『UNDERWORLD』からの登場人物
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「炎人」の記事における「『UNDERWORLD』からの登場人物」の解説
花菱一衛(はなびし いちえ) 牙狼会の若頭。会長の孫娘の代役に瓜二つの煌を拉致し、紆余曲折の末に彼女に惚れる。作者のお気に入りでまた登場させたいということだったが、「#32 月影のマーメイド」で木曽の姉を連れてくるという形で再登場を果たした。 稀世丸(きよまる) 牙狼会の一員で、花菱のボディガード。 泰地(たいち) 青龍会の組員。側面の髪は剃り頭頂部の髪を伸ばし、後頭部で結んでいる。「#1 気まぐれ女神の降臨」で会長の孫娘の誕生日プレゼントに頭を悩ませ、「#32 月影のマーメイド」で自身の手で見つけられなかった姉を那智が保護したことに逆上した木曽を止めた。拾ったヨウスケを自身のマンションの部屋に同居させ一緒に那智の部下となって働いている。憧夢の死の悲しみがまだ残るさ中の「#36 - 37 メランコリー(前編・後編)」でヨウスケを自殺させようとしているのが、以前、うつ病で自殺した友人・聖人だと知り彼を救えなかった罪の意識に苦しむ。 ダイゴ 青龍会の組員。スキンヘッド。会長の孫娘・雅紀(まさき)の誕生日プレゼントをあげなかった幹部が自宅にマシンガンで銃弾をぶち込まれ、それ以来、幹部全員がプレゼント持参で誕生日パーティの出席を強制されているため、那智の命令でプレゼント探しに頭を悩ませる一人。 レイン(雨) 「#2 saivor」で幻聴の悪魔に人殺しを命じられるが、嫌で自殺未遂を図った。その際、逸れた銃弾が救に当たってしまう。 緋之一沙(ひの いっさ) 所構わず睡眠に苛まれる13歳の少年。「#3 眠れる森の少年」で那智の旧友・優城に"概日リズム睡眠障害"と診断され、治療を受けることになる。 望月優也(もちづき ゆうや) 一沙の友人。 JD(じぇいでぃー) カイル&サマンサの最愛の息子。「#4 friendship」で意識喪失と痙攣の発作に苦しみ、からかわれることを嫌って登校拒否と服薬拒否だったが、煌に説得されて教師とクラスメイトに事情を打ち明け再び学校に行くようになった。当初の予定ではアンハッピーになる筈だったが、担当によりハッピーエンドに変更された。 吉條ゴン太 煌をからかう悪ガKIDS。煌と蘭らと同じマンションに住むゴン太は煌の姉の蘭が大好き。 ミックス第1巻に収録された「#5 pretty knight」で初登場し、ゴン太が可愛くて阿呆なので、すぐさまマブダチのタイスケとセットでレギュラーに決定した。 タイスケ ゴン太のマブダチ。「#24 恋する流星」で桃花とつき合うが、彼女がゴン太を馬鹿にするのが許せなくて平手打ちをくらわせて別れ、ゴン太と元の友人に戻った。 彩名ことり(あやな - ) ゴン太らのクラスメイト。「#8 独りぼっちのアリス」で、自分の体や見ているものが大きくなったり小さくなるように感じる不思議の国のアリス症候群に苛まれるが、煌のアドバイスでゴン太に励まされ友人になる。 クエンティン・チェイン 煌の知人のエクソシスト。ベリーショート。外見も名前も言葉使いも服装も何から何まで男性そのものだが、実はれっきとした女性で絶賛彼氏募集中。煌とは何度か共闘したことがあり、作中では「#10 グランドファーザー」に続き「囚われの姫君」「悪魔のささやき」で3回目になる。エクソシストの世界も不景気であるため、本業が暇な時はバイトしている。事情があって"ラクリマ"を収集しており、悪魔祓いを行う毎に必ず患者の涙を"ラクリマ"と呼んで小瓶に受け止め、それを不思議がった煌に問われるもいつか話すと告げた。 マリン 祖父の時貞を失い"燃えつき症候群"で抜け殻のようになるが、煌とクエンティンのサポートで祖父の魂と決別した。介護のために別れた恋人の篤と和解した。 晴海ノブ吉(はるみ のぶよし) 東雲高校1年B組の爆裂ヤンキー。「#11 君想う 故に我あり」で薬師寺高等学校の久遠に恋する。 由羅久遠(ゆら くおん) 男装女子。幼い頃、性的虐待を受けて以来、身を守る鎧として男装を始めた。 紫葉咲ジュン(しばざき じゅん) ゴン太らのクラスメイト。「#13 ファンタジア」で出張ばかりの父のいない寂しさから空想癖に陥り、睡眠時無呼吸症候群を心配している。 アスラ サキュバスの少女。救の優しさに惹かれ、彼を恋するもフラれた。 アスラの母 サキュバス。救に恋した娘の想いを成就させようと彼を夢の中に引きずり込み、救おうと潜った煌を圧倒し娘のモノになれと救を脅迫するも拒絶された。 ミキ ごく普通の少女。「#16 秘め事」で父親の浮気を目撃するも夫を愛する母親を思い口に出来ずに過食症に陥り過食嘔吐を繰り返していたが、事情を知った母親が離婚により母娘2人で生きることになり心の平穏を取り戻す。 ハチミツゆず、鎖紅夜(さくや) 続編の「#17 ラストダンスを君に」に登場したイケメン男装コスプレイヤー。末期癌で余命幾ばくも無いルビの素敵な男性とダンスしたいという夢を叶えようとする煌に頼まれたノボルに紹介され、彼女の仕事を手伝った。 せりな 「#18 君のためにできること」でチョコレート膿腫を患っている。宇良に支えられ、手術を受けて回復したら結婚することになった。 宇良(うら) せりなの恋人。職業は美容師。 朝比奈ゆま(あさひな - ) 光東小学校に通う女の子。「#19 - 20 ジキルと嘘つきハイド」で細胞破壊薬ブラッド・レインを注射される。事件解決後、ただのビタミン剤であることが判明した。 朝比奈琢磨(あさひな たくま) 精神科医で、ゆまの父親。事件を知り拳銃自殺を遂げた。 レイヴン稲守(れいぶん いなもり) 心理カウンセラー。神父みたいな口調で連続殺人犯も懺悔に導くため、梶刑事にキリストみたいな男と評される心理分析チームのホープ。日本人とイタリア人のハーフだが、日本生まれの日本育ちでイタリア語がわからないという中身は100%日本人。 萩原純平(はぎわら じゅんぺい) 第2の人格アットーレにより人格崩壊に追い込まれかけるが、煌に救われる。 久我憧夢(くが どうむ) 続編の「#21 - 23 囚われの姫君」に登場した"殺人鬼の夢"専門のダイバー。19歳。本名は「鮎原憧夢(あゆはら どうむ)」。 超能力番組に出演しては殺人鬼の手掛かりを入手、警察の犯人逮捕に協力している。しかし、ダイブしてみないと相手はどんな殺人鬼かわからず、ダイブ先を選ぶことは出来ない。幼い頃、殺人鬼に殺されかけたことを機に能力が覚醒した。殺されても被害者を救うと殺人鬼に刻まれた右手の傷に誓ったが、死んだら他人を救うどころか自身の人生が終わることを理解できていない。更には、恋愛は仕事の邪魔だと思い込んでおり、命の恩人だと自身に恋したルナを振った。「#34 レクイエムII」でいつものようにダイブして連続少年強姦殺人犯に犯されかけて恐怖に囚われ、煌の過去も知らずに八つ当たりしてしまったことを恥じて彼女の父親を殺した犯人の夢にダイブするも殺されてしまう。表向きの死因は、あくまでも心臓発作である。自身の死後、少年を犯して殺していた犯人は自首した。 身長162cm、体重50kg。B型。 星野ルナ(ほしの - ) 森の中に迷い込んで殺人鬼に拉致された少女。ダイブした憧夢に亜依という女の子に間違われていると告げ、助けて欲しいと懇願した。使命のためには恋は邪魔だと思い込んだ憧夢にフラれるが、それでも彼を恋し続けた。「レクイエム」で憧夢が夢の中で殺された際、TV局の呼びかけで彼に救われた人々の第一陣として那智の部屋に集まった。 蒼岳(あおい がく) 「囚われの姫君」に登場した殺人鬼。10歳の時、自身を"がっくん"と呼ぶ幼馴染の女の子・暮林亜依(くればやし あい)と一緒に小学校に登校する途中、突っ込んできた無免許運転の車により亜依は即死、自身は軽傷で生き残るも亜依の死を受け入れられなくて18年間苦しみ続け、彼女に似た少女を拉致監禁しては殺す殺人鬼と化してしまう。煌に亜依の死を認め受け入れるよう諭され、自首した。 桃花(ももか) 名字は不明。ゴン太やタイスケと同じ小学4年生の女の子でゴン太に想いを寄せられるが、実は彼に内緒でタイスケとつき合っていた。しかし、自身に告白してきたゴン太を嘲笑したことでタイスケの逆鱗に触れて破綻した。 カレン 夫アダムを交通事故で亡くして乳飲み児リトル・アダムを抱えるアメリカ女性の未亡人。「#25 ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」で5ヶ月後にゾンビになって帰宅したアダムと近所に内緒で暮らし始めるが、身体の腐敗が始まったことで限界を迎えてしまう。クラブ雷電のブンに相談して煌を紹介してもらい、彼女により夢の中でアダムに会いに行きリトル・アダムを抱きたがっていた夫に抱かせてやる。 KOU(コウ) シュン汰の同僚。ゲイで彼に想いを寄せている。 伊鈴(いすず) シュンのマンションで強盗に殺された女子大生の霊。彼の優しさに触れて一緒に連れていこうとしたため、煌に炎を喰らいそうになるもシュンに庇ってもらい彼に懐いて同居することになった。 紅椿(くれない つばき) 23歳のヤンママ。「#26 僕と彼女のDiary(前編)」の冒頭で浮気した夫・龍二を相手に夫婦喧嘩を繰り広げるも根は仲良し夫婦だったため、煌に別れろと言われたら庇い合いを始めたりする。「#28 ヤンキーソウル(前編)」で息子・竜也の演劇発表会に行く途中、青涙(せいるい)中学の不良3人組の喫煙を注意して刺殺されてしまう。煌の身体を借りて竜也に叱咤激励した後、自身を殺した不良どもに嫌がらせをして自首に追い込む。 紅龍二(くれない りゅうじ) 椿の夫。無職、25歳。パチンコと浮気の常習犯だったが、「#29 ヤンキーソウル(後編)」で妻の死を機に就職活動に勤しむようになる。 紅竜也(くれない たつや) 椿と龍二の息子。小学1年生。 鈴木武智(すずき たけち) 心の病気から自殺騒ぎを起こすが、煌のアドバイスで母親と和解して仕事を手伝うようになる。 ジェルマン・オルケスタ 「#30 - 31 悪魔のささやき(前編・後編)」で、クエンティンに弟子入りを申し込む少年。悪魔に憑依された兄ヴァイがエクソシストの力を超えるほどに悪魔が強力だと悟って自殺したため、悪魔を憎んでいる。 クレメンス 神父。煌が頭の上がらない相手。クエンティンに水嶋母子を悪魔から解き放つよう仕事を依頼した。 水嶋ゆず(みずしま - ) シングルマザーの母・真知と2人暮らしの8歳の男の子。生活のためと知りながらも寂しさから悪魔に憑かれたふりをしたが、本当に悪魔が現れ煌と共に魂を連れ去られてしまう。紆余曲折の末に、人間界に戻り母親と和解した。 木曽珊瑚(きそ さんご) ツカサの姉。28歳。昼も夜も働いて弟の面倒をみていたが、彼が17歳の時に親の遺した借金のかたにヤクザに連れていかれ、娼婦にされ客を取らされていた。薬漬けの所為で人格が崩壊してしまうが、大好きなインディーズ曲「月影」を煌が歌って聞かせたことで一時的に人格を呼び戻され、長期戦になるものの本格的な治療を受けることになる。 斑鳩(いかる) 「#33 - 35 レクイエムI - III」で登場した殺人鬼。人間を殺すのが快楽であり、嘗て煌の父親を殺した犯人である。「#34 レクイエムII」で煌に対する暴言を恥じた憧夢が捕まえようとして夢に潜入(ダイブ)したのを逆に嬲り殺し、魂だけでも救おうとした煌を翻弄して再び姿を消した。 聖人(せいじ) 「#36 メランコリー」でヨウスケを死なせようとする悪霊。 泰地の友人。うつ病によりマンションのベランダから投身自殺して悪霊と化し、泰地とヨウスケを死の淵に引きずり込もうと企む。泰地とヨウスケの同居も生前の自身の部屋に住まわせるよう仕組んだことであり、罪の意識に苛まれる泰地に憑依して部屋を抜け出し彼にまんまとヨウスケを彼に殺させたつもりだったが、それを看破した煌の罠に嵌まって彼女の炎で成敗された。自身がつらい思いをしたのだから、他の奴も同じ思いをさせてやるという腐った考えに転落してしまった。 上司 #38「Goodbye Mother(前編)」に登場したセクハラ女。姓名不明。ヨウスケが勤務していた会社で彼や他の餌食にと目をつけた若い男性社員にSEXを強要していたが、ヨウスケのうつ病の原因を調べる煌に助けてやると言われた男性社員の手引きで現場の写真を撮られて辞職するよう告げられた。 迅(じん) ヨウスケの叔母・杏慈の主治医。我が子同然のヨウスケが見舞いに来なくなって心配していたが、煌から彼がうつ病を発病したと聞き驚く。 如月杏慈(きさらぎ あんじ) ヨウスケの育ての母。躁うつ病で入院しており、躁とうつを頻繁に繰り返す"ラピッドサイクラー"と呼ばれる躁うつ病患者。
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