青銅の種族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 04:45 UTC 版)
黄金の種族の呼びかけに2番目に答えた種族。銀の種族側の尖兵となって人類を襲う巨大な虫に似た生命体。 母星は惑星タウロン。有機・無機の組み合わさったハイブリッドな生命体で、その役割に応じて様々な個体が存在する。言語を持たずテレパシーすら行わずに、意思の信号化によって思考伝送を行っている。極少数の自我を持った個体(アピドス)が、大多数の自我を持たない個体(アプデラ)やテレポート能力を持つ稀少種(スミルナ)を操る生態や、惑星を巣にして蟻に近い生態系により幼生を繁殖している様から人類には「アリ」とも呼ばれている。生態として物質文明を持たず、彼らのテクノロジーは自らの肉体に直接反映され、時と共にその体組織を拡張させている。つまり彼らにとって文明の進歩は彼ら自身の進化に等しい。 現在は銀の種族の支配下にあり、地球の占領など多くの軍事作戦に利用されている。戦闘用の個体はオーガンとほぼ同サイズの巨大なもので、単独での宇宙空間での活動や大気圏への突入、大気圏内での飛行も可能。口と思しき器官から腐食性ガスをまとった高温プラズマの火炎を吐き攻撃する。またテレポート能力を持つ個体も存在する。個々の戦闘力は(人類の兵器や英雄の種族に比して)それほど高くはないが、数が絶対的に多く(「アリ塚」と呼ばれる移動要塞から数千単位の数で襲ってくる)、群体の統率が非常によくとれており強力。またヘドロンの盾を扱えるため人類は苦戦を強いられた。惑星エリュシオンにおける最後の戦闘の後、その半数は銀の種族に追随して別の宇宙に旅立ち、残りの半数はプロメ・オーによってディアネイラとの間に精神の道を開かれ、彼女に率いられることとなった。
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