生活している。理性的で非好戦的な者が多いが、自らに定められた契約のため(または契約不履行の際の銀の種族による同胞への報復を恐れて)、唯一人類と契約したエイジと敵対、壮絶な戦いを繰り広げる。その身に宿す英雄の種族の圧倒的な戦闘力から、本編の中盤以降、銀の種族と人類(=鉄の種族)の争いは彼らを中心に動いていくこととなる。惑星エリュシオンでの最後の戦いの後、エイジを除く4人は銀の種族と共に開かれた別の宇宙へと旅立っていった。 エイジ #鉄の種族:人類 エイジの項参照。 ユティ・ラー 声 - 小清水亜美 銀の種族のノドス。その身に最強クラスの力を持つ英雄の種族・ケルビウスを宿す。幼い姿をしているが、性格は冷酷且つ好戦的な少女である。銀の種族側のノドス達のリーダーとしての自負を持ち、他の3人に対して度々高圧的な態度を取る。ノドスであるため、銀の種族でありながら感情を持つが、その感情の意味を理解できず持て余している。普段は冷静沈着だが、カルキノスに対して特別な感情を抱いており、彼が危機に陥った時だけは度々冷静さを失っている。 カルキノスが一時的にとはいえ死亡した事で、彼女の心は深い闇の中に落ちる事となる。さらに、その感情を分離してプロメ・オーへ渡す事をロム・ローに妨害されてしまう。彼女の「絶望」という感情によりケルビウスは狂乱し、自らの肉体を傷つけてまでエリュシオンを破壊しようとするものの、最終的にはエイジを初めとした4人のノドスによって救われる。なお、彼女はエイジと対になり、人類を新たな宇宙へ導く要素の一つ、「扉」の役割を果たす存在である。メヒタカの構築した盾を変化させたものが、エイジとの戦いの中で扉となった。その後、感情を取得した彼女は他の3人のノドスや銀の種族とともに外宇宙へと旅立つ。 彼女のノドスの石は銀色の光を持ち、彼女の胸にある。 カルキノス・ルーカン 声 - 加藤将之 銀の種族側についたノドスの1人。その身に英雄の種族・レルネーアを宿す。長身、長髪で褐色の肌を持つ精悍な男性。最初にエイジに接触したノドスであり、エイジを銀の種族側につくよう誘うが二度に渡り拒絶される。無私の武人で、冷静な性格でもあるためか、ノドス達の実質的リーダーとも言える存在。高い回復能力を持ち、死してもなおその力を発揮する。メヒタカを庇って自ら戦闘に志願したり、関係の無い者たちを傷つけることを嫌う一面を持つ。また、エイジの抹殺に反対するなど、それほど敵意を持っていない様子が見て取れる。出身はヒドラスと呼ばれる種族。 彼の持つノドスの石は紫で、腹部に位置する。 メヒタカ・ポレ 声 - 鈴木千尋 銀の種族側についたノドスの1人。その身に英雄の種族・アルテミアを宿す。頭髪はなく、人間の子供のような容姿をした男性。大人しく気弱な性格で、いつも膝を抱えている。多くの命を奪ってしまう自身の英雄の種族の力を恐れており、同じノドスのエイジと戦うことをあまり望んでいない。しかし、ユティに半ば強制される形で戦闘に参加。 太陽系の戦いにてエイジと力尽きるまで戦い、敗れた事で彼の契約は果たされた。その後、自らの意思でアルゴノートに搭乗、自分の種族を護ると約束してくれたディアネイラのために戦う事を決心する。惑星コドモス侵攻作戦の際には、ベルクロスをサポートするなど、連携を見せる。 出身はケルネアスと呼ばれる種族で、殺人を禁忌としている。植物を含め「命ある物」は食べない種族であり、「命のない物」なら何でも食べられる。テイル・メイルに唆されてイオラオスのオーガンの外装を食べた事もある。彼の持つ石は首の後ろで、その輝きは赤となっている。 レクティ・レクゥ 声 - 沢城みゆき 銀の種族側についたノドスの1人。その身に英雄の種族・エルマントスを宿す。おっとりとしているが理知的で芯の強い女性。テレポート能力を持つ。大変思慮深く、自分たちがノドスとなった意味、銀の種族と鉄の種族の争いの意義などを常に思索している。プロメ・オーからは「時の申し子」と呼ばれ、また自身もプロメのことを「我が師」と呼び慕っており、自分たちに課せられた契約の意味について対話を重ねている。出身はケイロスと呼ばれる種族。戦いを好まないメヒタカの身を案じている。 エルマントスを発現させた際は他の4人とは異なり一体化せず、離れた場所からコントロールすることができる。その際、彼女の足元には光の円が浮かぶ。これは時空跳躍を行った回数のメーターのようなもので、一度の跳躍で線はレクティから円周へと伸び、エルマントスが帰還する事で円周から再びレクティへと戻る。 彼女の持つノドスの石は緑で、左太ももに位置する。
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