ゴールデンバウム朝の軍人とは? わかりやすく解説

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ゴールデンバウム朝の軍人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 14:21 UTC 版)

銀河英雄伝説の登場人物・銀河帝国」の記事における「ゴールデンバウム朝の軍人」の解説

エーレンベルク (Ehrenberg) 声 - 佐藤正治(旧) / 中庸助飯塚昭三(D) 元帥フリードリヒ4世治下軍務尚書門閥貴族出身武官筆頭だが、軍人と言うより軍官と言った印象が強い人物旧式片眼鏡モノクル)を付けた老人年齢80前後)。門閥貴族出身ではあるが公人としての自身立場はよく弁えていると同時に毅然としており、外伝では大貴族であるブラウンシュヴァイク公に、本伝では自身拘束に来たビッテンフェルトに、堂々と接する。その職務上、あからさまな不当行為こそしないが、その公職適う範囲老練物事対処しようとし、ブラウンシュヴァイク公要求されミッターマイヤー処罰も、表向き公務死とする策謀企てるまた、体よくミュッケンベルガーに面倒事を押しつけ、彼からあのくたばり損ないと不満をもたれる。本伝での登場少なくイゼルローン要塞陥落受けて辞表提出するラインハルトとりなし留任したのち、リップシュタット戦役前夜ブラウンシュヴァイク公オーディン脱出受けたラインハルト指示によって拘束される。 シュタインホフ (Steinhof) 声 - 勝田久(旧) / 大友龍三郎(D) 元帥フリードリヒ4世治下統帥本部総長登場少なく、ほとんど他の三長官との会話シーンのみである。他の者達と同じく急進するラインハルトには反感を抱く。イゼルローン要塞陥落受けて辞表提出するラインハルトとりなし留任するが、リップシュタット戦役開戦前夜拘束される。 グレゴール・フォン・ミュッケンベルガー (Gregor von Mückenberger) 声 - 柴田秀勝(旧) / 沢木郁也(D) 元帥フリードリヒ4世治下宇宙艦隊司令長官伯爵家次男乗艦ヴィルヘルミナ士官学校首席卒業しその後長い軍歴を誇る人物。歳は50代半ば半白の眉と半白頬ひげ堂々たる体躯持ち威厳軍服を纏ったような風格で「皇帝よりも皇帝らしい」と評される。父は第2次ティアマト会戦戦死した中将ウィルヘルムという武門名家出身でもあり、帝国の高級軍人として完璧に近い履歴書を持つとまで評される軍人としての能力メルカッツの方が宇宙艦隊司令長官にふさわしいという意見もあったというが、客観的に無能ではないと評され外伝の期間では少なくともミュッケンベルガーが現職にある間は帝国勢力圏安定していたと説明される主として登場外伝であり、良くも悪くも武門名門出身の高級軍人として、門閥貴族横暴な横槍と共に、姉の七光り出世していたとみなしていたラインハルト嫌っていた。しかし、外伝時系列上の最後エピソードである第4次ティアマト会戦ではラインハルトに命を救われたと率直に評価して、なおも復讐を狙うフレーゲルを掣肘し、帝国要人としては珍しい、ラインハルト認め発言を行う。 時系列上の初登場外伝千億の星、千億の光』のヴァンフリート星域の会戦で、前年宇宙艦隊司令長官就任したとある。この時、初めラインハルト出会い、姉の七光り出世しているという評判から彼をよく思っていなかった(一方で歯牙にもかけない存在であるがゆえに積極的に害そうという発想もない)。もっともこの頃は、ラインハルトよりも、その上官のグリンメルスハウゼン扱い頭を悩ます。続く第6次イゼルローン攻防戦では彼からの作戦具申軽んじつつもその戦理を認め採用するその後外伝星を砕く者』では第3次ティアマト会戦総司令官として登場しこの頃ラインハルト能力部分的に認めるようになっており、そのために彼に戦功立てさせないために後方待機命じるなどの態度をとるようになる結果的に兵力温存という形になり、さらに同盟ホーランド艦隊による帝国軍混乱状態をラインハルト救われる形になる)。惑星レグニツァ上空戦に際してラインハルトとフレーゲルの感情的対立制してラインハルト出撃させ、第4次ティアマト会戦では、フレーゲルらの掣肘受けてラインハルト捨て駒として扱うが、逆手取られ煮え湯を飲まされる。しかし、ラインハルトの策に結果として救われることとなり、不本意ながらラインハルト正しさ力量正しく評価する本編での登場アスターテ会戦後のラインハルト対す元帥杖授与式と、第7次イゼルローン攻防戦直後の2回だけである。皇帝崩御の際にラインハルト司令長官となったとあるだけで、ミュッケンベルガーがいつ、どのような理由で職を辞したかは記されておらず、リップシュタット戦役との関わり不明である。元帥杖授与式においてはラインハルト派で知られオフレッサーとの会話の中で、上記のようにラインハルト認める旨を発言を行う。 OVA版ではもともと劇場版『わが征くは星の大海』の製作にあたって原作上で不明確部分を補うという観点からミュッケンベルガーをラインハルト対立者としてクローズアップするための肉付けをしたという。この人描写維持する形で、以降本伝中でも描写されるとなって登場頻度増し、特にその去就は、宇宙艦隊司令長官職をラインハルト譲り勇退するという好人物となっている。また、来たる内戦備え自軍勧誘するブラウンシュヴァイク公とリッテンハイム侯に、ラインハルト甘く見ないよう警告している。以後登場はせず、旗艦をフレーゲルに譲ったということ以外、リップシュタット戦役への関与見られない藤崎版では気骨のある軍人として一貫して描写されており、特に貴族たちの争い軍事行動に絡むことを嫌う。また、自分超える司令官現れるまで退役しないと公言する原作通り第6次イゼルローン攻防戦活躍ラインハルト認めるようになり、彼に今後貴族間の政治劇に巻き込まれることを警告する。続く第3次ティアマト会戦は、原作通り後方待機命じるものの、その理由はわざと味方害そうとする者(ノルデン)がいる艦隊主力組み込めば全体害になるというもので、一切反論余地無くラインハルト軍令飲ませる原作通り傍目には理不尽な命令も、すべてはラインハルト実力を試すものとなっており、第4次ティアマト会戦において自分超える者と認め、彼がローエングラム家を継ぐと同時に原作よりも早く自ら退役するノイエ版OVA版同様に、職を辞する時にラインハルト対面し勇退するとなっており、また、リップシュタット戦役直前には味方引き入れようとするオフレッサー要請拒否し忠告するクラーゼン (Klasen) 元帥フリードリヒ4世治下幕僚総監。 三長官職と同じ元帥号だが、幕僚総監説明はなく、ほぼ名前だけの登場OVA版でも顔が何回か出るだけで、台詞もなく字幕も出ない白髭たくわえた人物)。なお、武官としての席次はミュッケンベルガーより高い。 ゲームにおいては、セガサターン・プレイステーション版で三長官との会話シーン参加しリップシュタット戦役時にエーレンベルク、シュタインホフと共に拘束され引退している。パソコンゲームでは、元帥であることから、三長官職に就けるともできるオフレッサー (Ovlesser) 上級大将装甲擲弾兵総監。 →#貴族連合軍の軍人 ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ 大将(後に上級大将)。艦隊司令官リップシュタット戦役貴族連合軍の実戦総司令官務め、後に同盟亡命ヤン艦隊客将詳細は「ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ」を参照 トーマ・フォン・シュトックハウゼン (Thoma von Stockhausen) 声 - 永井一郎(旧) / 津田英三(D) イゼルローン要塞司令官大将50歳。 長身痩身軍人伝統的に要塞駐留艦隊不仲だが同盟軍攻撃受けた際は互いに競い合うかたちで防衛果たしてきた。とされており、例にもれず駐留艦隊司令官ゼークトと仲が悪い。しかし、第7次イゼルローン攻防戦において、ヤンの囮を使った策に騙されシェーンコップ率いるローゼンリッター連隊要塞内に引き入れてしまい、そのまま彼らに拘束され要塞奪取されてしまう。その後不明外伝星を砕く者』にも名前が登場しており、要塞立ち寄ったミュッケンベルガーからゼークトとの不仲心配されている。 ノイエ版では帝国兵偽装したシェーンコップ部下のレムラーが疑い司令官室前で入室許可巡って攻防するシーン追加されたが、最終的にシュトックハウゼンがレムラーに早く入室させるように命令しシェーンコップが勝つ展開となっている。 ハンス・ディートリヒ・フォン・ゼークト (Hans Dietrich von Seeckt) 声 - 飯塚昭三(旧) / 北沢洋(D) イゼルローン要塞駐留艦隊司令官大将オーベルシュタインの上官。50歳。乗艦グルヴェイグOVA版)、ヴァナヘイムノイエ版)。 長身筋骨たくまし軍人伝統的に要塞駐留艦隊不仲とされ、例にもれず要塞司令官シュトックハウゼンと仲が悪い。また、典型的な軍事ロマンチシズム持ち主で、客観的な戦略戦術よりも威厳と体面を重んじる性格このため第7次イゼルローン攻防戦において、シュトックハウゼンの慎重策や、普段から嫌っている幕僚オーベルシュタイン進言拒絶しヤン策略に嵌って要塞から誘い出されるその間ヤン要塞占領され戦力の差は明らかに関わらず今度はこれを奪還しよう行動起こす無駄な血を流したくないヤンから撤退するよう勧告されるが、これを侮辱受け取って「全艦突入して玉砕し以て皇帝陛下恩顧報いるあるのみ」と返信し、駐留艦隊全艦に要塞への突入命じる。しかし部下強制的に道連れにしてまで自身軍事ロマンチシズム展開するその行為ヤン怒りを買うこととなり、座乗する旗艦諸共雷神ハンマー”の直撃を受け"消滅"した。 外伝星を砕く者』にも名前が登場しており、要塞立ち寄ったミュッケンベルガーからシュトックハウゼンとの不仲心配されている。 アントン・ヒルマー・フォン・シャフト (Anton Hilmer von Schaft) 声 - 有本欽隆(旧) 技術大将科学技術総監56歳工学哲学博士位を有し指向性ゼッフル粒子開発責任者として有名な人物。しかし、それ以外に特に功績がなく、技術力より政治力に長け、それによって6年渡り科学技術総監の役にあった。さらにフェザーン繋がり密かに軍事機密漏洩して金銭受け取っていた。 ラインハルト帝国実権握り綱紀粛正される中、フェザーン思惑もあって焦りから、ガイエスブルク要塞移動してイゼルローン攻略進言する第8次イゼルローン攻防戦)。戦後ラインハルトフェザーン双方から用済みみなされフェザーン側から流され汚職横領証拠によってケスラー逮捕され失脚したシュターデン (Staaden) 元士官学校教官。アスターテ星域会戦ラインハルト幕僚中将リップシュタット戦役貴族連合軍の大将。 →#貴族連合軍の軍人 フォーゲル (Fogel) 声 - 松尾貴司(新) / 藤原貴弘(D) 艦隊司令官中将アスターテ会戦におけるラインハルト幕僚物語冒頭アスターテ会戦においてメルカッツシュターデンと共に登場した高級軍人一人実際戦いにおける描写一切なく、人物像力量不明である。アスターテ会戦後も登場することはなく、エルラッハと異なり戦死したかも不明である。 劇場版第2作では、ロイエンタールからエルラッハと共に人数合わせ足手まとい評されている。 アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト 少将(後に中将)。艦隊司令官リップシュタット戦役貴族連合軍の指揮官となり、敗戦後ラインハルト仕える。 詳細は「アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト」を参照 エルラッハ (Elrach) 声 - 佐藤正治(旧) / 屋良有作(新) / 楠見尚己(D) 艦隊司令官少将アスターテ会戦におけるラインハルト麾下指揮官物語冒頭アスターテ会戦においてメルカッツシュターデンと共に登場した高級軍人一人ヤン指揮権握った第4艦隊との戦いにおいて後背取られラインハルト命令無視して敵前回頭行ったために、同盟軍砲撃まともに受けて撃沈され戦死するシュムーデ (Schmude) カストロプ動乱における討伐軍の司令官階級不明私兵集めて公然と帝室敵対し始めたカストロプ公領に最初に派遣され討伐軍の指揮官非正規ということもあって軽視していたこともあり、惑星強引に着陸したところを奇襲され戦死するOVA版では設定変更に伴いアルテミスの首飾りと同じ防宙システムによって艦隊全滅し戦死したことになっている道原版ではマクシミリアン通信を交わすシーンがあり、反射ビーム衛星兵器によって全滅させられる。 レムラー (Lemmler) 声 - 秋元羊介(旧) / 松田健一郎(D) イゼルローン要塞司令室警備主任中佐ノイエ版では少佐)。 第7次イゼルローン攻防戦において要塞内に潜入したシェーンコップ要塞司令官シュトックハウゼン人質取られるその際司令官は死よりも不名誉恐れると発言してシェーンコップ諦め促すも、当のシュトックハウゼンが死を恐れて逆に降伏命令してきたため、諦めて捕虜となる。OVA版ではその後シェーンコップらの不意をついて要塞コンピューターロックしたため少し時間を稼ぐことに成功したノイエ版では登場増えており、司令室前でシェーンコップ怪しんで心理戦繰り広げる。しかし、焦ったシュトックハウゼン促されて正体暴く至らず司令室入室させてしまう。その後シュトックハウゼン人質にとるべくシェーンコップ駆け出した所をその正体に感づき、前に立ちはだかってブラスター発砲する避けられ逆にシェーンコップによって左腕万年筆突き刺され怯み、その隙にシュトックハウゼン人質取られてしまった。 ゲッツ (Goetz) 声 - 平野正人(我) イゼルローン要塞艦隊士官。『わが征くは星の大海』のオリジナル人物イゼルローン要塞クラブラインハルト中傷していた所、ルイウィン殴り合い喧嘩発展キルヒアイス喧嘩仲裁される。

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