精舎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 08:05 UTC 版)
仏教用語 ヴィハーラ、ビハーラ |
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アジャンター石窟群(世界遺産)
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サンスクリット語 | विहार vihāra |
中国語 | 精舎 (拼音: jīng shè) |
日本語 | 精舎 (ローマ字: sho-ja) |

精舎(しょうじゃ、विहार、Vihāra、ヴィハーラ、ビハーラ)とは、仏教の比丘(出家修行者)が住する修道施設、寺院、僧院のこと、また、その異名[1]。
精舎とは、精行者の所居なるをいい、精妙の謂ではないとされる。また平たく言えば、精進する者たちの舎宅を意味し、立派な建物を意味するのではないとされる。
釈迦在世の主な精舎として天竺五精舎(てんじくごしょうじゃ)と言われるが、その一覧は所説あり確定していない[2]。大蔵法数には以下が挙げられている。
ビハーラ
近年、各地の寺院などが、仏教精神を元に幼稚園や介護ケアサービスを行う施設、またターミナルケア(仏教版ホスピス)を有し、これをビハーラと呼ぶ場合がある。これについてはビハーラ (医療)を参照。
マハーヴィハーラ
マハーヴィハーラ(Mahāvihāra)とは「偉大なヴィハーラ」「大僧院」との意味。以下などの大規模な僧院を指して使われることもある[3]。
- ナーランダ大僧院(Nalanda Mahavihara)- インド、世界遺産
- ヴィクラマシーラ僧院 - インド
- オーダンティプラ僧院 (en) - インド
- ソーマプラ僧院 - バングラデシュ、世界遺産
- ラトナギリ僧院 - インド
- アヌラーダプラ・マハーヴィハーラ - スリランカ
脚注
- ^ 望月信亨 編『仏教大辞典 : 5巻,別巻第三巻』仏教大辞典発行所、1933年、ジョウジャ。doi:10.11501/1913357。
- ^ 望月信亨 編『望月仏教大辞典』 第2巻 (コーシ)、世界聖典刊行協会、1955年、ゴジョウシャジュトウ。doi:10.11501/3019198。
- ^ “Patronage and Authority: Buddhist Monasteries in Early Medieval India”. 2004年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年9月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
精舎
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2001年年末時点で、法鼓山が現在有する仏法高揚組織は、法鼓山仏教教育園区、農禅寺を除き、台湾全国に台北安和、台中、台南などの分院、および桃園の斎明寺、高雄紫雲寺、台東の信行寺などがある。 しかし近来法鼓山の活動に参与する人数が絶えず増加しているため、スペースの不足が生じ、故に仏教高揚、および各種の活動に使用できる中規模の道場を計画中である。 仏教経典の中に頻繁に現れる「精舎」と名づける。これは精進修行をする場所を意味し、四衆が仏法を修行し帰依を願うように喚起するものである。現在成立している精舎は、基隆精舎、中山精舎、中正精舎である。
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