古代エテーネ王国
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「ドラゴンクエストXの登場キャラクター」の記事における「古代エテーネ王国」の解説
メレアーデ 声 - 石見舞菜香 ドミネウス家の令嬢で、クオードの姉。主人公とは、従姉の関係にあたる。王家の一門の家柄ながらくだけた物腰で、周囲から苦言を呈されることもあるが、誰に対しても優しい性格。チャコルという黒猫を飼っており、クロちゃんと呼んで可愛がっている。 エテーネ王宮にて異形獣に襲われた際に咄嗟に時渡りを行使して1300年前のオーグリード大陸に逃れたが、ゾンガロンによってネコの姿にされてしまった。その後、ラーの鏡によって元の姿に戻り、新エテーネの村に移り住む。後に叔父の後を追って時獄の迷宮に向かうための手掛かりを得るためにエテーネ王国に戻り、クオードと再会。ウルベアで行った非道な行為を非難したが、エテーネ王国滅亡回避のために尽力、永久時環を起動させ巨大隕石の衝突を遅らせた。その後、時獄の迷宮で自身の使命を知りマローネと共に脱出、「もう一人のメレアーデ」として主人公の前に現れることとなる。その後、大エテーネ島を永久時環の力で5000年後に転移させて自身はコールドスリープに入るも、時渡りの力を失った。そして、エテーネ王国の人々と現代アストルティアの人々が調和できるように全力を尽くすことを誓い、王都キィンベルの軍司令部に移り、エテーネ王国の共和制移行を宣言する。もう一人のメレアーデ メレアーデと瓜二つだが、衣装や言葉遣い、雰囲気など多くの面で明らかに異なる謎の人物。未来を見通す力を持っており、主人公の前に現れ助言したり、チャコルの姿で主人公を手助けする。その正体は前述の通り、時獄の迷宮で主人公と別れた後の未来から来たメレアーデ。 クオード / グルヤンラシュ 声 - 小林千晃 ドミネウスの息子で、メレアーデの弟。主人公とは、従兄の関係にあたる。エテーネ王国の軍団長を務める。猪突猛進型だが姉と同じく心優しく、いかなる人物であろうと差別しない。ただ、その裏にはあるコンプレックスが関係している。 エテーネ王宮の転移時にウルベア地下帝国に飛ばされた後、エテーネ王国の滅亡を知る。そして、それを阻止するためにグルヤンラシュと名乗りジャ・クバに宰相として取り入り、主人公の兄弟姉妹と共に10年に渡り時渡りの研究をしていた。だが、エテーネルキューブの材料のボロヌジウムを得るためにガテリア皇国に軍事外交を仕掛け、ガテリアとの和平を阻止するためジャ・クバを殺害しビャン・ダオに罪を擦り付けガテリアを滅亡に追いやり、エテーネ王国滅亡の原因となった大エテーネ島の地盤沈下を阻止するために地脈エネルギーを集めようとしてドワチャッカ大陸の大地を砂漠化させるなど、次第に手段を選ばなくなっていく。最後はジャ・クバを殺害した犯人であることが発覚し、地脈エネルギーを蓄えた地脈の結晶をパドレに奪われ、奸臣としてウルタに断罪され、流砂の海に落下した。だが、完成させたエテーネルキューブの力でエテーネに戻ったことで一命を取り止め、国王代理としてエテーネ王国滅亡の阻止に尽力していた。そして、再会した主人公と姉の尽力で地脈エネルギーの枯渇を回避させることに成功するも、キュレクスから次の脅威として巨大隕石の衝突を知らされ、絶望する。だが、姉の叱咤で立ち直り、永久時環を起動させようとするも、直後に現れたキュロノスを破壊しようとして返り討ちに合って致命傷を負い、姉メレアーデにエテーネルキューブを託して亡くなった。 後世では、グルヤンラシュは「ガテリアとウルベアの両国を滅亡・衰退に追い込んだ魔物」だと伝わっている。 ドミネウス エテーネ王国第49代国王で、メレアーデ・クオード・ベルマの父。半年前に即位した。王位継承を巡る確執などから、今も弟のパドレを疎んでいる。 実はバージョン4.0の黒幕。エテーネ王国が滅亡する未来を予見し、それを回避するために時見の箱でその回避方法を探っていたが、時渡りの力が不足していたため、王立アルケミアのヨンゲ所長らに指示してヘルゲゴーグを錬金させ、国民から精神エネルギーを集め、用済みになった錬金術士達にヘルゲゴーグをけしかけて口封じをしようとした。それをクオードに糾弾されても時の指針書を根拠に言い逃れ、主人公に罪をなすりつけて黄金刑にかけようとするも、失敗に終わる。実は、政務は自動人形に丸投げだったことが発覚。本人は時見の神殿でメレアーデを誘拐して、力を抽出していた。そして、時見の箱の力で時獄のドミネウス、さらには魔人王ドミネウスになるも敗北し、黒衣の剣士(パドレ)に殺害された。 マローネ ドミネウスの弟・パドレの妻で、主人公の実母。メレアーデ姉弟からは、幼少期から慕われている。 異形獣に襲われて、精神エネルギーを奪われ昏睡状態に陥るも、ファラスの手により回復する。その後、エテーネ王宮転移時に主人公の時渡りの痕跡をたどり、ファラスに主人公を守るよう依頼し、5000年後に転移させた。その後は王宮の転移に巻き込まれ、パドレの洗脳が解けた直後、彼と入れ替わる形でキュロノスに洗脳されてしまった。その後、時獄の迷宮でパドレが胡蝶の秘術を使用したことで、洗脳から解放されメレアーデと共に迷宮から脱出し、パドレア邸に匿われた。その後、無事に我が子との対面を果たし、主人公を迎え入れた。 黒衣の剣士 / パドレ 声 - 松本保典 卓越した時渡りの力を持っている、謎の男。冥王ネルゲルや大魔王マデサゴーラや真・災厄の王の力、竜神の心臓を持ち去り、強力な異形獣を開発。古代エテーネ王国では、ドミネウスを殺害しメレアーデを幽閉し旅立ち、1000年前には禁忌の秘術を使うアルヴァンを阻止し、魔王ネロドスの不死の力を奪って逃亡。そして、今まで集めたパワーの集合体の繭と異形獣を引き連れグランゼドーラ王国に攻め込むも、主人公とアンルシアに妨害される。それが原因で繭の異常に気付き、主人公を目の敵にする。1300年前ではゾンガロンの封印を解き、主人公を殺害しようとするもファラスに阻まれる。その後、彼に重症を負わせるが彼が呼んだ主人公の名前を聞いて激しい頭痛に襲われ、直後に終焉の繭と共に消え去った。3000年前では、地脈の結晶を奪いウルベア大魔神を起動させるも現代で破壊され、自ら主人公を倒そうとするも敗れる。1000年後では、アルウェーンの無限動力炉のエネルギーを奪い、キュロノスと共に主人公を時空の狭間に引きずり込もうとするもキュルルに阻まれ撤退。そして、現代で主人公を殺そうとするも胡蝶の秘術でファラスと共に記憶空間に侵入され、洗脳から解放される。 その正体はドミネウスの弟であり、主人公の実父にして幼少期のクオードの剣の師。半年前、公務でリンジャハルに赴くも、突如現れた魔物らが引き起こした大惨事により消息を絶ったとされていた。だが、その大惨事を引き起こしたリンジャーラを時空の狭間で倒すも力を使い果たして元の世界に戻れなくなった所で、キュロノスに妻子を兄に殺されることを知らされ、洗脳されてしまった。 洗脳が解けた後は、満身創痍の状態でキュロノスを追って時獄の迷宮に単身向かうも、エネルギー不足のため突入できなかったが、ハツラツ豆の力で時渡りの力を取り戻し、時獄の迷宮に突入。そしてマローネを洗脳から解放し、主人公と共に時獄獣キュロノスを倒すも、時の牢獄に閉じ込められてしまう。最後は成長した主人公に初めて「父さん」と呼ばれたことで覚悟を決め、主人公を逃がすために時の牢獄に留まった。 ファラス 声 - 井上和彦 パドレ夫妻に仕える剣士。異形獣に襲われたマローネを守ろうとするも、異形獣に精神エネルギーを奪われてしまう。その後、主人公と共に王立アルケミアに侵入し、必要な魔導器を手に入れてマローネを快復させた。しかし、エテーネ王宮の転移に巻き込まれて行方不明になったとされていた。だが、その直前にマローネの手で5000年後に転移させられるも、エテーネ人ではなかったために時間転移の後遺症で記憶を失ってしまう。その後、黒衣の剣士との戦いの中で記憶を取り戻すも、敗北し重症を負う。その後、回復しパドレの洗脳を解くために胡蝶の花を入手するも、主人公をかばってパドレに刺され、彼の記憶に侵入しキュロノスの洗脳から解放するも、この時の傷が致命傷となり死亡する。 リンジャハルクエストでも、同名の人物が登場。主人と行動を共にし、リンジャハルが壊滅に至るまでの出来事を手記に残している。最後は、消えた主人を探す旅に出た。リンジャハルの大惨事で仕えていた主人が失踪したこと、その主人に国に残してきた子どもがいることなど多くの共通点がある。しかし、クエストで紹介されている本人と比べ10歳以上も歳を取っている上、別人の出で立ちで、同一性については憶測の域を出ない。 ザグルフ クオードの臣下。目端が利き、何事にも注意深い反面、極度の人見知り。 ディアンジ クオードの臣下である太った青年。王立アルケミアで働いていた、落ちこぼれの錬金術師。気弱で優柔不断、運動神経も極端に悪いが、何度失敗しても諦めない心を持つ。 ベルマ エテーネ王国軍特務機関で、指針監督官を務める女性。冷酷かつサディスティックで、時の指針書に逆らう者を厳しく取り締まる。 「魔法生物を錬金してはならない」事を守らないゼフの店に押しかけ、シャンテもろとも魔法生物を殺処分しようとするが、引き連れていた異形獣を主人公に倒され、クオードによって逆に捕えられた。その後、恩赦で釈放され、矯正執行官となり主人公を黄金刑にかけようとするも、主人公が釜に投げ入れた命の石によりゴールドマンが出現してパニックを引き起こし、主人公を取り逃がしてしまう。その後は命からがらエテーネ王宮から脱出し自宅に引き籠っていた。また、この際にメレアーデ・クオード姉弟の異母姉であり、時の指針書の通りに実母が自殺したことがきっかけでドミネウスは時見の箱に傾倒するようになり、彼に捨てられ孤児となってしまったことが判明する。 ヨンゲ アルケミアの現所長。王都では、好色なことで知られている。 ラゴウ 辺境警備隊の隊長。傲慢で自惚れが強いが、保身主義者。現在の自分の立場に不満を抱き、王都への配置転換を切望している。その後、大エテーネ島の転移直前に島を脱出した模様。 ローベル 辺境警備隊の兵士。 ワグミカ アルケミアの先代所長。ドミネウス王が命じた非人道的な研究に抗議してアルケミアを退所し、指針書に縛られない自由人の集落で自堕落な生活をしていたが、主人公の依頼で超苦い薬で正気に戻り、地脈の結晶を作った。その後は、集落の人々の現在のエテーネの島への移住を主導している。 バディンド 犯罪を犯しては投獄され、釈放されてもまた罪を繰り返した末に、死罪の無いエテーネ王国の獄中生活を満喫している大男。最期は黄金刑に処された。後にキュロノスに操られ、黄金のバディンド像としてマローネの洗脳解除を妨害しようとするも、主人公とメレアーデに倒される。 ゼフ 王国で店を経営している錬金術師。リンカ・シャンテ姉妹の養い手。アルケミア研究所の元研究員で、早世した彼女たちの父・アルテオとは友人の間柄。魔法生物のチュラリスを相棒としている。 シャンテ エテーネ王国で人気だった歌姫だったが、リンジャハルでの大惨事に巻き込まれた後遺症からか記憶喪失に陥り、極度の音痴になってしまった。魔法生物のコポを相棒としている。 実は、本来のシャンテはリンジャハルでの大惨事で死亡しており、現在のシャンテはリンカによって生み出された魔法生物。故に最初から記憶は存在しておらず、魔法生物の証である赤い宝石もチョーカーの下に隠され、姉から見てはいけないと教えられていたため、自分が魔法生物だという自覚は全く無かった。 リンカ ゼフの店で働く有能な錬金術師で、シャンテの姉。男言葉で話す。妹を案じる余り、現在は気が立っている。魔法生物のジョニールを相棒としている。 異形獣 / ヘルゲゴーグ エテーネ王国各地に出没し始めた、正体不明の魔物。巨大な黒い多足類の身体から手足が生えたエイリアンのような姿で、水晶体のついた頭部の角から人間の精神エネルギーを奪い取り、植物状態に陥らせる。強力な爪を武器としている他、頭部の単眼からビームを放ったり、背中の突起を利用した強烈な体当たり攻撃を仕掛ける個体も存在する。その正体はドミネウスが時渡りの力を得るため、錬金術士達に作らせた魔法生物。また、ネロスゴーグ・プレゴーグ・ザルボーグ・バイロゴーグはパドレが奪った竜神の心臓のエネルギーから生み出された。強化異形獣・狂 ベルマが引き連れた個体。他の種類と違って赤い体色をしている。シャンテの歌により暴走する。 ヘルゲゴーグ・烈 王立アルケミアを襲撃した個体。他の種類と違って、白い体色をしている。ヨンゲを殺害した。 魔獣ネロスゴーグ / 無限獣ネロスゴーグ グランゼドーラに出現した終焉の繭から出現した異形獣。筋骨隆々の身体と不死の力を持ち、何度倒しても復活し、叡知の冠による四重の封空すら突破するも、主人公が過去から持ち帰った禁忌の秘術をアンルシアと共に使用したことで倒された。 原獣プレゴーグ / 喪心獣ゾンテドール グレン城に出現した異形獣の幼体。主人公に倒された後ゾンガロンに食われてしまうが、逆に内側からゾンガロンを食い破り復活。しかし、バグド王達による戦の舞で弱体化され、主人公によって倒された。 憑依獣ザルボーグ ウルベア大魔神を操っていた個体。パドレが奪った地脈の結晶に取り付いてウルベア大魔神を操縦するも、主人公とドルワーム軍により倒された。 増殖獣バイロゴーグ プクランド大陸の地下深くで発生した異形獣。他の種類と違って、円盤のような外見をしている。無数に増殖する力を持ち、本来の歴史ではアストルティアを滅ぼした。しかし、知理の石版にプログラムされていた無限動力炉の緊急停止コードによって増殖能力を封じられ、主人公とファラスによって倒された。 黄金獣アルムゴーグ&白銀獣ロムドゴーグ 永久時環を起動させようとしたメレアーデに対し、キュロノスが召喚した個体。他の種類と違って、アルムゴーグは金色、ロムドゴーグは銀色の体色をしている。 影魔レイミリア エテーネ王宮に入るための転送の門に仕掛けをし、イル・ラビリンスに多くの住人を幽閉していた魔物。自らを「形あって実体なきもの」と称し、メレアーデに変身して主人公とクオードを惑わすも、自身の影を持っていなかったため、強力な光源に照らされて正体が露見し倒された。 メガロダイン ヨンゲが生み出した魔法生物で、大エテーネ島地盤沈下の原因となった地脈エネルギー枯渇の元凶。ヨンゲの元から逃げ出し、地脈エネルギーを食い荒らしていたが、地脈の結晶でティプローネ高地に誘き出された所を倒された。 キュレクス エテーネ王国建国者・レトリウスの親友であり、エテーネ王国の名付け親。大錬金術師ユマテルと共に「レトリウスの双翼」と呼ばれていた。キュルルを巨大化させ、やつれさせた姿をしている。元は異世界出身の放浪者だったが、行き倒れているところをレトリウスに救われたことで彼女に仕えることを決意し、時渡りの力を与えた。だが人間が世代を重ねる生物であることを理解していなかったため、レトリウスの子孫の第15代国王ギリウスに時見の源泉を奪われ、マデ神殿に幽閉されてしまった。 主人公・メレアーデ・クオードが時見の源泉を返したことで本来の力を取り戻すが、そこに現れたキュロノスによって致命傷を負い、キュルルに自身の知識を託して亡くなった。 コドラン、ドラスケ、リュウタ 王都キィンベルで、錬金術師コンギスと共に暮らしていた魔法生物の三兄弟。赤いドラゴンキッズの姿をしており、成長後はアルゴングレートになる。ある日人生において大事なものを見つけるためにコンギスの元を去り旅に出た。 その後コドランは1300年前のオーグリード大陸で禍々しい秘薬により人間の女性の姿になりアラハギーロの武官の知将ハグニルと結婚し生涯を終えた。ドラスケは1000年前のグランゼドーラで魔物に襲われていたセレディーネを助けたことで彼女と行動を共にし、魔瘴によりゼドラの影となったリュウタを彼女と共に封印するも、ゼドラの影から死の呪いを受け死亡、その後偽りのレンダーシアで復元され、主人公に倒された。リュウタはウルベア地下帝国のキバチェと共に行動していたが、デアダイア発掘の際に浴びた魔瘴によりゼドラの影と化してしまい、ドラスケとセレディーネに封印された。その後主人公により浄化され、5000年の時を越えて転移したキィンベルにいたコンギスと再会を果たした。
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