「江戸の牙」構成員とは? わかりやすく解説

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「江戸の牙」構成員

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 08:38 UTC 版)

江戸の牙」の記事における「「江戸の牙」構成員」の解説

剣 精四郎(つるぎ せいしろう) 本所方与力にして「江戸の牙首領格。 伝十郎半兵衛見習い達からは「剣さん」、紫乃からは「剣様」と呼ばれている。 武芸にも秀でており、二刀使いを得意としている。 常時隙を見せない用心深さと強い意志力克己心持ち色仕掛け買収なども通じない大番頭朝比奈軍兵衛とは祖父の代からの主従関係であり、その人間性と腕を見込んだ彼の依頼を受け、自らの支配下にある本所方の部下・仲間から構成される特命捜査班「江戸の牙」結成、その首領格納まり部下たちに毎回捜査指示与え立場ではあるが、時に御家人ムシリの浪人第7話第14話第18話)や月代町人第19話)に変装して潜入捜査をするなどの行動力溢れている。 その軍兵衛の第17話での台詞曰く出世を望まず、妻も娶らず、命を惜しまず天下腐敗闘う男」。 ただ、固いばかりではなく人情ユーモアもきちんと解し時には芸者遊びもするよう(第3話)で、バランス取れた人物見受けられる表向き役職である本所方の職務立場には大いに不満があるようだが、反面その気楽さ気に入ってもいるらしく、気の合う部下と言うより仲間囲まれて、結構楽しく日々送っている。 仲間たち見習い同心三人組含めて)のことを常に気にかけ、時に優しく時に厳しく接しながら、彼らを守ることを忘れない、悪を決し許さない正義感が非常に強い心優しきリーダーである。 趣味釣り。本来の職務が暇であり、且つ職務屯所が川に程近いのをいいことに、ほぼ毎日釣り三昧毎日送っている。結構な獲物釣り上げることもあり、「食費浮いて助かる」、と勘定役の半兵衛喜ばせてもいる。 討ち入りの際にかける襷は、襷状の数珠その際口上述べるのも、首領たる彼の役目である。 第26話では、大刀下げ緒から託され御守り下げて最後の闘い臨んだ大熊伝十郎おおくま でんじゅうろう) 本所屯所居候決め込んでいる浪人。 剣・半兵衛兵助紫乃からは「伝さん」、見習い達からは「居候「あの男」「伝十郎さん」と呼ばれている。 元南町奉行所隠密同心悪人達から「鬼」とまで呼ばれ恐れられていた凄腕であった。しかし、第3話時点から二年前密輸事件追っている最中待ち伏せ遭い部下二名殺され自身負傷、さらにそれを「捜査上の失態」と断ぜられて職を追われ浪人となったその後、剣に拾われ本所方に着いたらしい。 髷は一応結っているものの、ぼさぼさ蓬髪無精髭身なりだらしなく日がな大酒食らってゴロ寝てばかり止めに腰のものは竹光、と食い詰め浪人絵に描いたよう人物実際、金には不自由しているようで、第14話では手持ちの金が足りないばかりに剣の後を追えず、危うく同話での出番をなくすところであった。しかも、その金の無心のために、紫乃相手嬉しそうに博打真似事をしてみせ、彼女を呆れさせていた。 また、第16話で斬り合った際にかぎ裂きだらけになった服を、繕いもせずにその後着込んでいた所を見ると、どうやら着替えさえ持っていないらしい。 無口かつ無愛想暴力的とまでは言わないものの、口より手が先に出るタイプ。しかし、部下もしくは目下のものを思い遣る気持ち強く、またその操縦法にも長けている意気込みばかり強くてしくじり通し見習い三人組を、舌打ちしながらもまめにフォローし時に叱咤してやり(主に拳と脚で、だが)、逆説的ながらも捜査についての様々なことを教えてやっているのは、事実上本所方では彼だけなのである(他の面々全員放りっぱなし)。 非常に義理堅い性格でもあり、その昔浪々の身を拾ってもらったに対して未だ多大な恩義感じており、任務のため、ひいては剣のためならば、「命を捨てる覚悟はできている」と真顔述べている(第3話)。 おそらく、本所方の面々の中で唯一の妻帯経験者愛妻・加恵とは仲睦まじい夫婦生活送っていたが、彼の苛烈なまでの捜査活動対す報復として襲撃受けた際、誤って自ら彼女を斬ってしまった。剣曰く、彼が普段竹光持っているのは、このことが原因第16話何故か舟大工技能持っているらしく、第3話半兵衛の言に曰くあの人にしか舟の修理ができねえ」とのこと第1話にて一人で舟を岸に押し上げている光景から、かなりの大力持ち主推察できる戦闘に際しては、その大力強調する意図があってか、両手使い一刀流力感あふれる闘いを行う。 第15話で、腕利き浪人苦戦する兵助に代わってこれを引き受け最後に勝利した所を見ると、剣術に関して兵助より腕が上のようだ。周りからの評価高かったらしく、御前試合への出場経験まで持っている第20話討ち入りの際にかける襷は、空色細布。やたらと長いらしく結び目大きさ異様に目立つ。(なぜか第9話第11話第12話では、薄紅色の布で襷掛けをしている)またその際、大抵着物の裾を尻っ端折りにしている。 討ち入り直前には、事前準備として普段佩いている刀の刀身を、竹光から本身入れ換える描写見られる第4話以降からは、酒好きの彼らしく、この際酒しぶき刀身浴びせて清めるようになった好物あるらしい第12話政吉出した途端に居眠りから目覚めたり第23話では普段無愛想な彼が、佐助差し出され前に破顔する辺りに、それが表れている。 任務のあるなしに係らずちょくちょく賭場顔を出したり、賭場半兵衛しつこく「後一勝負!」などとせがんでいたり(第18話)、退屈しのぎ紫乃相手チンチロリンをしたり(第14話)など、どうやらこれで結構博打が好きであるらしい金丸半兵衛かなまる はんべえ本所同心本所方の勘定役も兼任しており、自ら「本所方の主」とうそぶいている。 剣・伝十郎兵助からは「半さん」、紫乃からは「半兵衛さん」、見習い達からは「金丸さん」と呼ばれている。 職務柄か生来性格なのか、とにかく金に細かい。 本所屯所にいる際はほとんど帳簿をにらみながら算盤弾いており、兵助とは、毎日のように金を貸せ貸さない問答繰り返している。 そんな彼の特技は、味覚嗅覚鋭く薬学関係に造詣が深いこと。 愛想良さ親しみやすい風貌から聞き込み潜入捜査も得意。 第4話ではそれらの特技縦横駆使し八万強奪事件の解決糸口掴んだまた、異常なまでの記憶力持っており、第14話では捜査資料探しているさぶや純に対して、その在り処に関して正確な指示与えた上、内容を諳んじてさえ見せた。 剣もこれを頼りにしていて、第15話では20年前の伴天連盗賊の手配書について彼に質問をし、彼もまた澱みなく答え返していた。 さらに、なぜか錠前破り技術まで持っており、第26話では懐に隠した針金使って牢の錠前開けていた。 戦闘に際しては、組み立て式仕掛け短槍闘うが、刀も時々使い場合に応じて短槍との同時使用第13話)も行い体術での投げ技併用する第20話) 腕自体はなかなかのものだが、どうも今一つ危なっかしい部分があり、斬り合いの際に時々危機陥ったりもする。 討ち入りの際にかける襷は、黒い細紐。また、兵助同じく両手に黒い手甲着ける。 女性アレルギー気があるようで、女郎しなだれかかられた際にくしゃみ連発していた(第8話)。 人情厚く心優しい面も持ち合わせており、第10話においての万三新吉対す接し方から、それが垣間見える子供にも優しく非番の時は近所の子供達と一緒に遊んだりもしている(第26話嗅覚が鋭いせいか匂い拘るようで、「いい女匂いでわかる」と言った兵助に「どんな匂いだ?」と盛んに問い質していた(第22話) 「よさく」と言う伝書鳩飼っている(第20話間 兵助(はざま ひょうすけ) 本所同心。 剣・伝十郎半兵衛からは「兵さん」、見習い達や紫乃からは「間さん」と呼ばれている。 元養生所見廻り同心で、第22話時点から三年前までは同職に就いており、その際土蜘蛛一味探索活動にも従事していた。 とにかく女が大好きで、本所屯所にいない時はほとんど女郎屋にいるくらいだが、買うのはほとんど馴染みのおひでである。 連日女郎屋通いのせいで、いつも金に困っており、半兵衛拝み倒して給金前借り繰り返している。 しかし、支出多さゆえそれでも追いつかず、今ではツケでおひでを買っている始末で、毎日のようにおひでに「金払え!」と言われ追いかけ回されている。 本所屯所にまで押しかけられることも珍しくないため、この二人、今ではほとんど本所公認の仲でそこを見込まれ敵地偵察カモフラージュとして、「夫婦と言う触れ込み二人揃って旅行出たこともある(第5話)。 特技黒色火薬製造技術持ち、またその扱い長けていること。 戦闘での使用手投げ弾手製大筒バズーカ砲])がその主な用途であるが、それ以外も本所方扱い事件の解決一役買ったり(酒徳利仕込んだ閃光弾第4話)、悪人達を屋敷ごとまとめて爆殺したり(第1話第10話)、あれこれ役立っているようだ火薬用いて以外では、片手持ちの刀で斬り付ける順手でも逆手でも使うが、逆手の方が多い)、素手で拳撃を見舞う、体術投げ飛ばす手裏剣投げ付ける第3話第7話)などあの手この手器用に闘うが、半兵衛同様どこか危なっかしいところがある。 第1話では半兵衛代わる代わる危機に陥り、そのたび互い助け合っては「一つ貸しな」「これで帳消し」などと言い合っていた。 からくりにも詳しいようだが、第6話での佐之介のからくり火薬玉時限爆弾)には歯が立たず結局解体には失敗してしまった。 さらに薬学関係の知識持っているようで、第10話では敵の見張り役を騙して睡眠薬入り寿司食わせ無力化させていた。 知識ばかりでなく、忍者顔負け体術をも持ち、それを活かして捜査対象の邸などへ忍び込んだりもする(第13話) また半兵衛同様に聞き込みなども得意とする討ち入りの際にかける襷は、半兵衛と共通の黒い細紐だったが、第12話以降差別化のためか、白地紅色模様入った長布を使うようになり、半兵衛同じく両手に黒い手甲着ける。 また、: 覗き趣味持っており、ツケカタにおひでのいる女郎屋下男代わりにこき使われる羽目になった際、障子覗き穴だらけにして、おひでに呆れられていた。 なお、第21話では「風邪をひいた」との触れ込みで、冒頭終盤に少し顔を出しただけで事実上休業していた。 「いざという時のために」髷の中に常に火薬導火線隠し持っている第26話橘 紫乃たちばな しの本所方の面々衣食住面倒を見ている女性。 剣からは「紫乃さん」と呼ばれている。 本所方にあっては紅一点美女で、見習三人組曰く掃き溜めに鶴」。 江戸の牙構成員としても紅一点女性にしかできない類の捜査(と第1話で剣が述べた)を時折担当するのみで、戦闘には基本的に参加しないが、武芸の腕もかなりのもので、いざ戦闘となれば逆手持ち短刀武器果敢に闘う第26話では、伝十郎勧めで興念寺(朝比奈家菩提寺)に身を隠し江戸の牙唯一人捕縛されずに済んだ。 そのため、彼らの代わりに単身蟄居中の軍兵衛の屋敷忍び込む脱走した彼らと共に軍兵衛・救出作戦に加わるなど、八面六臂活躍見せた最後には、守って三河同道していった。 第1話で、過去剣に恩義受けた、と話している。 江戸の牙への参加志願直接動機は、それに対する「御恩返し」なのだが、その「恩義」については劇中語られなかった。 将棋知らないが、挟み将棋知っている第23話) 伝十郎博打真似事につきあわされたこともある(第14話

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