エテーネの民
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「ドラゴンクエストXの登場キャラクター」の記事における「エテーネの民」の解説
主人公 演 - 長谷川敬太(『ライブスペクタクルツアー』) 本作の主人公。性別や容姿は自由に設定できる(以降は種族や性別の変更不可)。周囲の人々の評価から、心優しいが不屈の勇気を持った人物であることが窺える。なお、主人公の兄弟がカメさまに乗っている夢の中で、アバさまに「お前はこの時代の人間ではないから、カメさまには乗せられない」と言われるが、これは後述の通り5000年前のエテーネ王国の人間だからである。 エテーネの民は「時渡りの術」を使う資質がある故に、冥王ネルゲルによるエテーネの村の殲滅の際に死亡するが、天馬によって生き返しを受け、他の種族に転生する。 転生した先で起こった事件を解決し、一人前の証を入手したあとは、ホーローの助言により五つの大陸を回りながらキーエンブレムを集めていく。人間の身体を取り戻し、「時渡りの術」で過去世界に干渉することで破邪舟の術を現代まで継承させ、冥王の心臓に突入し、ネルゲルを倒す。 レンダーシア大陸に赴いてからはクロウズの導きで、村娘ミシュアとして暮らしていた勇者姫アンルシアと出会う。各地で事件を解決してゆき、彼女を勇者として覚醒させて共に魔勇者を倒すが、その世界が偽りのレンダーシアであることを知る。そしてアンルシアを真のレンダーシアに帰還させてからは、賢者ルシェンダの助言を受けながらアンルシアと共に各地で大魔王マデサゴーラの軍勢と戦いを進めていく。その過程で、主人公自身が勇者が目覚めて悪と戦う時代に勇者の友連れとなる『勇者の盟友』であることが判明する。天馬ファルシオンを復活させ、アンルシアと悠久の回廊に向かい、大魔王マデサゴーラを倒す。 グランドタイタス号で兄弟がアンルシアとラグアスをさらったのを機に若い王族が狙われるとしてアストルティア4大陸を巡り、各大陸を巡った果てに竜将アンテロを倒し竜族が住む地・ナドラガンドと神の器の存在を知る。その後、ナドラガンドに入ってエステラと会い、ナドラガ教団の協力のもとで行方不明となった神の器たちを探す過程で、水の領界でフィナの処遇を巡ってナドラガ教団と決別、フィナからナドラガ神の真相を知らされる。やがて嵐の領界に入り、クロウズやアンルシアやラグアスと再会し、兄弟がナドラガ教団に捕まったことを知る。ナダイア側との争奪戦や、いくつもの事件を経て神の器たちを救出。だが真の黒幕がオルストフと知らず、彼の手により二度目の死を迎える。しかし、アンルシアの呼びかけで神の器たちとともに彼らの特別な力で、奇跡的に蘇生する。その後、兄弟やクロウズやエステラとともに神墟ナドラグラムでオルストフとナドラガ神を打ち倒す。事件後は、シンイの依頼で新エテーネの村の村長となる。 その後、ふとしたことからエテーネルキューブを起動させた結果、未来の世界が破滅することを知る。その原因が古代エテーネ王国にあることを知り、過去に旅立つこととなる。そして過去で問題を解決する内に、自身の出生の秘密を知る。 実は主人公は5000年前のエテーネ王国の者であり、パドレとマローネの間に生まれた子。故にメレアーデとクオードは従兄弟にあたり、兄弟との血の繋がりはない。赤ん坊の頃、異形獣襲撃に伴うエテーネ王宮転移時に時渡りの力を行使して5000年後に転移した所をアバに発見され、アーヴ・エムリヤ夫妻に引き取られた。 その後はパドレと共に久遠の神殿の最奥部で時獄獣キュロノスを倒すも、父子共々時の牢獄に閉じ込められてしまい、パドレの助けで牢獄から脱出した時には既に世界は時元神キュロノスにより滅ぼされた後だった。しかしキュロノスを打ち倒し、それにより放出された時渡りの力が5000年の時を越えて転移したエテーネ王国の永久時環を満たしたことでキュロノスが倒された事実のみを残して時間を巻き戻す因果率操作が可能になり、世界を修復させた。 その後はピュージュの罠にはまり、ガミルゴの盾島の封印が解かれたことでアストルティア侵攻に現れたヴァレリアにより瀕死の重症を追うも、ユシュカが血の契約を行ったことで一命を取りとめるが、代償として魔族の姿にされてしまう。デモンマウンテンにいる魔仙卿が主人公を元に戻せる可能性があるとしてそこに繋がる大審門を開くために彼のしもべとなるが、大魔王選定の試練の末に対面した魔仙卿から大魔王の素質があると告げられる。そして、闇の根源の幻影を打ち倒したことで現れたイルーシャにより元の姿に戻され、魔界での問題を次々に解決していったことで各魔王からの信頼を勝ち取り、ついに大魔王に就任し、敵対していた魔界とアストルティアを繋ぐ架け橋の役割を果たし、異界滅神ジャゴヌバを打ち倒す。その功績を称えられ、まだ存命の身でありながら特例で英雄に選出され、新たなアストルティアの神となるべくフォーリオンでの四天の星巡りに挑むこととなる。謎の影 バージョン4で主人公の行く先々に現れ、手助けをしてくれる影。その正体は時獄の迷宮における未来の主人公自身。 主人公の兄弟姉妹 声 - 市来光弘(兄弟)、三上枝織(姉妹) 主人公にとって唯一の肉親。兄弟姉妹の中から自由に選ぶことができ、容姿も自由に設定可能。Ver.3.0において一度だけ容姿を変更する機会がある他、Ver.6.1で条件を満たすことでいつでも容姿を変更できるようになった(性別や主人公との関係は変更できない)。アーヴとエムリヤの子で、バルザックの曾孫。天然なところがあり、錬金術の失敗によるトラブルをたびたび起こしている。村をネルゲルに襲われた際、主人公が無意識のうちに発動させた時渡りの術によって過去の世界に飛ばされ、命拾いする。 オンラインモードが開始してからはオフラインモードの主人公となり、流れ着いたナルビアの町の人々を救うため、錬金の才能を開花させていく。 オフラインモードでの一件の後は一流の錬金術師となり、アバからテンスの花を作って欲しいと頼まれると同時に悪に命を狙われると予言され、人々に被害が及ばないようナルビアの町を去りベゼブーに執拗に狙われつつもテンスの花を完成させるも、花の力により不老不死の存在になり、時渡りの呪いを発症し3000年前のドワチャッカに飛ばされる。そこでクオードと出会いウルベア地下帝国技術庁の筆頭研究員となるも、目的のために手段を選ばなくなった彼と対立し、監禁同然でエテーネルキューブを作らされる。その後主人公と再会し彼の暴走を止めようとするも地下研究所の崩壊に巻き込まれ、エテーネルキューブを起動させ別の時代に転移する(Ver.4.3)。その後はキューブの力でエテーネ村の滅亡を防ごうとするも歴史の修正力に阻まれ失敗。 その後嵐の領界でクロウズ(シンイ)と再会しムストの町でも錬金術で住民を助けており、ナダイアに対抗するために疾風の騎士団を組織。そしてグランドタイタス号で行われた船上パーティーに突如現れ、神の器とされるアンルシアとラグアスを強引な手で攫い、アンテロの手が回る前に保護する。銀色の箱「エテーネルキューブ」でワープを行ったり、人物を結晶の中に閉じ込めて圧縮する術を用いる。そして、ナドラガンドに入った主人公の前に現れ、主人公はナドラガンドで命を落とすが今なら引き返せると忠告し、立ち去る。闇の領界ではマイユも保護しようとするも、エステラに妨害される。その後、クロウズとともにナドラガ教団大神殿に潜入し、ナドラガ神復活のカギとなる創生の霊核を奪取するも捕まってしまう。やがて・教団大神殿内で主人公たちに発見・保護される。主人公の蘇生後は、主人公やクロウズらとともにオルストフとナドラガ神と対峙するが、現代にいる時間がなくなったとしてエステラに交代。事件後、主人公とクロウズの前で「会えてうれしかった」と言い、エテーネルキューブを残して消滅し(Ver.3)、時獄の迷宮に転移。主人公と再会した矢先に再度消滅する(Ver.4.5)。 その後、いくつかの時代を転々とした末に数百年前の魔界に飛ばされ、先代の魔仙卿から魔仙卿としての役割を継承したことで時渡りの呪いも解け、以来数百年に渡り魔界を見守り続けてきたことが判明する。大魔瘴期が訪れれば魔界はおろかアストルティアも滅ぶため、魔界とアストルティア双方の住民の和解を求めており、そのためにジャゴヌバに働きかけて大魔瘴期の到来を早め、魔界で様々な危機が起こるきっかけを作った。しかしジャゴヌバの封印が弱まるのが予想以上に早く、ジャゴヌバがけしかけたダビヤガに吹き飛ばされ落下した。しかし一命を取り留め神殿から脱出し、ザードの祭壇でリドのタリスマンを用いてブルラトスを呼び寄せようとするもタリスマンの力が足りず失敗、魔瘴魂に襲われさらに闇の根源との契約による呪縛により命の危機に陥るが、主人公が記憶空間に侵入し闇の根源との契約を断ち切ったことで一命を取り留めた。その後主人公の協力で真の力を取り戻した破戒のタリスマンを用いてブルラトスを呼び出すも、病み上がりの状態では足手まといになるだけだと滅星の邪園には同行せず、主人公達を見送った。全てが終わった後はまだ魔界の地下深くに残された魔瘴への対処のために魔仙卿を続けるが、いつかエテーネの村に戻ることを約束しゴダ神殿へ戻っていった(Ver.5)。その後、魔瘴への対処を終え、数千年ぶりにエテーネの村へ帰郷し水車小屋に移り住み、長い旅路を終えることとなった(Ver.6.1)。 シンイ / クロウズ 声 - 小林沙苗(シンイ)、福山潤(クロウズ:ライバルズ) アバさまの孫で世話係。裁縫が得意で、村の警護も担当し、カメさまが天馬ファルシオンであることは早い段階で知っていた。冥王ネルゲルの襲撃で命を落とすも、主人公と同様にファルシオンによって生き返しを受け、竜族・クロウズとして転生する。 その後、クロウズの遺志を果たそうと彼のもった肩に手をあてた相手の記憶を操作する能力及び予知能力で、主人公を導く助言をする。肌の露出を避けた格好をしているが、うなじに鱗がある。ブレイブストーンを直し、竜笛を持っている。ファルシオンが力を取り戻すまでは、天馬の協力者の様であった。 大魔王マデサゴーラ討伐後、主人公とアンルシアの前で飛竜となり奈落の門に入って、ナドラガンドの民を竜族の隠れ里に移り住ませアストルティアで平穏に生活させようとしたが、シンイの予知でナダイアがナドラガ神の復活を目論んでいることを察知し計画を中断。その後、嵐の領界で主人公の兄弟と再会し、ムストの町の人々と疾風の騎士団を組織する。そして、ナドラガ教団大神殿に潜入し、創生の霊核を主人公の兄弟の犠牲のもとで奪取する。 だが、何らかの力によって予知能力が妨げられ、ナダイアに神の器たちを奪われてしまう。それでも主人公とともに各領界でナダイアの手先となった番人を倒し、神の器たちを救出。その後、主人公や兄弟やエステラとともにオルストフとナドラガ神と対峙する。 事件後、役目を終えてシンイに戻り、エテーネの村再建を開始する。クロウズの竜化の力で新たな村人を探したり、竜族の隠れ里の様子を見たり、ドラクロン山地で飛竜たちの秩序を守ったりしている。 その後、バージョン4.4ではパドレの洗脳解除のために胡蝶の護符を完成させる。バージョン5.3では、アンルシアの大魔王討伐の為に魔界まで同行する。
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