出生の秘密
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 09:17 UTC 版)
「モリガン・アーンスランド」の記事における「出生の秘密」の解説
サキュバス、ひいては魔族全体で見ても異例の三大貴族が属するS級クラス以上の魔力を有して誕生した経緯があり、生まれて間もなくベリオールにより魔界の統治者の後任として見出されるが、あまりに強大過ぎる力は暴走によって魔界に甚大な被害をもたらしかねず、そしてまだ幼いモリガンの身の破滅を危惧されたため、その魔力を3つに分けられている。1つはベリオールが自らの内に封じてその死と共に消滅、残り2つをモリガンと封印空間に閉じ込められた魔力が自我を宿した存在であるリリスが有している。 『セイヴァー』のアーケードモードにおけるモリガンのエンディングでは、元の身体(モリガン)への回帰を切望するリリスを身に受け入れたことの影響で、以前は退屈に見えていたものが新鮮に映るといった心理的変化が見られた。融合により元あった魔力は2/3程度戻ったが、消滅した残り1つの魔力の回帰は叶わないため、生まれたままの完全な力は得られなくなってしまっている。この事態はベリオールの望んだ結果ではなく、ベリオールは2つに分断した魔力がその性質ゆえに強く惹き合ってしまうことの対策として、自身の中へ更に分断した3つ目の魔力を封ずることで暴走を防ぎ、自らの死後には封印空間の魔力、自身の中に封じた魔力の両方が力を戻すに値するまで成長したモリガンへ向かうはずであった。モリガンがベリオールの死後まで自分の半身の存在に気付けなかったのは、その存在自体を彼女自身に悟らせないようにするための封印だったからである。 リリスと融合した状態のモリガンがリリスと分離が可能かどうかは、『ヴァンパイア』シリーズ中に描写されていない。『MvC』や『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』(以下『MvC2』)では戦闘開始イントロにモリガンとリリスが融合する演出があり、技の一部にリリスが出現したり攻撃を行うものがある他、『ポケットファイター』(以下『PF』)や『タツノコ VS. CAPCOM』(以下『TvC』)などではダークネスイリュージョン(後述)においてリリスが分身の代わりに登場するなど、外部作品では分離が可能である場合が多い。
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