扶桑皇国軍(TV版・劇場版)
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「ストライクウィッチーズシリーズの登場兵器」の記事における「扶桑皇国軍(TV版・劇場版)」の解説
九九式艦上戦闘機 扶桑皇国海軍の主力戦闘機。第1期第1・2話で登場。赤城に搭載されており、ネウロイを迎撃するために出撃したが、奮戦空しく全て撃墜されている。第2期第8話でも大和はじめ派欧艦隊の搭載機が迎撃に出たが大型ネウロイのビームに一掃された。モデルは大日本帝国海軍の九六式艦上戦闘機。 零式艦上戦闘機 九八式と並ぶ扶桑皇国海軍主力戦闘機。2期8話にて「千歳」「千代田」所属航空隊の機体が登場。零式艦上戦闘脚の技術を大きくフィードバックしており、軽快な運動性と、ウィッチが使用する九九式と同一の二〇ミリ機銃を装備する。小型ネウロイ相手ならば対抗可能と期待されているが、2期8話に出現した大型ネウロイに対しては、歯が立たなかった。モデルはその名前の通り、大日本帝国海軍の零式艦上戦闘機。 零式水上観測機 扶桑皇国海軍の水上観測機。劇場版にて登場。美緒が操縦。 二式飛行艇 扶桑皇国海軍の大型飛行艇。第2期にて登場。美緒と芳佳が欧州に向かうために使用した。通称「二式大艇(たいてい)」。非常に長大な航続距離と、大型機ならではの頑丈さを誇る。ストライカーユニット発進装置を搭載することも可能。 九五式小型乗用車(くろがね四起) 扶桑皇国が開発した四輪駆動の軍用車両。第1期第1話で美緒が芳佳の身辺を探る際に、副官の土方の運転で使用していた。 赤城 扶桑皇国海軍の航空母艦。史実での近代化改装後の姿であるが、塗装は真珠湾攻撃以前のもので、飛行甲板にミッドウェー海戦時のような巨大な日の丸は描かれておらず、艦載機に零戦も含まれていない。第1期第1・2・8・11・12話で登場。 遣欧艦隊の旗艦として、美緒と芳佳を乗せてブリタニアに向かう途上、ネウロイの襲撃を受ける。この時は艦橋の上半分を吹き飛ばされたり、ビーム兵器の命中弾を受けて中破したが、美緒らの活躍で沈没は免れた。 その後、ブリタニアにて修理を終えた同艦は、ガリアへの反攻作戦の第1陣として攻撃に加わる予定だったが、マロニー大将の謀略によって「STRIKE WITCHES」が解散させられたため、美緒と芳佳、ペリーヌを乗せて扶桑への帰路につく。だが、今度は暴走したウォーロックに襲われ、多数の命中弾を受けて沈没。その後ウォーロックによって艦体を利用され、巨大なネウロイの浮遊兵器と化した。同型艦として2期に登場した「天城」、カールスラント海軍に譲渡された三番艦、四番艦が存在する。なお、三番艦「グラーフ・ツェッペリン」は「白銀の翼」にてネウロイ化し登場している。 陽炎型駆逐艦 扶桑皇国海軍の主力駆逐艦。第1期第1・2話で登場。赤城の護衛として6隻で艦隊を組み、共にブリタニアに向かっていたが、ネウロイの強襲により「雪風」以外は全て撃沈または行動不能になってしまった。なお、艦名は「天津風」「雪風」「浦風」などが確認できる。全艦とも史実での2番主砲を25mm機銃に換装した対空兵装強化後ながら、塗装は戦時塗装前の状態であり、艦首両側面に駆逐隊番号、舷側にカタカナ表記の艦名が記されている。 大和 扶桑皇国海軍が対ネウロイ用の切り札的存在として地中海に回航された超弩級戦艦。第2期と劇場版にて登場。史実での1944年以降の対空兵装強化型の姿で登場。連合艦隊旗艦であり扶桑の象徴である。第2期第1話では、欧州への派遣のための準備で横須賀に寄港していた。史実ではその存在は極秘であったが、一般の女子学生である美千子が艦名や詳細を諳んじていた事から、作中では隠匿されていない模様である。前作で空母「赤城」艦長を務めた杉田が本艦でも艦長として指揮を執っている。 第8話にてロマーニャに向かう途上でネウロイとの初戦闘。距離60000よりネウロイを探知するなど、高性能電探を搭載しており、一撃では容易に損傷を負わない強靱さを見せつけたが、この時点で最強を誇る46cm主砲をもってしてもネウロイに致命傷は与えることはかなわなかった(他国の戦艦よりもダメージは与えられてはいたものの、再生速度が46センチ砲で与えるダメージを上回っていたためにほぼ無意味であった)。 さらにウォーロックの研究データを基に、鹵獲したネウロイのコアを10分間のみ暴走無しに制御できる「魔導ダイナモ」を搭載しており、最終決戦「オペレーション・マルス」では天城からの遠隔操作でネウロイ化され、飛行能力や自己再生能力を獲得している。ネウロイのコアが破壊されると同時に「大和」のネウロイ化も解け、海面に向かって垂直に落下、そのまま沈没したかに思われたが、最終シーンにおいて芳佳の「震電」や美緒の「烈風丸」とともに、外見に限って言えば特に大きな損傷もなく海岸に座礁している姿が描写された。 劇場版では美緒がブリタニア海軍とリベリオン海軍と共同で引き上げ作戦を行っており、前記のように大きな損傷がなかったためメンテナンスでブリタニアのポーツマス軍港で再航行可能な状態に復活。カールスラント方面のネウロイ掃討のために北海を航行していたが、芳佳と静夏の危急を知った美緒が、行き先を変更して、大和サイズのフロートを装備してライン川を遡上させた。最終戦闘で小型ネウロイをまとめて消滅させたり、超大型ネウロイに対し後方支援で砲撃を行い、その一撃がコアを露出させウィッチの援護を行うなど大きく活躍している。ライン川遡上以降は美緒の後任に任せられる予定。同型艦として二番艦「武蔵」も存在している模様。 高雄 扶桑皇国海軍の重巡洋艦。第2期で登場。戦艦大和と共にヴェネツィア方面派遣艦隊の一隻として、欧州へ赴く。同型艦「摩耶」のような、対空兵装の強化は行われておらず、20cm連装主砲5基の配置は健在。 第8話で新型ネウロイの集中攻撃を受け、機関に大損傷を負い、一方的な的になるところを、リネットのシールドと陽動によって救われる。アフリカの魔女シリーズ ケイズ・リポート2にも登場。 ドラマCDでは芳佳の親戚にして親友の美千子が、雲の形を本艦の艦橋に例え、土方と話題を弾ませたキッカケの艦でもある。小説版では、美千子と土方のやりとりは登場しない。 2期第11話では、ヴェネツィア上空のネウロイの巣に突入する「大和」を護衛する艦隊の一部として、同型艦の「摩耶」が参加している。 秋月型駆逐艦 扶桑皇国海軍の駆逐艦。主砲に九八式65口径10サンチ高角砲連装4基8門を搭載し、水雷兵装より対空火力を重視した防空駆逐艦である。第2期8話にて戦艦「大和」を旗艦とする扶桑皇国連合艦隊の1艦として登場、10話では「キング・ジョージ5世」級戦艦、戦艦「ビスマルク」などを中心とする多国籍艦隊の1艦として登場している。 第8話で「大和」からカタパルト発進する芳佳の背景を航行している艦は、舷側に「秋月(アキヅキ)」の名前が確認できる。前部マストは電探装備型ではなく、機銃の増備は後部高射装置部分のみ、後部マストに一号三型電探を装備する(史実ではこの装備内容で存在した時期はない)。 伊四〇〇型潜水艦 扶桑皇国海軍の有する、最大級の潜水艦。2期10話にてマルセイユ、エーリカを隠密浸透させるために出撃している。史実に置いては、水上攻撃機3機を搭載し、潜水空母と呼ばれたこともあった。ストライクウィッチーズの世界においては、ストライカー発進ユニット搭載への改修を受けている模様で、ストライカーを2機まで搭載可能である。作戦に参加した潜水艦は伊四〇〇型潜水艦であり、艦橋にナンバーが記されている。 天城 赤城の同型艦(共に元は天城型巡洋戦艦)。ストライクウィッチーズの世界においては赤城型空母二番艦(本来ならば天城型とされるべきであるが、作中では赤城型と表記されている)として完成している(史実では「長鯨」との改名が予定されていた)。1期のアフターストーリーであるゲーム「ストライクウィッチーズ 白銀の翼」では、ガリア解放を果たし解散することになった第501統合戦闘航空団の機材をロマーニャの第504統合戦闘航空団へ移送するために使用された。2期の「オペレーション・マルス」では大和ネウロイ化のコントロール母艦として使用されており、杉田などが乗艦していた。また、本最終作戦でウィッチーズの搭載艦ともなっている。劇場版でも医学留学のために三度目の渡欧をする芳佳と随行者である服部静夏を乗艦させてガリアのパ・ド・カレーに入港している。 千歳型軽空母 扶桑海軍の軽空母で千歳、千代田がある。水上機母艦からの戦時改造。小型で搭載できる航空機は少ないが、速力が速い。第2期第8話で扶桑艦隊とともに欧州に向かっていた時にネウロイによる攻撃に合い、搭載機を全機発艦させて攻撃しているが搭載機の半数を撃墜され、さらには護衛の巡洋艦高雄が攻撃を受けて大破したためリネットによる援護を受け大和を先頭に戦闘区域を離脱した。最終作戦「オペレーション・マルス」にも参加している。小説版では登場しない。
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扶桑皇国軍(ストライクウィッチーズ零)
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紀伊型戦艦 扶桑海軍の戦艦である。作中では新鋭艦と称され、扶桑海事変当時はこの艦級が扶桑海軍最新艦であった。1940年代までに紀伊、尾張、駿河、近江の四隻が竣工した。4隻で第二戦隊を編成する。完成後に扶桑海事変に投入され、最終決戦時に海軍のとある大将の策謀に使用された(史実では八八艦隊建艦計画で1920年代に計画され、ワシントン軍縮条約の煽りで未完成に終わった。ストライクウィッチーズの世界では天城型巡洋戦艦を空母に改装した上でカールスラントに譲渡した見返りに同国の研究していたダメージコントロール技術を受け取って建造されたために建造時期が1930年代にずれこんでいる)。船体規模は史実とほぼ同じだが、基準排水量が45000トンへ増大している他、艦橋構造は改装後の長門型戦艦に準じた構造となっている。主砲は紀伊と尾張が長門型と同様の41cm45口径砲だが、後期建造分の駿河と近江はさらなる次世代艦の大和型戦艦に46cm砲を積むためのテストも兼ねて41cm主砲の口径が50口径に拡大されている。
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