山本邦山とは? わかりやすく解説

山本邦山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/23 14:29 UTC 版)

山本 邦山(やまもと ほうざん、1937年10月6日 - 2014年2月10日)は、滋賀県大津市出身の尺八演奏家、作曲家。元東京芸術大学教授、人間国宝。本名は山本泰正(やまもと やすまさ)。長男は尺八奏者の二代 山本邦山(二代目襲名前は山本真山)。

経歴

  都山流尺八演奏を、父である山本鵬山に習う。のち中西蝶山門下に入る。

録音作品

  • ニューポートのシャープス・アンド・フラッツ(1967年) - 原信夫との共演。
  • スタンダード・ボッサ(1968年) - 宮間利之との共演。
  • 銀界(1970年) - 菊地雅章ゲイリー・ピーコック村上寛との共演。
  • 日本の詩 尺八でつづる日本のメロディー(1974年) - 編曲・指揮:早川正昭東京ヴィヴァルディ合奏団との共演。
  • 竹の組曲(1975年) - 前田憲男、荒川康男、猪俣猛との共演。
  • エターナル・エコー(1979年) - 佐藤允彦富樫雅彦との共演。
  • スリー・マスターズ(1980年) - 佐藤、富樫とのドイツでのライブ録音。
  • 無限の譜(1980年) - 佐藤、富樫と『銀界』の続編として製作されたアルバム。
  • 中島靖子の音楽(1981年) - 箏曲演奏家・中島靖子との共演。
  • アフィニティ(ヘレン・メリルのアルバム、1982年) - 佐藤、井野信義、富樫と共に録音に参加。
  • BREATH(1984年) - 山下洋輔、富樫との共演
  • 遥かなる地より(1997年) - パリでマリンバとデュオ録音、ウィーンで世界発売。
  • 石垣征山作品集 (2003年、日本伝統文化振興財団)
  • 山本邦山作品集成 1 - 8(2006年、日本伝統文化振興財団)

作曲

  • 二本の尺八による「双宴」
  • 二本の尺八と打楽器・声による「韻」
  • 尺八と打楽器による「輪響」
  • 尺八とピアノのための「掛合と融合」
    以上は『山本邦山 作品』(日本芸術文化振興会国立劇場調査養成部調査資料課監修・編集、現代の日本音楽 国立劇場委嘱作品シリーズ、春秋社、2006年、ISBN 978-4-393-90057-4)収載
  • 壱越
  • 信楽絵巻
  • 箏・十七絃による小組曲

音楽担当

著作

  • 『尺八演奏論』(出版芸術社、2007年)
  • 『山本邦山 〜人と竹〜』(出版芸術社、2009年4月) - 人間国宝認定後の軌跡を綴る。

脚注

  1. ^ a b c d 人間国宝の尺八奏者・山本邦山さんが死去 映画音楽なども担当 Archived 2014年2月23日, at the Wayback Machine. サンスポ 2014年2月10日

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「山本邦山」の関連用語

山本邦山のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



山本邦山のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの山本邦山 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS