囲碁 競技としての囲碁

囲碁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 05:18 UTC 版)

競技としての囲碁

段級位制度

囲碁の力量を数値で表すための段級位制度が存在している。アマチュアとプロで認定の仕組みが異なっており、アマチュアでは日本棋院関西棋院が認定をしている。

アマチュアは、初心者は30 - 50級から始まり、最高位は八段である.。段級位の認定を受ければ、免状を発行してもらうことができる。

プロは初段から始まり、最高位は九段である。プロ棋士同士の対局の成績によって昇段が行われる。

囲碁の大会

日本では室町時代末期から棋士による大会が行われていた。20世紀に入り日本棋院が設立されると、新聞社の協賛により多くの大会が開催されるようになった。また、戦後からは韓国・中国を中心として世界規模の大会も開催されるようになった。

プロ組織

日本中国韓国台湾に囲碁のプロ組織がある[18]

日本では1612年に江戸幕府の下御城碁が始まり、家元四家制が成立し、棋士の収入と身分が保証されたが、明治維新の際にその制度は崩壊した[19][20]。以後、各派が分かれて活動したが、1924年に各派がまとまって日本棋院を設立した[20]。日本棋院は各種棋戦実施・免状発行のほか、書籍・用品の販売などを行って収入を得て、プロに賞金を与えるとともに、職員を雇用する[19]。韓国では1945年に韓国棋院の前身となる漢城棋院が、中国では1962年に中国囲棋協会が設立され、のちにそれぞれプロ制度が確立した[19]。財政的には各種棋戦のスポンサーとして新聞社が大きな役割を占める[19]

現在の日本のトップ棋士

現在の七大タイトル保持者
棋聖 井山裕太(32) 9連覇 王座 芝野虎丸(22) 2連覇
名人 井山裕太(32) 2連覇 天元 一力遼(24) -
本因坊 本因坊文裕(32) 10連覇 碁聖 井山裕太(32) -
2021年名人戦挑戦手合終了時 十段 許家元(23) -

注釈

  1. ^ 日本の公式戦で使用される囲碁のルールである「日本囲碁規約」の規定上は対局者が合意しないと、無限に続く可能性もあるため、有限なゲームとは分類されないが、事実上有限なゲームで、広くプレイされているゲームであるため、適切な停止条件を考慮した上で、二人零和有限確定完全情報ゲームとして研究されている。
  2. ^ 実際に「信長から名人の称号を受けた」かには異論もある。詳細は本因坊算砂を参照。
  3. ^ あくまでも、権利であるため、パスをして相手に手番を渡すことが認められる[5]
  4. ^ 「直前」のみならず、対局中のすべての同一局面の再現の禁止はスーパーコウルールと呼ばれる。日本ルールでは採用されていない。
  5. ^ 双方の石ともに打たれていない点のこと

出典

  1. ^ a b c 囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年7月31日閲覧。
  2. ^ 囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年7月31日閲覧。
  3. ^ 囲碁,棋聖戦,上達の指南” (日本語). 読売新聞 囲碁コラム. 2021年7月31日閲覧。
  4. ^ ふりがな付きの使用例:日本棋院発行の月刊碁ワールド2012年10月号38ページ、週刊碁2012年11月19日号18面1段最終行。
  5. ^ a b Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第1条・第2条|囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  6. ^ Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第13条・第14条|囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  7. ^ Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第4条|囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  8. ^ a b Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第5条|囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  9. ^ 囲碁の基本:囲碁の打ち方 アタリ|囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年8月4日閲覧。
  10. ^ 囲碁の基本:囲碁の打ち方 石を打てない所|囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年8月4日閲覧。
  11. ^ 着手禁止|囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年8月1日閲覧。
  12. ^ a b 囲碁の基本:囲碁の打ち方 コウ|囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年8月4日閲覧。
  13. ^ a b c 囲碁の基本:対局のルール・流れ|囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年8月1日閲覧。
  14. ^ Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第8条|囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年8月4日閲覧。
  15. ^ a b Ⅳ 日本囲碁規約改定の概要(6)「ダメ詰め」、「手入れ」の交互着手原則(根拠の明確化)|囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  16. ^ Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第9条|囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  17. ^ Ⅱ日本囲碁規約(ルール)逐条解説 第11条・12条|囲碁の日本棋院” (日本語). 囲碁の日本棋院. 2021年8月2日閲覧。
  18. ^ 日本棋院棋士採用規程平成30年12月4日改定
  19. ^ a b c d 岩橋 培樹 東アジアに展開される碁ビジネス -現代的な創造産業としての現状と可能性-(2009年)
  20. ^ a b 松本忠義 囲碁史における定説・通論研究の基礎、方法論
  21. ^ The Sadness and Beauty of Watching Google’s AI Play Go”. WIRED (2016年3月11日). 2016年3月12日閲覧。
  22. ^ 世界の囲碁人口分布図
  23. ^ 「レジャー白書に見るわが国の余暇の現状」
  24. ^ a b c Combinatorics of Go”. tromp.github.io. John Tromp, Gunnar Farneback. 2018年12月22日閲覧。
  25. ^ 将棋における実現可能局面数について”. www.nara-wu.ac.jp. 篠田正人、奈良女子大学理学部. 2018年12月22日閲覧。
  26. ^ a b c d e f g h i 美添一樹「モンテカルロ木探索-コンピュータ囲碁に革命を起こした新手法」『情報処理』第49巻第6号、2008年6月15日、 686–693。
  27. ^ a b Yen, Chen, Yang, Hsu (2004) "Computer Chinese Chess" Archived 2015年7月9日, at the Wayback Machine.
  28. ^ 田中哲朗、「ゲームの解決」 『数学』 2013年 65巻 1号 p.93-102, doi:10.11429/sugaku.0651093
  29. ^ コンピューターにプロ全勝 九路盤、巧みにミス誘う” (日本語). 朝日新聞. 2018年12月22日閲覧。
  30. ^ 「第1回囲碁電王戦」プロ棋士の張豊猷八段と平田智也三段がコンピュータに全勝” (日本語). マイナビニュース (2014年2月11日). 2018年12月22日閲覧。
  31. ^ a b c なぜ「囲碁」だったのか。なぜ「10年かかる」と言われていたのか──AlphaGo前日譚|WIRED.jp” (日本語). WIRED.jp. 2018年12月22日閲覧。
  32. ^ 日本棋院「別冊囲碁クラブNo.37囲碁雑学ものしり百科304ページ「岡目」の項 昭和56年12月」
  33. ^ おかめはちもく”. goo辞書(デジタル大辞泉). 2020年9月24日閲覧。 ただし「八目」が「八手先」を指すと解釈するのは無理がある。





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