巣合
巣郷
菅生
菅生
読み方:スゴウ(sugou)
所在 大分県竹田市
菅生
菅生
菅生
菅生
読み方:スゴウ(sugou)
所在 岐阜県岐阜市
菅生
菅生
菅生
須河
須郷
スゴウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:12 UTC 版)
「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」の記事における「スゴウ」の解説
前身はハヤトの父風見広之がマシンデザイナー、あすかの父菅生幸二郎がドライバー、車田鉄一郎がメカニックとしてFJなどに参戦していたプライベートチームで、サイバーフォーミュラには黎明期から転向。「スゴウアスラーダ」として第1回大会と第2回大会において全日本GPをそれぞれ3位と優勝で世界大会に参戦した。世界グランプリでは結果を出せず、その後一旦チームは休止、ドライバーだった菅生がオーナーになり数年かけてチームを立て直すと、車田を監督に据え、ドライバーやメカニックを公募した。牧伸介や城之内ミキはその時に応募してきた人材である。ドライバーには日吉を据えて第9回大会にエントリーするも、全日本GPで5位に終わり、惜しくも7年ぶりの世界挑戦は叶わなかった。アニメでは、そのリベンジで臨もうとした翌年の第10回大会の関東予選前日に、成り行きでハヤトがドライバー登録してしまうところから物語が始まる。風見ハヤトが引退したのを機にチーム体制を一新、チーム名も「スゴウグランプリ」に変更。翌第13回大会でセオドライドのチーム権を買い取り、ハヤトの電撃復帰に合わせ2チーム目となる「スゴウウィナーズ」を立ち上げる。全チーム2カー制に合わせ「スゴウグランプリ」に統合後、2022年からはエンジン開発のGIOと提携し「スゴウGIOグランプリ」に改名。 GSXを除く全車両は6輪車だが、いずれもティレル・P34のような前4輪・後2輪の形態を採用。同様にブーストはいずれも車体後部に2基搭載した形となっている。ただし、アスラーダ系とガーランド系では、アスラーダが比較的大きなブーストポッドを車体左右末端に設けている(GSXのみ車体の後方中央部に搭載)のに対し、ガーランドは比較的小さなブーストポッドを車体中央部に寄せて設けているという差異がある。 そもそもサイバーホイールや、サイバーマシンのパーツ製造会社であるスゴウは、車体製造技術という点ではともかく、車体開発という点においてスゴウ自体の開発能力は定かでなく、アスラーダGSXは元より、スーパーアスラーダ01以降のアスラーダ、ガーランドともに、元々はスゴウ以外で開発、もしくはスゴウ以外で研鑽したクレア・フォートランの独力に負うところが大きい。 エンジンは自社で製造していたが、アスラーダについては投入初年度はまだしも、翌年以降はエンジンパワーの不足を慢性的に抱える傾向があり、後にユニオンセイバー、GIOからの供給を受けるようになった。OVAシリーズにおいては劇中にも、たびたび社屋が登場しており、ロビーにはGSXをはじめ、歴代の主力サイバーマシンが展示されている。 アスラーダGSX(ASURADA GSX カーナンバー30) 元々はミッシングリンクの開発部門においてサイバーシステム(CS)「アスラーダ」の実験を目的として開発された車両である。 2015年初頭に、開発者である風見広之によって、CSアスラーダもろとも日本に送られ、富士岡クオリファイ直前にスゴウチームの手に渡る。スゴウにおいて追加パーツが製造され、それらと換装することで通常仕様であるサーキットモードのほか、荒れ地での走行用であるラリー仕様、高速モードのエアロ仕様へと変更が可能な設計になっており、あらゆる環境に適合できる汎用性を持つ。レース用の3形態の他、水上走行を可能とするマリン仕様も存在する。 この車両に搭載されたCSアスラーダについては、後にサーキット・ラリー・エアロの3形態への変形機構を有するスーパーアスラーダ01にも問題なく適応しているため、パーツ換装によってこれらを実現するGSXに対してはオーバースペックなサイバーシステムであったと言える。ブーストは車体の後方中央部に1基搭載。エンジンはスゴウ製V10エンジンを搭載した。 作品本編においては、風見広之の息子ハヤトによって操縦され、2015年の富士岡クオリファイ、続く全日本グランプリを共に3位で通過、世界選手権においては開幕戦アメリカGPでフライングによるペナルティを取り戻そうと無理な走りをした結果、マシントラブルが発生しリタイアに終わった。しかし続く第2戦ペルーGPで初入賞、第3戦ブラジルGPで初表彰台を獲得。序盤戦においてはトップチームの車両に引けを取らない高性能を発揮した。最終戦日本GPでは前戦ドイツGPでクラッシュし大破したスーパーアスラーダの修理が間に合わなかったため、GSXで出走。スーパーアスラーダの修理に時間と人手を優先するため、最小限の調整で臨んだ予選では15位と振るわず、決勝ではレースの途中で修理の完了したスーパーアスラーダに乗り換えるため、そこまでをGSXで無給油タイヤ無交換という決死の作戦に打って出た。 後にGSXをベースに開発された市販車GSX-NEO ベルサーティスがGIOより販売され、SINの作中でもハヤトのプライベートの愛車として登場している。 スーパーアスラーダ 01(SUPER ASURADA 01 カーナンバー30) 絶命した風見広之がCSアスラーダを搭載することを前提に独自に開発・製造した車両。サイバーフォーミュラ史上初となる3段以上の変形機構を有する車両で、サーキットモードのほか、エアロモード、ラリーモードに変形。 2015年、イギリスにある風見広之の邸宅に保管されていたものがスゴウチームのクルーにより発見、CSアスラーダを搭載し、新開発のスゴウ製V12エンジンと、2基となったブーストポッドにより、パワーはGSXより大幅に向上した。同年の世界選手権第5戦イギリスGPで初投入。初戦で変形システムに終盤トラブルが生じながらも、捨て身の作戦でいきなりポールトゥーウィンを飾ったのを皮切りに、2勝を含む4戦連続表彰台を記録するという驚異的な性能を発揮。5戦目となったその年の第9戦は車体を破損させたため、最終戦の日本GPでは軽量化されたスゴウ製の新シャシー(01B)となった。このレースでは作戦の都合からウェイトハンデを背負っていたにもかかわらず、先行する他の強豪を寄せ付けずに抜き去って優勝し、風見ハヤトの初タイトルに大いに寄与した。GSXではオプションとして取り付けが可能だったレーダーサテライトというドローンを標準搭載しており、打ち上げることで上空からの情報を得ることができる。第7戦アフリカGPでは迂回路を発見するのに、続く第8戦スペインGPでも分岐するコーナー状況を見極めるべく使用している。またレース以外での使用実例として、第5戦イギリスGPのレース会場となった飛行場に着陸しようとした飛行機の前輪ハッチが故障して開かなくなった時に、飛行機の下に潜り込みレーダーサテライトをぶつけてハッチを破壊するという荒業を成功させた。 スーパーアスラーダ SA-01/C(SUPER ASURADA SA-01/C カーナンバー1) スーパーアスラーダ01からラリーモードを撤去し軽量化を図り、ウィングなどのパーツに手直しを加えたマイナーチェンジ版。またカラーリングも青と白が基調であることは同様ながら配置が大きく異なる。 2016年開幕戦ブラジルGPから投入されたが、長足の進歩を遂げた他チームに対して戦闘力で遅れを取った事と、ドライバー、メカニック共にマシンの性能を活かしきれず、スゴウチームは苦戦を強いられることとなった。 スーパーアスラーダ AKF-11(SUPER ASURADA AKF-11 カーナンバー1〈2016、2017〉、30〈2018〉、2〈2019〉) 風見広之と共にアスラーダ開発に携わったマシンデザイナー、クレア・フォートランによるスーパーアスラーダの大幅なアップデート版で、01に比べ、見た目にも空力的により洗練された形状となった。 2016年第6戦アフリカGPで投入され、ドライバーである風見ハヤトがイナーシャルドリフトを身に付けたこともあって、特に決勝レースにおいて強さを発揮し、2019年最終戦オーストラリアGPまで4シーズンに渡って現役に踏みとどまった。2018年に再登場してからはエンジンパワー差が大きくなっていたことから(それでも2勝を挙げている)最終戦日本GPと2019年についてはユニオンセイバーからエンジンの供給を受けた。外観や性能に目に見えた変化はないが、シャシーは2019年までにAKF-11Cスペックまで進化した。 4シーズンで通算13勝を記録(2016年・2勝、2017年・4勝、2018年・3勝、2019年・4勝)。これはAKF-0(12勝。2020年・6勝、2021年・6勝)と2022年のAKF-0/G(6勝)とを別に数えるとすれば、スゴウの車両の中では最多勝利数となる。 「AKF」はアスラーダ(Asurada)、風見(Kazami)、フォートラン(Fortran)のイニシャルを取ったもの。AKF-11の「11」は『イレブン』ではなく、『ダブルワン』と読む。 ガーランド SF-01(およびSF-02)(GARLAND SF-01,SF-02 カーナンバー2〈2018〉、1〈2019〉) 2018年、風見を欠いたスゴウが第13回大会に向け投入した車両。クレア・フォートランによる設計で、アスラーダと異なり変形機構を有さないなど、クレアの独自色が強いマシンである。 戦闘力は極めて高く、2018年シーズンにおいては2年目の新人アンリ・クレイトーによって駆られ、安定して好成績を残し、最終的にアンリにチャンピオンタイトルをもたらした。翌2019年はマイナーチェンジ版のSF-02が投入されたが、こちらは開幕戦アメリカGPこそ2位表彰台で終えたものの、以後は表彰台に届くことすらなく低迷して冴えない結果に終わった。 円形のステアリングではなく、旅客機の操縦桿のような特殊なステアリングを両手で握り使用する。 「SF」はスゴウ(Sugo)、フォートラン(Fortran)のイニシャルを取ったもの。 ガーランド SF-03(GARLAND SF-03 カーナンバー9〈2020 風見〉、10〈2020 クレイトー〉、2〈2021〉) 2020年にスゴウが投入した新型ガーランド。SF-01に引き続き、アンリ・クレイトーが駆った他、2020年シーズン序盤は風見ハヤトも使用した。扱いやすく速いガーランドの特性を引き継いだ正常進化型で、SF-02や2019年仕様のスーパーアスラーダAKF-11と比べれば高性能で、多年に渡って現役だが常にそこそこの戦闘力を保っている。 3年落ちのスーパーアスラーダAKF-11と比べテストで好成績を出したことから、風見ハヤトは2020年をガーランドで戦うことを決めたが、新人フリッツが駆るアルザードNP-1には全く歯が立たず、ハヤトはガーランドに乗っていた時は、5戦中5位と6位が1回ずつ、リタイア3回とほとんど結果を残せなかった。 なお、『サイバーフォーミュラ大全』 (ISBN 4844356933) などのミスにより「風見車の操縦桿は通常のステアリングに近い形状のもの」説が広まっている[要出典]が、作中では風見はアンリ車と同じくスティック状の操縦桿を使用している。 ν-アスラーダ AKF-0(ν-ASURADA AKF-0 カーナンバー9〈2020〉、1〈2021〉) クレア・フォートランが開発したスーパーアスラーダのフルモデルチェンジ版。変形機構にレアメタル(形状記憶合金)を採用したことにより瞬時の変形が可能となり、空力的にもAKF-11に比べさらに洗練された。新機軸として、2段加速のブースト(スパイラルブースト)を備える。それらを除く基本的なスペックはガーランドSF-03と同じだが、変形機構を有するため重量的にはわずかに重い(設定ではSF-03の455kgに対しAKF-0は461kgであり6kg重い)。 変形機構はAKF-11と同じくサーキットモード、エアロモードのふたつだが、偶発的にリフティングターンのための変形が発見されたため、リフティングターンを用いる時は、その形状となる。エンジンはユニオンセイバー製を搭載していた2019年のAKF-11と異なりスゴウ製に戻ったが、これにより2021年はエンジンパワーの不足を慢性的な弱点として抱えた。 ν-アスラーダ AKF-0/G(ν-ASURADA AKF-0/G カーナンバー1) AKF-0にGIO社製のエンジンを搭載したもの。2022年に投入された。AKF-0の最大の欠点であったエンジンパワーの不足を補い磐石かと思われたが、序盤でGIO社製エンジンの構造欠陥が発覚し、同年の前半戦においてスゴウは思わぬ苦戦を強いられた。 後半ではこのトラブルを克服した新エンジンを投入し、ブリード加賀駆る凰呀AN-21との熾烈なデッドヒートを最後の最後まで演じたが、紙一重で敗れた。 ガーランド SF-03/G(GARLAND SF-03/G カーナンバー2〈2022 クレイトー、2023 ブーツホルツ〉) SF-03にGIO社製のエンジンを搭載したもの。2022年に投入され、2023年にはアンリ・クレイトーに代わって加入したエデリー・ブーツホルツによって操られることとなる。2022年シーズンについては、車体が異なるアスラーダに供給されたものとは仕様が異なるエンジンであったため、ガーランドがエンジントラブルに悩まされることはなかった。 AKF-0/1B ネメシス(AKF-0/1B NEMESIS カーナンバー0) ゲーム『新たなる挑戦者』に登場。車体はν-アスラーダAKF-0と同一だが、サイバーシステムとしてはアスラーダではなく「ネメシス」を用いる。スゴウのテストドライバー、司馬誠一郎はこのマシンとともに、2020年大会閉幕後に開催された「エクストリームスピード」に参戦した。カーナンバーは「0」であるが、その色はゲーム本編中では他のアスラーダ同様に赤であるのに対し、パッケージ中では緑になっているという差異がある。『Road to the Evolution』以降の『Road to the Infinity(RTI)』シリーズにも登場する。 サイバーシステム「ネメシス」はアスラーダ同様に個性を持ち、よく話すサイバーシステムである。 ゲーム『新たなる挑戦者』において、声は男声(大塚芳忠)もしくは女声(田中敦子)から選べる仕様になっていたが、後のRTIシリーズでは田中敦子による女声に統一されている。 ν-アスラーダII AKF-0/G II(ν-ASURADA AKF-0/G II カーナンバー1) ゲーム『Road to the Infinity 2』以降に登場。ν-アスラーダAKF-0/Gのアップデート版。 アスラーダGSXスーパーアスラーダ01スーパーアスラーダAKF-11νアスラーダAKF-0νアスラーダAKF-0/G全長 4378mm 4720mm 4701mm 4701mm 4701mm 全幅 2242mm 2218mm 2493mm 2493mm 2493mm 全高 1005mm 945.2mm 942.7mm 942.7mm 942.7mm 車両重量 720kg 687kg 477kg 461kg 458kg 総排気量 5000cc 5000cc 4495cc 4494cc 4497cc 最高出力 1200馬力/20000回転 1800馬力+α/23500回転 1940馬力/20800回転 2160馬力/21900回転 2298馬力/23200回転 最大トルク 120kg-m/12000回転 160kg-m/15000回転 168kg-m/17500回転 176kg-m/17500回転 205kg-m/17900回転 最高速度 420km/h+α 505km/h+α 640km/h+α 685km/h+α 707km/h+α エンジン C.C.エンジンV10 C.C.エンジンV12 スゴウV-2 V12 スゴウSV-7/B V12 GIO-V・SPEC-02 V12 構造 C.T.S 4WD C.T.S 6WD SSC-3T C.T.S 6WDS C.T.S 6WDS ボディ素材 C.F.R.P+チタニウム合金 S.C.F.R.P S.C.F.R.P S.C.F.R.P+S.P.R.M S.C.F.R.P+S.P.R.M 変速機 前6 後1 前6 後2 前6 後1 前6 後1 前6 後1 ガーランドSF-03ガーランドSF-03/G全長 4722mm 4722mm 全幅 2401mm 2401mm 全高 933.4mm 933.4mm 車両重量 455kg 452kg 総排気量 4494cc 4497cc 最高出力 2115馬力/21000回転 2248馬力/21800回転 最大トルク 174kg-m/17300回転 194kg-m/17100回転 最高速度 672km/h+α 695km/h+α エンジン スゴウSV-7 V12 GIO-V・SPEC-02 V12 構造 C.T.S 6WDS C.T.S 6WDS ボディ素材 S.C.F.R.P S.C.F.R.P 変速機 前6 後1 前6 後1
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